稲穂100円銀貨の買取価格と価値|昭和34年~41年の旧100円玉
「稲穂100円銀貨」は、昭和34~41年に発行された旧100円硬貨で、額面以上の価値で取引されます。
100円銀貨全体の最新の買取価格や、鳳凰・東京オリンピック記念100円銀貨との違いは、100円銀貨の買取価格で確認できます。
| 稲穂100円銀貨 本日の買取価格 |
|---|
| 543円(税込) ※価格が決まる理由 |
- 稲穂100円銀貨の価値と銀含有量
- 昭和39年・昭和40年の発行枚数と価値
- 稲穂100円銀貨の特徴、本物か確認するポイント
本記事では、稲穂100円銀貨の価値、年号、特徴、本物か確認するポイント、売却時の注意点を詳しく解説します。
目次
稲穂100円銀貨の価値
稲穂100円銀貨は、通常品でも額面以上の価値で取引されることがあります。
記事上部の価格表で最新の買取価格を確認し、銀含有量、保存状態、年号をあわせて判断しましょう。
稲穂100円銀貨の価値が決まる仕組み

稲穂100円銀貨は、その名の通り素材に多くの銀を使っています。
そのため、銀地金の価格を参考にして100円以上の価値がつけられます。
銀相場と連動する買取価格
稲穂100円銀貨は1枚4.8g、銀含有量は60%なので、1枚に2.88gの銀が含まれています。
この銀の量と銀相場を参考に、額面を大きく超える価値が付くことがあるといえます。
ただし、100円銀貨は銀地金として自由に溶解して取引できるものではありません。
そのため、銀の含有量だけで買取価格が決まるのではなく、銀相場や硬貨としての取引条件を踏まえて価格が決まります。
昭和39年・昭和40年の稲穂100円銀貨
昭和39年と昭和40年の硬貨は、どちらも通常貨幣として発行された稲穂100円銀貨です。
年号だけで大きなプレミアが付くとは限らず、銀相場や保存状態もあわせて評価されます。
昭和39年の稲穂100円銀貨
昭和39年の稲穂100円銀貨は1,000万枚発行されました。
同じ昭和39年には東京オリンピック記念100円銀貨も発行されています。
ただし、表面が稲穂、裏面が分銅と「100」の硬貨は通常貨幣の稲穂100円銀貨であり、聖火台と五輪マークの記念貨幣とは別の硬貨です。
昭和40年の稲穂100円銀貨
昭和40年の稲穂100円銀貨は6,250万枚発行されました。
通常品の価値は、年号だけでなく傷や摩耗などの保存状態も確認して判断します。
稲穂100円銀貨の年別発行枚数
| 発行年 | 枚数(単位:枚) |
|---|---|
| 1959年(昭和34年) | 1億1,000万 |
| 1960年(昭和35年) | 5,000万 |
| 1961年(昭和36年) | 1,500万 |
| 1962年(昭和37年) | 0 |
| 1963年(昭和38年) | 4,500万 |
| 1964年(昭和39年) | 1,000万 |
| 1965年(昭和40年) | 6,250万 |
| 1966年(昭和41年) | 9,750万 |
| 合計 | 3億9,000万 |
また、上記の表のとおり、昭和37年には稲穂100円銀貨は発行されていないので、もしあればそれは加工品(偽物)といえます。
稲穂100円銀貨の特徴と基本情報
「稲穂100円銀貨」は、鳳凰100円銀貨に次いで発行された旧100円硬貨です。
「稲100円銀貨」と呼ばれることもあります。
表面には「稲穂」、裏面に「100」と額面が描かれています。
現在使用されている桜100円白銅貨にも通ずるデザインです。
以下は、稲穂100円銀貨についての基本情報です。

稲穂100円銀貨表面

稲穂100円銀貨裏面
重さ/品位/発行年
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発行年 | 昭和34年~昭和41年 |
| 直径 | 22.6mm |
| 重さ | 4.8g |
| 品位 | 銀60%・銅30%・亜鉛10% |
| 縁刻 | ギザ |
| 通常品の買取価格 | 100円銀貨3種類で同額 |
稲穂(いなほ)のデザイン
鳳凰の100円銀貨の発行開始年から2年後の1959年(昭和34年)2月16日に、量目・品位をそのままで、デザインが稲穂に変更された稲穂100円銀貨が発行されました。
稲100円銀貨とも呼ばれています。
表面には稲穂の図柄と「日本国」「百円」の文字、裏面には図案化された分銅型に重ねて「100」の数字、その上下に分かれて製造年が表記されています。

なお、この際に五十円硬貨もデザインが変更され、共に一般公募されたデザインが採用されました。
製造期間は1959年(昭和34年)~1966年(昭和41年)ですが、1962年(昭和37年)銘のみ製造されていません。
| 面 | 画像 | 図柄 | 文字・年号 |
|---|---|---|---|
| 表面 | ![]() |
稲穂 | 日本国、百円 |
| 裏面 | ![]() |
分銅、100 | 昭和の年号 |
【表面】稲穂のデザイン:五穀豊穣と繁栄
硬貨の表面(年号がない方)には、名称の由来でもある「稲穂」が描かれています。
なぜ「稲穂」なのか?
日本は古くから「瑞穂の国(みずみずしい稲穂が実る国)」と呼ばれてきました。
戦後の食糧難を乗り越え、農業生産が安定し、国全体が経済的に豊かになっていく時代背景の中で、稲穂は「五穀豊穣」と「国民の生活の安定」を象徴するモチーフとして選ばれました。
デザインの構成
- たわわに実る様子
- 画面中央に大きく配置された稲穂は、実が詰まり、頭を垂れている様子が描かれています。
- 写実的な描写
- 鳳凰のような装飾的な美しさとは対照的に、稲穂の一粒一粒や葉の形状が写実的に表現されており、土の匂いがするような力強さを感じさせます。
【裏面】分銅と「100」の秘密
裏面(年号がある方)のデザインには、実は非常に面白い意匠が凝らされています。
単に数字が書いてあるだけではありません。
数字の背景にある「分銅型」
アラビア数字で大きく書かれた「100」の背景をよく見てみてください。
独特なひし形のような形がデザインされています。
これは、江戸時代などに両替商が金や銀の重さを量る際に使った「分銅」を模したものです。
- 伝統の継承
- 近代的なアラビア数字と、伝統的な分銅の形を組み合わせることで、「貨幣としての信用」と「歴史の継承」を表現しています。
- 視認性の向上
- 鳳凰100円銀貨では漢字の「百円」やローマ字の「100 YEN」が使われていましたが、稲穂100円ではパッと見て金額がわかる「100」という数字がメインになりました。
これは、自販機の普及など、貨幣がよりスピーディーに使われる時代への変化を表しています。
鳳凰から稲穂へ変わっても、仕様は同じ
稲穂100円銀貨は、昭和34年に鳳凰100円銀貨から図柄を変更して発行されました。
造幣局によると、この変更では大きさと素材はそのままで、デザインだけが稲穂へ変更されています。
鳳凰100円銀貨と稲穂100円銀貨は、どちらも直径22.6mm、量目4.8g、銀60%の硬貨です。
そのため、年号だけで判断せず、表面の稲穂と裏面の分銅・「100」の図柄を確認することが大切です。
稲穂100円銀貨かを図柄と年号で確認する
稲穂100円銀貨は、表面の稲穂と「日本国」「百円」、裏面の分銅型の図柄と「100」で確認できます。
昭和34年から昭和41年の年号があることも確認してください。
ただし、昭和37年の稲穂100円銀貨は発行されていません。
また、昭和39年は東京オリンピック記念100円銀貨も発行された年ですが、聖火台と五輪マークがあるものは別の記念貨幣です。
判断に迷うときは、硬貨を磨いたり傷を付けたりせず、古銭に詳しい専門家へ相談しましょう。
稲穂100円銀貨を売るときの注意点
売却前には、硬貨の状態を変えずに保管し、記事上部の最新の買取価格を確認しましょう。
磨かずに保管する
変色や汚れが気になっても、硬貨を磨くと表面の状態が変わり、評価に影響することがあります。
傷が付かないように保管し、そのまま査定を依頼してください。
最新の買取価格を確認する
稲穂100円銀貨の買取価格は、銀相場などによって変動します。
売却前に、100円銀貨の買取価格で最新の価格を確認してください。
稲穂100円銀貨以外の100円銀貨
| 画像 | 名称 | 発行年 | 図柄・表記 |
|---|---|---|---|
| 鳳凰100円銀貨 | 昭和32〜33年 | 表:鳳凰 裏:日章・桜花 |
|
| 稲穂100円銀貨 | 昭和34〜41年 | 表:稲穂 裏:分銅 |
|
| 東京オリンピック100円硬貨 | 昭和39年 | 表:聖火台と五輪 裏:TOKYO 1964 |
|
100円銀貨の買取実績
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稲穂100円銀貨に関するよくある質問
稲穂100円銀貨はレアですか?
ただし、銀を含むことや保存状態によって、額面以上の価値で取引されることがあります。
昭和39年の稲穂100円銀貨は東京オリンピック記念硬貨ですか?
昭和39年の稲穂100円銀貨は通常貨幣で、表面に稲穂、裏面に分銅型の図柄と「100」があります。
東京オリンピック記念100円銀貨は、聖火台と五輪マークが図柄の記念貨幣です。
昭和40年の稲穂100円銀貨の価値は?
通常品では年号だけで大きなプレミアが付くとは限らず、銀相場や保存状態をあわせて確認します。
稲穂100円銀貨の銀含有量は?
硬貨全体の重さは4.8gで、1枚あたり約2.88gの銀を含みます。
稲穂100円銀貨は今でも使えますか?
ただし、自動販売機などで使えないことがあるため、金融機関での交換や売却を検討してください。
まとめ
稲穂100円銀貨は、その希少性よりも「銀」としての価値が高く評価されている硬貨です。
額面以上の価値が付くことがあるため、売却前には記事上部の最新価格を確認しましょう。
売却先を選ぶときは、古銭の取り扱い実績や査定内容を確認することが大切です。
硬貨を磨かずに保管したうえで、査定を依頼しましょう。
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