品位:純金(K24)
カナダ メイプルリーフ金貨 の買取価格
メイプルリーフ金貨の買取金額は地金相場に連動して大きく価値が上がっています。
メイプルリーフ金貨は、カナダ王室造幣局が1979年から毎年発行している純金の金貨です。
このメイプルリーフ金貨が発行されるまでは、”個人投資家向けの金地金コイン”はクルーガーランド金貨(南アフリカ)しかありませんでした。
ところが、南アフリカのアパルトヘイト制度が、西側諸国による経済制裁を引き起こし、クルーガーランド金貨は北米やヨーロッパで入手することが難しくなりました。カナダ王立造幣局はこれを利用し、個人投資家を対象とした史上 2 番目の地金型金貨を導入したのです。
年代によって異なる!?メイプルリーフ金貨の品位
カナダで最初にメイプルリーフ金貨が発行された1979年から1982年までは、純度99.9%(スリーナイン)でした。
それが、1982年以降はコインの純度は純度99.99%(フォーナイン)となり、世界で最も純度の高い金貨のひとつとなりました。
純金と同じ意味での表記として「24金」、「24K(カラット)」、「純度99.99%(フォーナイン)」、「純度99.9%(スリーナイン)」「純度99.999%(ファイブナイン)」など様々な表記がされますが、基本的には同じ意味となります。ちなみに日本では純度99.99%(フォーナイン)であれば「24K」の表記が認められますが、海外では純度99.9%(スリーナイン)で「24K」の表記が認められます。
メイプルリーフ金貨の種類は全5種類
カナダ メイプルリーフ金貨は、重さによって全5種類に大きく分けられます。
- 1オンス(31.1035g)
- 1/2オンス(15.5517g)
- 1/4オンス(7.7758g)
- 1/10オンス(3.1103g)
- 1/20オンス(1.5g)
最も人気なのは「メイプルリーフ金貨 1オンス」で、実際に弊社アンティーリンクで買取させていただく種類としてもダントツで1オンスが多いです。
メイプルリーフ金貨のデザイン
表面にエリザベス2世、コインの名前の由来ともなった”カエデ(:maple)の葉(:leaf)”が描かれています。
このデザインは、細かな変化はありますが、1979年の発行当初からほとんど変わっていません。
メイプルリーフ金貨の偽物の見分け方
2013年から本物と偽物を見分けられるように、とある”セキュリティ機能”が導入されました。
それはごくごく小さな”カエデの葉”が、メイプルリーフ金貨の裏面に刻印されました。
また、2015年にはメイプルリーフ金貨の表・裏の両方に放射状の線が追加されました。
価値の高いメイプルリーフ金貨
2007年、カナダ王室造幣局は額面100万カナダドルの純度99.999%の3,215オンス(約91.14372kg)の超特大のメープルリーフ金貨を発行しました。
たったの1枚しか製造されず、とんでもないほどの希少価値がある金貨の1つとなりましたが、2017年にベルリンの博物館に強盗が入り、いまだに見つかっていません。現在の価格(2024年4月時点)では、金の価値だけで11.84億円もの価値に上ります。(13,000円/g換算)
また、メイプルリーフ金貨は1982年に純度99.99%(フォーナイン)に変更となったため、初期の純度99.9%(スリーナイン)のコインは希少価値が高くなっており、地金価格以上で取引される傾向もあります。
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