昭和39年オリンピック記念硬貨100円銀貨の価値はいくら?

実家でオリンピック記念の旧100円玉が見つかったんです。
昭和39年のものですが今も使えるんでしょうか?

古銭の専門家として、古銭鑑定士兼株式会社アンティーリンク代表取締役社長の渡邉博のコメント

東京オリンピック記念の100円銀貨ですね。
100円硬貨としても使えますが、古銭買取業者やコレクターと取引するするのが主流です。

そうなんですね! どれぐらいの価値があるんでしょうか?

古銭の専門家として、古銭鑑定士兼株式会社アンティーリンク代表取締役社長の渡邉博のコメント

100円銀貨の買取価格は1枚300円を超えました。
それでは、なぜそれほどの価値がつくのか。
理由をお教えいたします。

執筆・監修者
渡邉 博古銭鑑定士
2012年、古銭買取専門店「アンティーリンク」を創業し、古銭の買取・販売を始める。
2022年、日本唯一の古銭鑑定機関「貨幣商協同組合」に加盟
現在は古銭鑑定士として、テレビ等メディア出演多数
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1964年の東京オリンピック記念100円銀貨の価値はいくら?

アンティーリンクでは銀相場に基づいて、東京オリンピック記念100円銀貨を状態に関係なく買い取らせていただきます。

買取価格は銀相場に合わせて毎日変動

本日の買取価格と、過去1カ月間の価格推移は以下のとおりです。
本日2025年8月20日の買取価格

308(税込)

古銭の専門家として、古銭鑑定士兼株式会社アンティーリンク代表取締役社長の渡邉博のコメント

銀高騰の理由としては、銀が使われる太陽光発電パネルへの需要が高まっているからなんだそう。
銀需要の高まりに供給が追い付いていないんだそうです!

オリンピック100円銀貨が高額買取される理由

東京オリンピック記念100円銀貨は、古銭の取引市場で高額取引されています。
額面(100円)よりも高い価値が付く理由は、この硬貨が銀を多く含んでいるからです。

銀の相場は、東京オリンピック記念100円銀貨が発行された頃よりも上がっています。
そのため、銀地金の相場を参考にしたうえで「100円以上の価値がある」とされています。

古銭の専門家として、古銭鑑定士兼株式会社アンティーリンク代表取締役社長の渡邉博のコメント

ちなみにの買取価格は1枚179円でしたが、には1枚320円を超えました。

プレミア価値はない

記念硬貨という特別な硬貨はもっと価値がありそうにも思えます。
しかも、わずか1年しか作られなかった硬貨なら希少性が高いように思えます。

しかし、東京オリンピック記念100円銀貨は発行枚数が多いためプレミア価値はありません
東京オリンピック記念100円銀貨は、流通させるために8千万枚が発行されました。
8千万枚は記念硬貨の発行枚数としてもかなり多い枚数です。

このあと、昭和45年に発行された日本万国博覧会記念硬貨は4千万枚。
昭和47年の札幌オリンピック記念硬貨は3千万枚が発行されました。

このふたつを合わせても東京オリンピック記念100円銀貨の方が多くなるほどです。
現存している枚数も多く、特別レアな硬貨というほどではありません。

銀の地金価格より買取価格が低い理由は?

東京オリンピック記念100円銀貨には、額面の100円分を超える価値の銀が含まれています。
東京オリンピック100円銀貨の重さは1枚4.8gで銀含有量は60%です。
つまり、1枚につき2.88gの銀が含まれている計算になります。

4.8g × 60% = 2.88g

2025年2月現在の銀相場は、銀1gあたり169円前後となっています。
銀を2.88g含む東京オリンピック記念100円銀貨なら1枚で486円以上になる計算です。
なぜ、計算結果と実際の取引価格にこれほど違いがでるのでしょうか?

その理由は、現在使用可能な硬貨は溶かすことができず、地金としての取引はできないからです。
東京オリンピック記念100円銀貨を溶かすことは貨幣損傷等取締法という法律で禁止されています。

貨幣を守るための「貨幣損傷等取締法」

貨幣損傷等取締法かへいそんしょうとうとりしまりほうとは、使用可能な貨幣の加工を禁止する法律です。

貨幣(硬貨)を故意に損傷したり鋳つぶしたりすると、貨幣損傷等取締法により罰せられることとなります。当然、硬貨に穴を開ける行為も同じです。

(後略)

出典:財務省質問ページ「硬貨に穴を開けても良いですか」

さらに、加工を目的とした収集行為も取締の対象となります。
つまり、東京オリンピック記念100円銀貨を地金にするために取引することも許されません。

銀地金として取引できない以上、加工業者や地金業者は東京オリンピック記念100円銀貨の買取はしません。
そのため、東京オリンピック記念100円銀貨の取引は主にコレクター相手に行われます。

コレクターとの取引する際も銀地金の価格そのままで取引されるわけではありません。
東京オリンピック記念100円銀貨特有の価格設定が用いられているということです。

東京オリンピック記念100円銀貨とは?

東京オリンピック記念100円銀貨は、1964年(昭和39年)に開催された東京オリンピックの記念硬貨です。
表面にはオリンピックのシンボルである「聖火」と「五輪」が描かれています。
裏面に彫られているのは「太陽」のモチーフと額面となる「100」の数字です。

以下は、東京オリンピック記念100円銀貨についての基本情報です。

オリンピック100円銀貨表
オリンピック100円銀貨裏

重さ/品位/発行年

  • 直 径: 2.26cm
  • 重 さ: 4.8g
  • 品 位: 銀600/銅300/亜鉛100
  • 発行年: 1964年(昭和39年)

出典:造幣局:東京オリンピック記念100円銀貨幣

日本初の記念硬貨

東京オリンピック記念100円銀貨は日本初の記念硬貨として製造されました。

当初、政府は忙しくて「記念コインを作る余裕がない」と言っていましたが、スポーツに関わる人たちのお願いや池田首相(当時の内閣総理大臣)の決断で、作ることが決まりました。

発行枚数は8,000万枚で、流通通貨として使われていました。
硬貨のデザインは一般の人からの公募で決められ、当時20歳の前島昌子さんという女性のデザインが採用されました。

政府はこの記念コインの発行によってオリンピック費用として約120億円を捻出しました。
日本のオリンピック記念硬貨の成功は他の国にも広がり、オリンピック開催にあたって記念コインで資金を集めるようになりました。

また、東京オリンピックの記念コインがきっかけで日本ではコインを集める「コインブーム」が到来しました。
その後も博覧会や皇室のお祝いごとで記念コインが作られるようになりました。

オリンピック記念100円硬貨は通貨として発行されているので、そのまま100円玉として使えます。

当時100円玉として使われていたのは稲穂100円銀貨と呼ばれる硬貨でした。
東京オリンピック記念100円銀貨の大きさや素材は、この稲穂100円銀貨と同じです。

「記念硬貨なのにいつも使っているものと同じでいいの?」と思いませんか?
これには、東京オリンピック記念100円銀貨も普通に使える通貨として発行するという狙いがあったからです。
そのため、大きさや品位は同じで、デザインのみを変更した記念硬貨の100円玉が生まれたのです。

もうひとつの東京オリンピック記念硬貨

昭和39年の東京オリンピック記念硬貨は100円銀貨だけではありません
100円銀貨と合わせて、東京オリンピック記念1000円銀貨も発行されました。

1000円銀貨表
1000円銀貨裏

東京オリンピック記念1000円銀貨は、そのまま1000円硬貨として使えます。
ただ、普段は取り扱わない貨幣なので対応可能な店舗はほとんどありません。

なぜなら1000円銀貨は100円銀貨と違い、流通目的では作られてはいなかったのです。
1000円銀貨は、記念品やコレクターズアイテムとしての意味合いが込められています。

東京オリンピック記念1000円銀貨について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

古銭の専門家として、古銭鑑定士兼株式会社アンティーリンク代表取締役社長の渡邉博のコメント

記念硬貨は大量に発行されているため、多くの買取店では買取不可あるいは額面割れの査定となります。
ただ、額面を大幅に超える価値が付いた記念硬貨の1つが「1964年五輪100円玉」と「1964年五輪1000円玉」となります。

現金としても使える

東京オリンピック記念100円銀貨は、旧100円玉ではありますが、現在も100円玉として使えると財務省が認めています。

出典:財務省質問ページ「昔のお金は使えますか」

ですが、お会計の際に見慣れないコインを出されると、お店側も戸惑ってしまいます。
さらには、自動販売機のような機械では正しく認識されない恐れがあります。

それでは使いようがないように思えますよね?
ですが、そんなことはありません。
東京オリンピック記念100円銀貨を、現在流通している100円玉に交換する方法があります。

それは銀行窓口での両替です。
東京オリンピック記念100円銀貨は現在使用可能な通貨なので、当然両替もできます。
ですので、銀行に持っていけば見慣れた桜100円白銅貨に交換してもらえます。

使うよりも売った方が得!

東京オリンピック記念100円銀貨は100円玉として使えることを説明しました。
ですが、実は100円玉として使うよりももっとお得な使い道があります。

それは、古銭買取業者への売却や、フリマアプリなどを使ったコレクターとの取引です。
世の中には、古い貨幣を収集している古銭コレクター達がたくさんいます。
こうした古銭の取引市場で、東京オリンピック記念100円銀貨は100円以上の価値を持っています。
ですから、そのまま100円硬貨として使うよりも売った方がお得なんです。

※2025年2月現在大手フリマサイト等では、現行硬貨の出品が禁止されています。

数万円以上の価値がつく東京五輪記念100円銀貨の特徴とは?

通常品とは異なる特徴を持った東京五輪記念100円銀貨は、数万円以上の価値が付けられます。

しかもかなりの数が確認されていますので、幻のお宝というほどでもありません。
ぜひお手元にこれから紹介する特徴を持ったものがあるかどうか確認してみてください。

プレミア価値のつく東京オリンピック100円銀貨

エラーコイン

オリンピックの100円銀貨にはエラーコインと呼ばれる特殊なコインが多く見られます。
エラーコインの中でも角度ズレという種類のエラー品が多く、これは通常のコインのデザインと比較して、角度が傾いたデザインになっているものです。

傾きの度合いによって、価値が異なり、大きく角度が傾いたものだと数10万円を超えることもあります。

古銭の専門家として、古銭鑑定士兼株式会社アンティーリンク代表取締役社長の渡邉博のコメント

角度エラーはひっくり返すだけで確認することができるので、かんたんに見分けることができます!

記念硬貨以外の100円銀貨は?

いわゆる100円銀貨は全部で3種類が発行されています。
東京オリンピック記念100円銀貨はそのなかのひとつです。
その他には、鳳凰ほうおう100円銀貨稲穂いなほ100円銀貨があります。

鳳凰100円銀貨

鳳凰100円銀貨表
鳳凰100円銀貨裏

鳳凰ほうおう100円銀貨は一番最初に発行された100円銀貨です。

表面に「鳳凰」、裏面には「日章」と「桜の花」が描かれています。
額面が「100YEN」とローマ字で書かれているのも特徴的なデザインです。

昭和32年12月から昭和33年末までの期間で発行されていました。
当時はまだ100円紙幣が使われていて、硬貨に切り替えようとするタイミングでした。
そのためには、すでに8億枚が刷られていた100円紙幣と同等の枚数が必要です。

なので、鳳凰100円銀貨は2年に満たない短期間で合計1億枚が発行されました。

稲穂100円銀貨

稲穂100円銀貨表
稲穂100円銀貨裏

稲穂いなほ100円銀貨は、鳳凰100円銀貨に次いで発行されました。

表面には「稲穂」が、裏面には額面が大きく「100」と彫られています。
裏面は野球のボールのようなデザインにも見えますね。

製造されていた期間は、昭和34年から昭和41年までです。
鳳凰100円銀貨と同様、短期間で大量の稲穂100円銀貨が発行されました。

発行枚数は合計で8億枚を超えているため、希少性はほとんどありません。

オリンピック記念の100円硬貨は大きく分けて3種類

日本では、過去に計4回のオリンピックが開催されました。
内訳は、夏季に東京で2回、冬季に札幌と長野で1回ずつです。

オリンピック記念硬貨は4回すべての大会で製造されています。
ただし、100円硬貨に限って言えば、東京の2回と札幌を合わせて3種類です。
他の100円記念硬貨と間違えないように、それぞれの特徴を確認していきましょう。

昭和39年 東京オリンピック記念100円銀貨

オリンピック100円銀貨表
オリンピック100円銀貨裏

東京オリンピック記念100円銀貨は、昭和39年に開催された東京オリンピックの記念硬貨です。
令和2年の記念硬貨は素材が違うため、「東京オリンピック記念100円銀貨」といえばこの昭和39年のものです。

表面には「聖火台」と「五輪」が大きく描かれています。
裏面は、太陽を意味する丸の上に「100」と額面が彫られています。

昭和47年 札幌オリンピック記念100円白銅貨

札幌冬季オリンピック記念100円白銅貨

製造年が昭和47年なら、札幌オリンピック記念の100円白銅貨です。

表面には日本国や百円の文字と「聖火台」が描かれています。
裏面に「100」の額面と「五輪」、さらに「雪の結晶」が描かれています。

札幌オリンピックは冬季開催だったため、雪の結晶がデザインされました。

平成30~31年 令和元~2年 東京オリンピック記念100円クラッド貨

東京オリンピック記念100円クラッド貨

令和2年に開催された東京オリンピックでも記念硬貨が発行されました。
クラッドとは、種類の違う金属をサンドイッチのように重ねる製造法のことです。
東京オリンピック記念100円クラッド貨は、銅を白銅で挟んで作られています。

この硬貨は、平成30年から令和2年までの間で4回に分けて発行されました。
そのため、平成30年・平成31年・令和元年・令和2年の硬貨が存在します。

裏面は共通のデザインとして「大会エンブレム」と「五輪」が描かれています。
表面には「各種競技の絵」や、マスコットキャラクターの「ミライトワ」が彫られました。

東京オリンピック記念100円銀貨に偽物はある?

こうした記念硬貨にも偽物が存在する可能性はあります
偽物と気付かずに騙されるのは避けたいところです。
そのためにも、偽物を見分けるための3つのポイントに気を付けましょう。

  • デザインをチェック
  • 大きさと重量を計測
  • 磁石を使って調べる

では、それぞれどのように調べればいいのか詳しく解説していきます。

ポイント①:デザインをチェック

まずは、この記事に載せている画像を参考にしてデザインを確認してください。
特に、描かれている絵や文字の彫りの深さに注目してみましょう。

偽物の硬貨は、こうした図柄の彫りが浅い場合が多くあります。
ですから、凹凸がハッキリと出ていない場合は偽物の可能性があります。

東京オリンピック記念100円銀貨の場合、表面の聖火や五輪を確認してみましょう。
炎のような複雑な模様ほど模倣しにくくなります。

ポイント②:大きさと重量を計測

大きさや重さも調べておくと信頼性が高まります
東京オリンピック記念100円銀貨の大きさは直径2.26cmです。
これは普段使っている100円玉と同じ大きさなので、硬貨を重ねるだけで確認できます。

大きさの確認が済んだら、重さも量ってみましょう。
東京オリンピック記念100円銀貨の重さは4.8gです。
大きさが同じなのに重さが違ったら、違う金属が混じった偽物の可能性がでてきます。

偽物の硬貨は安い金属を使って作ることが大半です。
そのため、銀貨のように貴金属を使った硬貨の偽物は重さに違いが出やすくなります。

ポイント③:磁石を使って調べる

オリンピック記念100円銀貨に使われている素材はどれも磁石にくっつきません。
そのため、磁石に引き寄せられるようであれば間違いなく偽物です。

これもポイント②と同様に、素材の違いを利用した見分け方です。
偽物の多くは、鉄のような手に入れやすい金属を使っています。
そのため、磁石に引き寄せられてしまうのです。

東京オリンピック記念100円銀貨を高く売るには?

どうせ売るなら少しでも高く買い取ってもらいたいものです。
では、少しでも高く売るにはどうすればいいのでしょうか?

ここからは、東京オリンピック記念100円銀貨を売る前に知っておきたいことを紹介していきます。

売却時に気を付ける4つのポイント

古銭売却を検討する際にはいくつか注意しておくべきことがあります。
それは以下の4点です。

  • 買取業者の選択
  • 銀相場のチェック
  • 硬貨を磨かない
  • 付属品も添える

上記のポイントについてひとつずつ詳しく解説していきます。

ポイント①:買取業者の選択

取引相手を選ぶ際には、信頼性や口コミの評判を重視しましょう。
過去の取引内容や件数といった実績の有無は必ず確認しておきたいところです。

買取業者に依頼する場合は、会社情報が明らかになっているか、鑑定士が所属しているかを確認してください。

信頼できる業者であれば、厳正な査定を通して適正な買取価格を提示してくれます。
アンティーリンクでは買取価格表を常に公開していますので、是非とも買取価格の参考にしてください。

ポイント②:銀相場のチェック

オリンピック記念100円銀貨の買取価格は日々変動します。
価格設定は銀相場を参考にしているため、銀相場をチェックしておくと売り時がわかります。
銀の相場が高いときに売ることで買取価格も高くなります。

銀相場は、貴金属取引をしている企業がWEBサイト上で公開しています。
価格推移を調べて銀相場の動向をうかがってみましょう。

ポイント③:硬貨を磨かない

硬貨の状態が良い方が買取が有利になるのは事実です。
だからと言って、貨幣を磨いてしまうのは逆効果です。
なぜなら、硬貨を磨くと表面に傷がついたり、金属を削っていると判断される可能性があるからです。

古銭取引では硬貨が加工されている可能性があると価値が落ちてしまいます。
なので、古銭を磨いてしまうと価格が落ちる危険性が高いです。

100円銀貨の場合は少々事情が異なりますが、磨くことで価値が下がるのは同じです。
100円銀貨は銀の含有量をもとに、銀相場を参考にして価格を決めています。
磨いたことにより重さが変わってしまえば銀の含有量が減ったということです。
その分、価格が下がってしまうのは当然です。

つまり、貨幣の種類を問わず硬貨を磨くのは厳禁ということです。

ポイント④:付属品も添える

オリンピック記念100円銀貨は、同時期に1000円銀貨も発行されています。
また、100円銀貨と1000円銀貨をセットでしまっておくケース<もありました。 こうした付属品をセットにして売却した方が買取価格が高くなりやすいです。 もし、付属品がある場合は取引相手に必ず伝えるようにしましょう。

売るならメルカリと買取業者のどっち?

オリンピック記念100円銀貨を売る手段は、大きく分けると以下のふたつです。

  • フリマアプリ(メルカリ、ヤフオク)
  • 古銭買取業者

「どちらの取引方法が自分に合っているか?」が気になるところですよね。
では、それぞれのメリットについて解説していきます。

売却方法①:フリマアプリ(メルカリ、ヤフオク)

ひとつめの方法は、メルカリやヤフオクを使った個人での取引です。
保存状態が良ければ1枚数百円以上で取引されることも多いです。

※フリマアプリでの2025年現在では100円銀貨の取引は禁止されています。

ですが、10%以上の手数料や、自分で適正な価格を設定できなければ買い手が付かない可能性があります。
大量に売却する場合、保存状態の良いものを選り分ける手間がかかるのも難点です。

保存状態の良いものや、セットで売れるものがあるなら、こうしたフリマアプリで高値を狙ってみるのもいいかもしれません。

売却方法②:古銭買取業者

オリンピック記念100円銀貨のもうひとつの売却方法は、古銭買取業者の利用です。
商品を送ってしまえば査定はすべて任せられるので、手間がほとんどかかりません

取引の実績がある買取業者であれば、適正な価格で買い取ってもらえる点も大きいです。
相場や適正価格について細かく調べる時間も省けます。

取引したい古銭の枚数が多かったり、他の古銭が混ざったりしていても一括で査定依頼できます。
個人での取引に少しでも不安を感じたら、まずは買取業者に査定を依頼してみましょう。

最後に、オリンピック記念100円銀貨取引のポイントをおさらいしておきましょう。

POINT

  • オリンピック記念100円銀貨は100円以上の価値がある
  • 買取価格は銀相場と連動
  • 付属品の有無をチェック
  • まとめて売るなら古銭買取業者がおすすめ

アンティーリンクでは、オリンピック記念100円銀貨だけでなく、その他の古銭も買取しています。
LINEでの無料査定も行っていますので、お気軽にご相談ください!