鳳凰100円銀貨の買取価格|昭和32年・33年の価値
鳳凰100円銀貨とその価値について解説します。
現在、100円銀貨の価値は額面を上回っています。
また、細かなデザイン違いがあると価値が高まることがありますので、手変わりについてもご紹介します。
- 古銭鑑定士
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2012年、古銭買取専門店「アンティーリンク」を創業し、古銭の買取・販売を始める。
2022年、日本唯一の古銭鑑定機関「貨幣商協同組合」に加盟
現在は古銭鑑定士として、テレビ等メディア出演多数
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目次
鳳凰100円銀貨の価値について
鳳凰100円銀貨をはじめとする100円銀貨は、銀の含有量と銀の相場に基づいてか価値が決まります。
発行当時よりも現在の方が銀の価値が高いため、鳳凰100円銀貨には額面(100円)以上の価値があります。
市場での銀の価値に影響されるため、銀相場によって鳳凰100円銀貨の価値も変動します。
100円銀貨は発行量が多いため古銭としての希少価値はありません。
昭和32年と昭和33年の鳳凰100円銀貨の価値の違い
| 発行年 | 枚数 |
|---|---|
| 昭和32年 | 3,000万枚 |
| 昭和33年 | 7,000万枚 |
| 合計 | 1億枚 |
昭和32年・昭和33年の鳳凰100円銀貨は、通常品であれば基本的に同じ買取価格です。
ただし、未使用品・ロール品・エラー品・鑑定品は別評価になる場合があります。
買取業者は鳳凰100円銀貨を地金の価値を元に買取価格を決めています。

アンティーリンクでは銀貨の状態(グレード)に関係なく、地金相場を元にした価格で買取しています。
銀なら溶かした方が高い?
鳳凰100円銀貨に含まれている銀の価値について考えてみましょう。
2025年11月現在、銀価格は1gあたり288円前後です。
2.88g × 288円 = 約829円
銀相場のみで考えると829円の価値が見込めます。

先述の買取価格と比較して、なぜここまで価格差があるのでしょう?

鳳凰100円銀貨は銀としての価値で取引されますが、溶かして「銀の塊」にすることが禁止されているからです。
日本では、貨幣損傷等取締法という法律が存在し、貨幣を無断で損傷することや溶かすことは禁じられています。
① 貨幣は、これを損傷し又は鋳つぶしてはならない。
② 貨幣は、これを損傷し又は鋳つぶす目的で集めてはならない。
(後略)
出典:貨幣損傷等取締法(昭和二十二年法律第百四十八号)
つまり、鳳凰100円銀貨を溶かして銀の地金として売ることは法律違反です。
また、地金の価値は銀相場によって変動するため、溶かすことで得られる金額が常に高いとは限りません。
そして鳳凰100円銀貨には銀以外の素材も含まれているため、単純に銀地金として取り扱えるわけではありません。
上記のような理由もあって、買取価格と銀地金としての価格に差があるんですね。
鳳凰100円銀貨の手変わりやエラーコイン
通常の鳳凰100円銀貨の場合には、地金相場に連動して価値が決まることになりますが、手変わり(些細なデザイン違い)やエラーコインの類は、地金価値以上の価値がつけられることがあります。
串刺し
鳳凰100円銀貨で確認されている手変わりの1つに「串刺し」というものがあります。
硬貨の裏面の旭日の光線部分をルーペなどで拡大して見てください。

赤い丸で囲んでいる箇所をご覧ください。
光線の横線に対し、縦に線が入っているのが見てとれると思います。
こうしたデザインは通常品では見られません。
見本打ち?の特別な鳳凰100円銀貨
この100円銀貨には特別な打刻が施されており、通常よりもトーンがかかっていて、日章の光線の鋭さや、馬の歯も違い、見比べてみると違いが分かります。

贈答用のプレミア鳳凰100円銀貨と通常品の比較
このコインは、オリジナルと思われる収納ケースに収められている場合がほとんどで、鳳凰100円銀貨が発行された年「昭和32年」から推測するに、特別な贈答品として海外へ渡ったという説が有力です。
傾打ちエラー、角度ずれエラー
鳳凰100円銀貨のオークション落札価格で最も高額なものは、この傾打ちエラー、角度ずれエラーです。
これは表面と裏面の角度が一致せず、どちらか一方の面のデザインだけ、ずれた状態のものをいいます。
さきほどの串刺しよりはかなり細かく確認する必要がありますが、このエラーはひっくり返すだけで判別可能なので、わかりやすいかもしれません。

ただ上記のような鳳凰100円銀貨はなかなか見つかりません。
弊社でも通常の買取価格以上でお買取りすることが多いのは、状態のキレイな「未使用品」です。
鳳凰100円玉を高く売るには?
鳳凰100円銀貨を高く売るためには、注意することが3つあります。
POINT
- 業者の信頼性や評判
- 銀相場の動向
- フリマサイトも検討
まず買取業者を選ぶ際には、信頼性や評判を確認しましょう。
信頼できる業者は、公正な査定を行い適正な価格を提示してくれる可能性が高いです。
次に価格に直結する、銀相場の動向を注視しておきましょう。

銀相場が上がっている時に売ることで、より高く買取してもらえます。
余裕がある方はご自身で分類し、フリマサイト等で売却するのが良いかもしれません。
フリマサイトやオークションでは、10%以上の手数料かかったり、ユーザー間のトラブルにあったりとデメリットもあります。
100円銀貨の買取実績
初めての方も安心!アンティーリンクの買取サービス
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鳳凰100円銀貨とは
鳳凰100円銀貨は、日本初の100円硬貨として発行された旧100円玉です。
鳳凰と桜が描かれた特徴的なデザインから人気を集めています。
章を中心に桜花4輪が囲み、記年と共に価額をローマ字で記してあります。
価額のローマ字表記は、明治三十一年 から発行された稲一銭銅貨以来のことで、現行通常貨では唯一のものです。
以下は、鳳凰100円銀貨についての基本情報です。


| 直径 | 2.26cm |
|---|---|
| 重さ | 4.8g |
| 品位 | 銀600/銅300/亜鉛100 |
| 発行年 | 1957年(昭和32年)~1958年(昭和33年) |
鳳凰(ほうおう)のデザイン
戦後の1957年(昭和32年)12月11日に、初めての100円硬貨として鳳凰を意匠とする銀貨が発行されました。
表面に羽を広げた鳳凰の図柄および「日本国」と「百円」の文字、裏面には旭日を囲む4輪の桜花の図柄と「100YEN」の文字・製造年が配されていて、硬貨では当時の最高額面でした。
| 表 | 裏 | ||
|---|---|---|---|
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||
| 図柄 | 文字 | 図柄 | 文字 |
| 鳳凰 | 日本国 百円 | 日章 桜花 | 100 YEN 昭和三十二,三十三年 |
【表面】鳳凰のデザイン:平和と高貴の象徴
硬貨の表面(年号がない方)には、翼を広げた鳳凰がダイナミックに描かれています。
このデザインには深い意味が込められています。
なぜ「鳳凰」が選ばれたのか?
鳳凰は、古来より中国や日本において「聖天子(徳の高い君主)が現れる兆しとして現れる瑞鳥」とされています。
戦後の混乱を抜け出し、平和国家としての再出発と経済成長を目指す当時の日本にとって、鳳凰は「平和」と「繁栄」を象徴するこれ以上ないモチーフでした。
デザインの細部と特徴
- 繊細な羽の描写: 銀貨特有の光沢を生かし、鳳凰の長い尾羽や翼の羽毛が非常に細かく彫金されています。
- 構図の妙: 円形の硬貨いっぱいに翼を広げる構図は、躍動感と威厳を感じさせます。
- 漢字表記: 上部に「日本国」、下部に「百円」と漢字で表記されており、重厚な和の雰囲気を醸し出しています。
【裏面】旭日と桜:日本を象徴する意匠
裏面(年号がある方)のデザインもまた、日本らしさが凝縮されています。
旭日と桜花
中央には輝く太陽を表す「旭日」が配置され、その左右を向かい合う「桜の花」が囲んでいます。
- 旭日
- 「日出ずる国」である日本の象徴であり、未来への希望や発展をイメージさせます。
- 桜
- 日本の国花であり、国民に最も愛されている花です。
この「旭日と桜」の組み合わせは、後の「稲穂100円銀貨」や現在の「桜100円白銅貨」へと続く、100円硬貨の系譜の原点といえます。
珍しい「欧文」表記
裏面の大きな特徴の一つが、下部に刻まれた「100 YEN」というアルファベット表記です。
昭和30年代の通常貨幣で、額面を英語(ローマ字)で表記するのは非常にモダンな試みでした。
これは、日本が国際社会へ復帰し、グローバルな視点を持ち始めた時代の空気を反映しているとも言われています。
毎年12月11日は「100円玉の日」という記念日
毎年12月11日は「100円玉の日」という記念日です。
この日は、1957年(昭和32年)12月11日に日本で初めて100円玉となる「鳳凰100円銀貨」が発行されたことをお祝いする日です。

「100円玉の日」は祝日ではないため、多くの人に知られているわけではありませんが、日本のお金の歴史や経済の発展を考える良い機会とも言えますね。
他の100円銀貨と何が違うの?
一般に100円銀貨とよばれるコインは、鳳凰100円銀貨以外にもあります。
他の100円銀貨と比べて何が異なるのでしょうか?

鳳凰100円銀貨はデザインが特徴的であり、その美しさからコレクターに人気があります。
他の100円銀貨と比べても、鳳凰100円銀貨は戦後初の銀貨という歴史的な背景を持っています。
稲穂100円銀貨
鳳凰100円銀貨の発行開始から2年後の1959年(昭和34年)、量目・品位はそのままで、デザインのみ稲穂に変更されました。
表面には稲穂、裏面には図案化された分銅型に重ねて「100」の数字が表記されています。
製造期間は100円銀貨の中で最も長く、1966年(昭和41年)まで発行されました。
稲穂100円銀貨は発行数が多いため、古銭としての希少性はありません。
オリンピック100円銀貨
1964年(昭和39年)に開催された東京オリンピックに合わせて、記念貨幣として発行されました。
稲穂100円銀貨から一部デザインのみを変更し、表面は聖火と五輪マークです。
通常の100円硬貨としての製造計画の枠内で発行されたため、なんと8,000万枚も発行されました。
こちらは記念貨幣として発行されたため、保管状態が良いものが多く存在します。
その反面、発行枚数が多かったため、未使用品でもプレミアが付きにくい傾向にあります。
鳳凰100円硬貨に偽物はある?
鳳凰100円銀貨にも、偽物は存在します。
偽物の鳳凰100円銀貨を見分けるためには、以下の3つのポイントに注意する必要があります。
デザインの確認
偽物は、本物と比べてデザインの細部や文字の彫りが浅い場合があります。
特に文字の端や細かい模様に注目してみましょう。
重さとサイズ
偽物には鉄や鉛などの卑金属が使われていることが多いため、本物よりも軽かったり、サイズが異なったります。
正確な重さとサイズを確認することで、偽物を見抜くことができます。
磁石の反応
鳳凰100円銀貨は銀と銅、亜鉛でできているので、磁石にはくっつきません。
磁石に引き寄せられるような反応がある場合は偽物の可能性が高いです。
鳳凰100円銀貨の本物と偽物を見分けるためには、デザインの確認や重さとサイズ、磁石の反応に注目する必要があります。
偽物を避けるためには、信頼できる販売業者や専門家に査定を依頼するのが一番です。
鳳凰100円銀貨に関するよくある質問
昭和32年発行の100円銀貨の価値は?
通常品は昭和33年発行分と同じ買取価格で、銀60%を含むため額面100円を大きく超える657円の価値があります。
最新の買取価格は100円銀貨の買取価格ページで毎日更新しています。
鳳凰100円銀貨は今でも使えますか?
ただし、以下の点にご注意ください。
- 自動販売機・ATM
- サイズや重さが現在の100円玉と異なるため、使えません。
- お店での支払い
- 法的には有効ですが、見慣れない硬貨のため店員に断られる可能性があります(銀行の窓口では確実に預金・両替が可能です)。
- 価値について
- 銀が含まれているため、額面(100円)以上の価値(数倍〜)がつくことが多いです。そのまま使うよりも、コインショップ等での売却や保管をおすすめします。
鳳凰100円銀貨の発行枚数は?
鳳凰100円銀貨の銀含有量は?
硬貨全体の重さ4.8gに対し、半分以上が銀で構成されています。
価値ある鳳凰100円銀貨、眠っていませんか?
鳳凰100円銀貨は、一見すると普通の古い硬貨ですが、現在は銀価格の高騰により額面以上の価値を持っています。
特に「串刺し」と呼ばれる珍しいタイプやエラーコインであれば、さらに高値が期待できます。
「法定通貨だから銀行へ」はもったいない!
銀行で両替すればただの100円ですが、専門店なら数百円以上の価値になる可能性があります。
アンティーリンクでは、鳳凰100円銀貨を含む古銭の買取実績が豊富です。
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