旧20円金貨 価値と偽物の見分け方
こちらの記事では、問い合わせの多い旧20円金貨を取り上げています。
アンティーリンクでは、これまでに様々な金貨の査定・買取を行なってきました。
その実績を元に、市場価値に基づいた買取金額、偽物の見分け方を解説しています。
旧20円金貨の基本情報
旧二十円金貨は、明治3〜13年にかけて発行されていた金貨です。
基本情報は、以下の通りです。
重さ:33.33g
品位:金900/銅100
直径:35.06mm
旧20円金貨の価値
ここでは、旧20円金貨の価値に基づいた買取価格を公開します。
<状態・年代による買取価値>
明治3年 | 4,500,000円(美品) |
明治6年 | 8,000,000円(美品) |
明治10年 | 30,000,000円(美品) |
明治13年 | 15,000,000円(美品) |
旧20円金貨の製造年は表面のこの部分で確認します。
旧二十圓金貨の状態は、未使用/準未使用/極美品/美品/並品/劣品に分けられます。
市場には美品のものが多く流通しているため、美品の価格を掲載しています。
状態別の旧20円金貨の買取価格や詳細はこちらで公開しています。
旧20年金貨は、全体的に発行数が少ないです。
特に明治10年は発行枚数は29枚しかないため、特に価値が高いです。
そのため、市場には偽物が多く出回っています。
次の項目では、偽物の見分け方を解説します。
旧20円金貨の真贋 偽物の見分け方
旧20円金貨の真贋を見分けるポイントは2つです。
POINT
- 重さを計る
- デザインを見る
この2つを押さえれば、旧20円金貨の偽物を見分けられるようになります。
重さを計る
最初に、真贋判定の基本である重さを計ります。
製造時の本物の重さは33.33gです。
およそ33.00g〜33.33gの範囲が、本物と偽物を見分ける際の基準になります。
それでは偽物の重さを計ってみましょう。
両方とも、33.33gにはとても足りないです。
このように、偽物は本物に比べ軽いことが多いです。
手にした時に軽いと感じた場合、偽物を疑ってみてください。
デザインを見る
表面、裏面、それぞれのデザインをチェックします。
「圓」の字に注目してください。
本物は「員」の幅が細く、囲みのとの間に余裕があります。
偽物は「員」の幅が太く、囲みとの隙間が少ないです。
図で示した部分を見比べてみてください。
本物は旗竿や枝の先がしっかり描かれています。
偽物は、細かいところは省略され、太く短くなっています。
細かいデザインを意識して見ることで、旧20円金貨の偽物を見抜くことができます。
旧20円金貨と新20円金貨との違い
最後に、明治30年以降に発行された新20円金貨と比べてみましょう。
まったくの別物ですね。
新20円金貨は、表面がシンプルなデザインになっています。
裏面も、旭日が中心のデザインになっています。
このように旧20円金貨と新20円金貨は、見た目で区別ができます。
新20円金貨の価格と解説はこちらでご確認できます。
要点まとめ
以上が旧20円金貨の価値と偽物の見分け方でした。
まとめるとこんな感じです。
- 旧20円金貨は発行年で価値が大きく違う
- 旧20円金貨の真贋は2ポイントで判別できる
- 旧20円金貨と新20円金貨はデザインがまったく異なる
旧20円金貨は発行枚数が少ないため、偽物の方が多く出回っています。
中には熟練の鑑定士でも判断に迷う、精巧なレプリカもあります。
弊社では郵送買取のほか、LINEによる無料査定も行なっています。
旧20円金貨の真贋については、お気軽にご相談ください。
このほかにも問い合わせの多い、新1円銀貨の真贋や貿易銀についても紹介しています。
併せてご覧ください。
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