天保大判金の本物と偽物(レプリカ)の違いは?

天保大判を取引するにあたって、気を付けないといけないのが偽物の存在です。
気付かずに偽物を取引してしまえば、トラブルは避けられません。
高額な商品だけに、そのリスクも大きさも膨大です。
以下の3点を調べてみることで、天保大判金の偽物(レプリカ)を見分けられます。
- 重さを量る
- 極印を調べる
- 磁石に反応するかを調べる

では、それぞれどのように調べるのか詳しく解説していきます。
重さを量る

ほとんどの大判は、大きさや金属含有量を厳密に守って作られています。
そのため、重量にもほとんど差が出ません。
天保大判の本来の重量は165.2gです。
これより1g以上の差があれば偽物といえます。
ただ、もしかすると偽物ではなく別種の大判という可能性もあります。
天保大判金以外の大判の重さは以下のとおりです。
もし、合致する大判があればこちらの記事から詳細を確認してみてください。
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極印を調べる
次に、大判の表裏に刻まれている極印の種類や数を確認しましょう。
偽物の大判は、極印の数が足りていないことがあります。
また、本来なら存在しない組み合わせになっていることもあります。
天保大判は、表の上下左右にひとつずつ丸枠の桐極印があります。
裏は中央に丸枠の桐紋、亀甲の桐紋、花押が打たれています。
さらに、左下に製造者を示す座人印と棟梁印があり、これらの組み合わせは以下の6種類です。
- 方・次・丘
- 伊・三・丘
- 伊・文・丘
- 伊・次・丘
- い・宇・川
- は・宇・川
極印の数が足りなかったり、組み合わせが違っている場合は偽物の可能性が高いです。

伊三丘の組み合わせの座人印
磁石に反応するか調べる

こうした偽物は磁石を使うことで簡単に見抜くことができます。
金や銀は磁石に反応しない金属なので、ほぼ金銀でできている大判も磁石には反応しません。
磁石を近づけた際に強い反応を示したり、くっついたりするようであれば間違いなく偽物です。
手軽な道具でできる方法なので、ぜひご活用ください。
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