【全種掲載】小判の買取価格はいくら? 真贋の見分け方も解説!

日本といえば小判ってイメージありますよね。

海外でも人気の古銭ですね。

案外、祖父母の家から出てきたりして…。高値で売れたりするんですかね?

では、今回は小判について解説しましょうか。種類も結構あるんですよ。

小判はどんな貨幣だった?

小判
小判は、江戸時代に用いられた日本の金貨の一種です。
当時の呼び名は小判や金でしたが、現在の貨幣収集界では小判金と呼ばれます。

金の含有量が多く金貨としての質が良いため、現在も古銭として高い価値があります。

小判が活躍したのは江戸時代

徳川
小判は、安土桃山時代の末期から江戸時代の末期まで使用されました。
最初の小判が作られたのは、安土桃山時代の1595年(文禄4年)です。しかし、安土桃山時代はこのあと8年ほどで終わってしまいます。
それから江戸時代に入り、約200年以上に渡って流通しました。
小判は、江戸時代の経済には欠かせない金貨で、経済を支えた貨幣のひとつなのです。

当時の小判の価値は?

当時、小判は1枚1両にあたる金貨として使われていました。
では、1両はどれぐらいの価値にあたるのでしょうか?
古い資料によると、金1両があれば大工23人の日当が支払えたそうです。
大工

仮に、現在の大工の日当を1万円程度と仮定しましょう。
1万円×23人なので23万円ということになります。

たった1枚の小判で、それほどの価値があったなんて驚きです。

小判とはそれほどに価値のある金貨だったのです。

小判は今でも価値がある?

価値はあるの?
小判の買取価格は安い種類でも5万円を超え、100万円以上になる種類もあります。
当時から高額な貨幣だった小判ですが、価値が高いのは今でも変わりません。

その理由は、小判が金の含有量の多い金貨であり、珍しい古銭だからです。

金塊を叩く
小判は、金塊を叩くことで伸ばして作られています。
そのためとても薄型ではありますが、金貨としては比較的大きなものです。
ですから、他の金貨と比べても金の含有量も多めになります。
金を多く含む古銭は今でも評価が高く、高値が付きやすいのです。

さらに、小判は状態の良い美品の枚数がそこまで多くありません。
流通目的で作られた貨幣だったため、多くの人の手に渡るなかで劣化してしまったのです。

それはつまり、小判の美品はレア商品であり、プレミア価値が付くということになります。

それでは、小判の種類買取価格を具体的に確認していきましょう。

小判の種類と買取価格

一口に小判といってもかなりの種類があり、それぞれ買取価格も異なります。
それぞれの特徴をしっかりとおさえて、お手元の小判の買取価格を調べましょう。

駿河(するが)墨書小判

駿河墨書小判(京目一両小判)駿河墨書小判(京目一両小判)
駿河墨書小判は1595年(文禄4年)に製造を開始した、原型とも言える小判です。
表面には、「駿河京目一両」と墨で書かれ、サインである「花押」も添えられています。そのため「京目一両小判」とも呼ばれます。京目一両というのは、重さ4.5匁(約16.8グラム)の金を使った1両貨幣であることを意味します。資料も現物も少なく、小判の中でも非常に珍しい種類です。
買取市場に出品されることもなく、幻の逸品となっています。

  • 重さ:16.88g
  • 品位:金880/銀120
  • 発行年:1595年(文禄4年)
本日の買取価格
極美品

1,000万円

武蔵(むさし)墨書小判

武蔵墨書小判も1595年(文禄4年)から製造が始まりました。
武蔵の地で製造されたというわけではなく、流通地域が武蔵であることを意味します。駿河墨書小判との違いは、デザインと重さです。
まず、表の墨書は「武蔵壱両後藤」と書かれ、上下に「扇形の桐紋」の極印があります。
重さも4.8匁(約18グラム)あり、駿河墨書小判とは1g以上の差があります。
これは、小判のなかでも比較的重い部類です。

  • 重さ:18.00g
  • 品位:金880/銀120
  • 発行年:1595年(文禄4年)
本日の買取価格
極美品

1,000万円

慶長(けいちょう)小判

慶長小判オモテ
慶長小判ウラ

1601年(慶長6年)になると、徳川家康が定めた貨幣制度に基づく「慶長小判」が作られました。表面は、たがねで刻まれた「ござ目」の横線と、上下の「扇形の桐紋」が刻まれています。中央上部の文字は「壹两(いちりょう)」、中央下部の極印は金貨製造の責任者「光次」の花押です。

裏面中央にも「花押」があり、その他に製造者である小判師や、製造所である吹所の「験極印」が入っています。

光次は家康からとても気に入られていて、家康の遠征にも同行していました。
そして、貨幣への極印打ちも各地で行っています。
そのため、慶長小判には江戸座京座駿河座3種類があります。
ですが、現在の買取価格に差はありません。

  • 重さ:17.73g
  • 品位:金863/銀137
  • 発行年:1601年(慶長6年)
本日の買取価格
極美品

120万円

元禄(げんろく)小判

元禄小判オモテ
元禄小判ウラ
1695年(元禄8年)からは、新たに「元禄小判」が製造されます。表面には、たがねによる「ござ目」、「扇形の桐紋」、「壹两」、「光次」の花押があり、慶長小判と変わりません。
裏面も、中央の「花押」と「験極印」があることは変わらず、元禄の「元」の極印が追加されました。慶長小判は90年以上も市場で流通し続け、摩耗して状態が悪化していました。
削れたり欠けたりして品位も落ちてしまったため、改鋳が必要になったのです。

ただ、当時は金の産出量が減少しており、小判を大量に製造するのが困難でした。
対して、戦が減り人口が増えたことで貨幣不足に拍車をかけます。
そこで、元禄小判は金の含有量を大きく減らし製造枚数を増やしたのです。

  • 重さ:17.81g
  • 品位:金564/銀436
  • 発行年:1695年(元禄8年)
本日の買取価格
極美品 美品

130万円

100万円

宝永(ほうえい)小判

宝永小判オモテ
宝永小判ウラ

1710年(宝永7年)から、品位の低さが問題になった元禄金に代わり「宝永小判」が作られます。金の使用量を抑えたまま金の含有量を増やすため、かなり小型化されました。

表面のデザインは変わらず、たがねで刻んだ「ござ目」、「扇形の桐紋」、「壹两」、「光次」の花押です。
裏面も「花押」、小判師、吹所の「験極印」は変わらず、「乾」の文字が彫られています。

そのことから「乾字金」と呼ばれることもあります。

  • 重さ:9.34g
  • 品位:金834/銀166
  • 発行年:1710年(宝永7年)
本日の買取価格
極美品

70万円

正徳(しょうとく)小判

正徳小判オモテ
正徳小判ウラ
1714年(正徳4年)に貨幣制度が見直され、「正徳小判」の製造が開始されます。元禄以前の小判と同じ大きさに戻し金の含有量も増えました。
しかし、結果的には通貨の流通量を減らすことになってしまいます。
そのため、デフレを招いて物価が下落しました。民衆からの不満の声は大きく、半年ともたずに新たな小判に差し替えられます。

表面には「ござ目」、「扇形の桐紋」、「壹两」、「光次」の花押が打たれています。
裏面の「花押」、小判師と吹所の「験極印」がある点も従来の小判と変わりません。
ただ、裏面の花押が慶長小判よりも小さくなっています。
さらに、「光次」の「光」の6画目と「次」の4画目が重なる「重光次」が正徳小判の特徴です。

  • 重さ:17.72g
  • 品位:金857/銀143
  • 発行年:1714年(正徳4年)
本日の買取価格
極美品 美品

180万円

150万円

享保(きょうほう)小判

享保小判オモテ
享保小判ウラ
デフレを招いた正徳小判に代わり、同年1714年(正徳4年)に「享保小判」が作られます。表面のデザインはこれまで同様「ござ目」、「扇形の桐紋」、「壹两」、「光次」の花押です。
裏面の「花押」と小判師、吹所の「験極印」も変わりありません。
裏面の花押が慶長小判より小さいのは正徳小判と同様です。ただ、享保小判は「光次」の「光」の6画目と「次」の4画目が離れた「離光次」になっています。

  • 重さ:17.78g
  • 品位:金861/銀139
  • 発行年:1714年(正徳4年)
本日の買取価格
極美品 美品

38万円

32万円

元文(げんぶん)小判

元文小判オモテ
元文小判ウラ
1736年(元文元年)には、ついに品位を低下させた「元文小判」の発行が始まります。貨幣不足による不況への対策として、もはや品位を下げざるを得なかったからです。
デザインはほぼ変わらず、表は「ござ目」、「扇形の桐紋」、「壹两」、「光次」。
裏面が「花押」と小判師、吹所の「験極印」であることも変わりません。ですが、右上に「文」の字が打たれているので見分けるのは簡単です。

後の「文政小判」と区別するため、こちらを「真文小判」と呼びます。

品位を下げた元文小判を発行するにあたり、幕府は古い貨幣との交換を実施しました。
金の量が減った分、元文小判を多めに渡す形で交換されました。
それでも、回収した古い小判を金地金に替えることで幕府は利益を得られました。

  • 重さ:13.00g
  • 品位:金653/銀347
  • 発行年:1736年(元文元年)
本日の買取価格
極美品 鑑定書あり 極美品 鑑定書なし 美品

15万円

14万5,000円

13万5,000円

文政(ぶんせい)小判

文政小判オモテ
文政小判ウラ

元文小判の登場で景気は徐々に良くなっていきますが、幕府の経済難は続きました。そこで、1819年(文政2年)に更に品位を下げた「文政小判」が製造されます。

表の「ござ目」、「扇形の桐紋」、「壹两」、「光次」の極印。
裏の「花押」と小判師、吹所の「験極印」は変わりありません。
右上に「文」の字があるのは元文小判と同じですが、こちらは草書体になっています。

そのため文政小判の別名として「草文小判」という名前も使われます。

小判の品位が徐々に下がっていくことから、人々は新貨幣への交換に消極的でした。
また、二分判金などの他の貨幣の流通が増加したことも相まって、小判の流通は減少していきます。

  • 重さ:13.07g
  • 品位:金559/銀441
  • 発行年:1819年(文政2年)
本日の買取価格
極美品 鑑定書あり 極美品 鑑定書なし 美品

14万円

13万5,000円

12万5,000円

天保(てんぽう)小判

天保小判オモテ
天保小判ウラ

文政小判から品位を上げる名目で1837年(天保8年)に製造されたのが「天保小判」です。ただ、実際に金の使用量を増やしたわけではなく、小型化での解決を図っています。

表のデザインは「ござ目」、「扇形の桐紋」、「壹两」、「光次」の極印のままです。
裏は「花押」と小判師、吹所の「験極印」に加えて、右上に「保」の字が打たれています。

そのことから「保字金」と呼ばれることがあります。

この頃から、製造方法が手作業からローラーに変わりました。
均一かつ平坦に伸ばせるようになり、仕上がりが綺麗になっています。
そのため、品位の低さを感じさせない金貨に仕上がっています。

  • 重さ:11.20g
  • 品位:金568/銀432
  • 発行年:1819年(文政2年)
本日の買取価格
極美品 鑑定書あり 極美品 鑑定書なし 美品

14万円

13万5,000円

12万5,000円

天保五両判

天保五両判オモテ
天保五両判ウラ
天保小判と同じく1837年(天保8年)には、「天保五両判」という貨幣も製造されました。
その名の通り5両分の価値を持つ金貨です。表のデザインは「ござ目」、「扇形の桐紋」、「光次」の極印は同じで、額面が「五两」になっています。
さらに、表面の左右に丸枠の桐紋が追加されています。
裏は「花押」と座人、吹所の「験極印」、そして右上に「保」の字があるのは天保小判と一緒です。額面としては5両をうたっていますが、実際は1両小判の五倍にあたる金は含まれていません。

五両判で1両小判5枚を回収すれば、幕府が金を余分に回収できる算段だったのです。
しかし、その思惑はすぐに見破られ、市場での評価は非常に低い金貨となってしまいました。

  • 重さ:33.75g
  • 品位:金842/銀158
  • 発行年:1837年(天保8年)
本日の買取価格
極美品

100万円

安政(あんせい)小判

安政小判オモテ安政小判ウラ
1859年(安政6年)には、小型化で金の使用量を減らした「安政小判」の製造が始まります。
これは、海外との交易で金銀が流出するのを防ぐという目的がありました。開港を迫られた日本は、外国と貨幣をやり取りすることを余儀なくされました。金を多く使っている小判が海外に流出してしまうと、日本の金保有量が減ります。

それは、国内の経済に対しても大打撃となるため対策が必要でした。

そこで、小型で金の含有量も減らした「安政小判」が作られたのです。
これにより被害を減らすことはできても、金銀の流出問題は完全には解決されませんでした。

デザインはこれまで通り、表が「ござ目」、「扇形の桐紋」、「壹两」、「光次」の花押。
裏は「花押」と座人、吹所の「験極印」、そして右上に「正」の字があります。
「政」ではなく「正」が使われたのは、字がつぶれないように画数を少なくしたかったからです。

  • 重さ:8.97g
  • 品位:金570/銀430
  • 発行年:1859年(安政6年)
本日の買取価格
極美品

45万円

万延(まんえん)小判

万延小判オモテ
万延小判ウラ
献上大吉オモテ
献上大吉ウラ
最後の小判である「万延小判」は1860年(万延元年)に製造されました。表の「ござ目」、「扇形の桐紋」、「壹两」、「光次」の花押。
そして裏の「花押」、座人と吹所の「験極印」のデザインは一貫されています。ただ、万延小判には時代を示す極印はありません。
それでも、他の小判と見分けるのは簡単です。

なぜなら、他の小判と並べて比べなくても分かるほどに小型化されたからです。
その小さな見た目から「雛小判」という別名がつけられました。

裏面の座人印が「大」と「吉」になっているものは、献上品として使われた縁起物です。
買取価格もその分高くなっています。

  • 重さ:3.30g
  • 品位:金574/銀426
  • 発行年:1860年(万延元年)
本日の買取価格
極美品 鑑定書あり 極美品 鑑定書なし 美品 極美品 献上大吉

7万5,000円

7万円

6万5,000円

50万円

より詳しい見分け方は、以下の記事もご覧ください。

小判の本物と偽物の見分け方

重さを量る

重さを量る
古銭の真贋を確認するためには、まず重さを計ってみるのがおすすめです。
小判のそれぞれの重さは以下の通りです。

  • 無名大判:不定
  • 慶長小判:17.73g
  • 元禄小判:17.81g
  • 宝永小判:9.34g
  • 正徳小判:17.72g
  • 享保小判:17.78g
  • 元文小判:13.00g
  • 文政小判:13.07g
  • 天保小判:11.20g
  • 天保五両判:33.75g
  • 安政小判:8.97g
  • 万延小判:3.30g

デザインや色味を見る

ござ目 本物と偽物
小判には必ず極印が打たれています。
この極印が足りないものはまず偽物と言えます。
また、表にはござ目と呼ばれるたがねで付けた横線があります。
このござ目がやけにハッキリと付いている場合は偽物です。
本来はうっすらと浅めの模様になっています。

本物と偽物の見分け方については、以下の記事もご参考ください。

試金石は厳禁

試金石は厳禁
素材を確認するために試金石を使う方がいますが、これは厳禁です。
試金石金よりも硬い金属を使い、金につけた傷を見ます。
つまり、調べるために必ず小判に傷をつけるということです。
小判の状態を悪くする行為なので、確実に価値が下がります。
そのため、試金石を使うのは絶対にやめておきましょう。

小判はどこで売るのがお得?

小判を売りたい場合、取引をするにあたってはいくつか方法があります。
それは、大きく分けて以下の3つです。

  • ネットオークション(ヤフオクなど)
  • フリマアプリ(メルカリなど)
  • 古銭専門の買取業者

では、それぞれのメリットやデメリットを確認していきましょう。

ネットオークション(ヤフオクなど)

ネットオークション
ネットオークションサイトは、思わぬ高額落札が期待できます。
プレミア価値が高いものほど注目されやすく、高額落札があるかもしれません。
ただし、商品情報が不足していたり、画像が不明瞭だと注目されません。
商品の情報や魅力を伝えるためには技術や知識も必要です。
また、落札価格から手数料(ヤフオクの場合8.8%)が引かれることにも注意が必要です。
近代金貨は数十万円の価値がある種類が多く、高額で取引されます。
ですから、手数料が1万円以上になってしまう可能性が高いです。
手数料での損失が大きくなるため、あまりおすすめはできません。

フリマアプリ(メルカリなど)

フリマアプリをチェック
出品者が値段を決められるフリマアプリなら、納得のいく価格で取引ができます。
ただし、そのためにはオークション以上に適切な価格設定が必要です。
相場より高すぎれば売れず、安すぎれば損をしてしまいます。
古銭の状態も考慮して価格を考えなくてはいけません。
値段設定だけで言えば、オークションサイトより難易度は高いです。
古銭の知識や相場観を持っていないと難しい方法と言えます。

古銭専門の買取業者

もうひとつが、古銭専門の買取業者への依頼です。
お手元の古銭の価値を知りたいときは、買取業者の査定の利用をおすすめします。
なぜなら、古銭専門の業者には鑑定士が所属しているからです。
知識と経験豊富な鑑定士による査定のもと適正な価格を提示してくれます。
また、自分で種類や真贋を見分ける必要がなく安心です。
古銭の数や種類が多くてもまとめて査定を依頼できるため手間もかかりません。
個人での取引に少しでも不安があれば、買取業者を利用してみましょう。

小判を売るなら買取業者がおすすめ

小判についての解説は以上です。
小判の種類や真贋の見分け方も解説しましたが、素人判断は危険です。
10万円を超える超高額商品も多いので、プロを頼ることをおすすめします。
アンティーリンクは、LINEで古銭の画像を送っていただければ無料査定を実施します。
友だち追加
小判以外にも古いお金や紙幣があれば、一括で査定をお引き受けします。
手元に売りたい古銭がございましたら、ぜひアンティーリンクにお任せください。