【2025年】10円玉の価値のあるレア年号を一覧で紹介

1万円以上の価値がある10円玉があることを知っていますか?
あなたの財布に入っている何気ない10円玉が、もしかすると非常に高い価値を持っているかもしれません。
この記事では、古銭の専門家が教える価値ある10円玉の見分け方から、高値で売るコツまで徹底解説します。
後悔する前に、この記事を見ながらあなたの10円玉をチェックしてみてください。
2022年、日本唯一の古銭鑑定機関「貨幣商協同組合」に加盟
現在は古銭鑑定士として、テレビ等メディア出演多数
▶︎詳しいプロフィールはコチラ。
目次
価値のある10円玉の年号と価格相場一覧

はじめに価値の高い10円玉の年号とヤフオクでの価格相場を一覧で紹介します。
| 年号 | ヤフオクでの取引相場 |
|---|---|
| 昭和26年 | 並品:10円~
未使用品:10,000円~ |
| 昭和27年 | 並品:10円~
未使用品:1,000円~ |
| 昭和28年 | 並品:10円~
未使用品:800円~ |
| 昭和29年 | 並品:10円~
未使用品:1,000円~ |
| 昭和30年 | 並品:10円~
未使用品:1,500円~ |
| 昭和32年 | 並品:10円~
未使用品:7,000円~ |
| 昭和33年 | 並品:10円~
未使用品:7,000円~ |
| 昭和61年後期デザイン | 並品:7,000円~
未使用品:30,000円~ |
ちなみに昭和26年~昭和33年は、縁がギザギザになっている、通称「ギザ十」です。
昭和61年後期デザインとは?
10円玉の中でも特に価値が高いと言われているのが昭和61年の後期デザインの10円玉です。
並品であっても額面の数百倍~数千倍になる可能性がある、非常に価値の高い10円玉です。
ただし、これはあくまで後期デザインの場合です。
昭和61年の後期デザインの見分け方については下記の記事で紹介しています。
もし昭和61年の10円玉をお持ちのあ場合は確認してみてください!
平成や令和で価値の高い10円玉はある?
ちなみに巷では平成や令和の10円玉でも、「価値の高い年号がある」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。
例えば「令和5年は製造枚数が少ないからレア!」と言われることがあります。
しかし実際造幣局のHPで確認してみると、令和5年の10円玉は約2800万枚発行されています。
そのため、実際希少価値はほとんどつきません。
つまり、10円玉においては平成や令和の年号で価値が高いものはありません。

もし「これって価値ある?」と思われる硬貨がございましたら、弊社ライン査定をご利用ください。画像を送るだけで無料で査定ができますので、気になる硬貨がございましたらお気軽にご利用ください
10円玉の発行枚数をグラフで確認
実際に歴代の10円玉の発行枚数をグラフで確認してみましょう。

参考▶年銘別貨幣製造枚数
こうしてみると、確かに令和5年は発行枚数が非常に少なく見えますね。
しかし、実際は他の年が多いために、令和5年が少なく感じるだけで、価値が上がるほどレアではありません。
10円玉のエラーコインについて
ここまで価値の高い10円玉の年号について解説してきました。
価値が高くなる年号は全て昭和のものとわかりましたね。

じゃあ平成や令和の10円玉はその時点で価値は高くならないのですね。

いいえ、そんなことはありません。実は上で紹介した10円玉以外でも価値が高くなる10円玉も存在します
それはエラーコインと呼ばれる10円玉です。
最後は、10円玉のエラーコインについて紹介します。
エラーコインとは、簡単に言うと、製造時のミスで起こった不良品です。
通常エラーコインは製造時に回収し、処分されるため市場に出回ることはありません。
しかし中には誤って市場に流れてしまう場合があるのです。
ここでは10円玉のエラーコインについて紹介していきます。
ズレ打ちエラー
10円玉のエラーコインで有名なものだと「ズレ打ちエラー」というものがあります。

どのぐらいズレているかや、変形しているかで価格は変わってきますが、中には数百万以上になるケースもございます。
傾打エラー

傾打エラーは一見分かりづらいですが、表と裏のデザインがずれているエラーです。
そのため、しっかり確認しないと気づけないエラーでもあります。
傾打エラーは何度ズレているかで価格が変わってきます。よりズレ幅が大きい方が価値が高くなります。
数千円から、高いものだと数万円になるケースもあります。
陰打ちエラー

陰打ちエラーは両面同じデザインになっているエラーです。
片側は左右反転した状態で刻印されています。
特に10円玉に多く見られるエラーです。
こちらは状態によっては10万円以上の価値がつく事が多いです。
実際の弊社で買取させていただいた陰打ちエラーの10円玉をご紹介します。
超レアな10円玉のエラーコインです。”陰打ち”と呼ばれるエラーで、表面は通常通りですが、もう片面には同じ絵柄が左右反転した状態で刻印されています。製造技術の高まりとともに希少価値は高まるため、この平成年代の陰打ちはかなりのレア物です。#お宝 #雑学 #お得 #知らないと損 pic.twitter.com/40srHuHAYO
— アンティーリンク (@antylink) July 4, 2024
製造技術が高まるにつれてエラーは発生しにくくなるため、平成年号の陰打ちエラーは非常にレアです。
裏写りエラー

裏写りエラーは、表面と裏面のデザインが重なるように刻印されたエラーです。
こちらはどのぐらい裏側のデザインが写っているかで価値が変わります。
高いものだと10万円以上になります。
ヘゲエラー/メクレエラー

ヘゲエラーは製造時の衝撃で硬貨の一部がめくれてしまったエラーです。
めくれている部分は、はがしてしまうと価値が下がるのでご注意ください。
ヘゲエラーの10円玉の実際の画像を紹介します。
【今日の逸品】10円玉のヘゲエラーコインです。”ヘゲ”とは剥がれかかった傷のことで、この10円玉の場合は裏面の上部がめくれたようになっていますが、剥がれかかった表面が残っていたら数万円もの価値が付いたりもします。#お宝 #お金 #お得 pic.twitter.com/RiwTQR1gx0
— アンティーリンク (@antylink) June 19, 2024
ヘゲエラーは見た目があまりよくないことから、あまり高い価値はつきませんが、数千円程で取引されることが多いです。
その他硬貨のエラーコイン
10円玉は比較的エラーコインが多い硬貨ですが、5円玉や50円玉には更に「穴ズレエラー」などがございます。
10円玉以外の硬貨のエラーコインについては下記の記事にまとめてありますので、よければ合わせてご覧ください。
価値の高い10円玉の買取実績
弊社で買取をおこなった10円玉について紹介します。
10円玉エラーコインの買取実績

10円玉の陰打ちエラーコインを23万円で買取させていただきました。
昭和61年後期デザインの買取実績

昭和61年後期デザインの10円玉を1万円で買取させていただきました。
価値のある10円玉は本当にレアなのか検証してみた!
価値がある10円玉がいくつかあるのはわかりました。
ではこれらの品物って、本当にレアなんでしょうか?
検証のため、貯めていた300枚ほどの10円玉を選別してみました。
探す対象は昭和61年後期、未使用のギザ十、エラーコインです。

結果は惨敗でした。
昭和61年は4枚、すべて前期でした。
ギザ十も10枚ありましたが、未使用には程遠いものばかり。
もちろん、エラーコインは一つもありません。
これだけの10円玉を探しても、価値のある10円玉は見つかりませんでした。
簡単に見つからないものだからこそ、価値があるんですね。
未使用のギザ十、昭和61年後期、エラーコイン、すべてレアコインなのが分かりました。
10円玉に関するよくある質問
+レアな10円玉に汚れがついている場合どうすればいいですか?
基本的にはそのままの状態で保管(もしくは査定)しましょう。どうしても気になる場合は柔らか布などで、軽く汚れを取る程度に留めましょう。
+昭和61年の10円玉が見つかったのですが、後期デザインかどうかわかりません。どうすればいいですか?
弊社ラインに画像を送っていただければ、無料で査定が可能です。
+10円のお札が見つかりました!これって価値ありますか?
10円(拾圓)札は、種類や状態によって価値が大きく変わります。価値や種類はこちらのページで確認できます。
価値のある10円玉の売却方法
ここまで10円玉の価値のある年号や、レアなエラーコインについて紹介してきましたが、もし価値ある10円玉を売却したい場合どうすればいいでしょうか?
ここでは3つの方法で、疑問にお答えします。
オークションサイトに出品する
一つ目は自分でオークションサイトに出品するという方法です。有名なものだとヤフオクですね。
オークションサイトのメリットは、入札などが白熱した場合、相場より高い金額で売却できる可能性があります。
しかし、画像や商品情報を正しく設定しないと入札があまり入らない可能性があります。
また、売れた後のやりとりは、すべて自分でやらなければならないデメリットもあります。
フリマサイトに出品する
2つめの方法はフリマサイトに出品する方法です。
フリマサイトは、自分で価格を設定できるのがメリットです。
ただし、こちらも商品画像や、情報を正しく記載する必要があります。
また、金額を高く設定しすぎると、買い手が現れないので注意が必要です。そのため、相場についても知っておかなければなりません。
他にもフリマサイトによっては現行貨幣の出品が禁止されている場合があります。
出品する場合は、利用規約などはよく確認する必要があります。
オークションやフリマで売却する際の注意点
上記2つの方法の共通の注意点として、偽物を売ってしまわないようにしましょう。
特にエラーコインなどは、通常の10円玉を加工しただけの偽物が多く存在します。
こういった偽物を売ってしまうと、後々トラブルになってしまいますので、真贋不明なものは出品しないようにしましょう。
もし真贋が分からないものや、相場が分からない場合は以下の方法で売却しましょう。
買取専門店に持ち込む
3つめの方法は、買取店に持ち込み売却するという方法です。
買取店であれば査定も同時に行ってもらえるので、真贋不明なものでも安心して相談することができます。
他にも、買取店は手数料や送料がかからないので、結果的に手にできる金額は買取店に売却した方が高くなる場合もあります。
※買取店によっては手数料がかかる店舗もあるようです
また、もしお近くに買取店が無い場合、郵送買取サービスを行っているお店もあります。
買取店のデメリットとしては、専門性が高い買取店を選ぶ必要があるということです。
というのも多くの買取店が、硬貨を専門には扱っていません。そのため、エラーコインや昭和61年後期デザインなどの10円玉について、価値や相場に詳しくない可能性があります。
お店によっては硬貨を鑑定できる人がいない場合もございます。
硬貨の専門店は、鑑定士が複数在籍しているので、レアな硬貨の価値を見逃しません。

近くの買取店に専門性があるかわからない場合はどうすればいいですか?

そういった場合はまず相見積もりを取るのがおすすめです。最近では多くの買取店がメールやラインで査定できるサービスがありますので、そういったサービスを使って複数の店舗に査定してみるのがおすすめです
弊社アンティーリンクでもラインやメールを使った無料査定サービスを実施していますので、10円玉以外でも気になる硬貨がありましたら是非お気軽にご利用ください。
TEL:☎03-6709-1306(営業時間 11:00~18:00)
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3丁目18−35 OKビル 501







































