東京オリンピック1000円銀貨 偽物の見分け方

東京オリンピック記念1000円硬貨も偽物が存在する可能性があります。
取引をするうえで、偽物を買ってしまったり売ってしまったりしまわないように注意が必要です。

ここからは、東京オリンピック1000円銀貨の偽物を見分ける方法を解説していきます。

ポイント①:デザインをチェック

まずは、表裏のデザインを確認してみましょう。

オリンピック1000円銀貨表
オリンピック1000円銀貨裏

表面には以下の刻印・モチーフが施されています。

  • 日本国
  • 千円
  • 富士山
  • 桜の絵

裏面には以下の刻印、モチーフが施されています。

  • 1964 TOKYO
  • 1000YEN
  • 昭和39年
  • 五輪ロゴ
  • 桜のマーク(8個)

こうした文字や絵をしっかりと見てみましょう。
偽物は彫りが浅く、凹凸が少ない平坦なものが多くなっています。

現在見つかっている偽物の中には、刻印やマークだけでは判別が難しいものがあります。

ポイント②:大きさと重量を計測

次に、大きさや重さを計ってみましょう。
以下は1964年 東京オリンピック記念1000円銀貨の大きさと重さです。

  • 直径: 3.5cm
  • 重さ: 20.0g

近代硬貨の大きさは均一に作られているため、大きかったり小さかったりするなら偽物です。

また、大きさが均一で金属の含有量が同じである以上、重さも同じです。
1g以上の誤差があるなら、偽物であると断言できます。

ポイント③:磁石を使って調べる

最後に、磁石につくかどうかを確かめてみましょう。
東京オリンピック記念1000円銀貨は、ほぼ銀でできています。
つまり、磁石にはくっつかない素材です。

偽物は鉄のような卑金属も混ぜて作ることが多いものです。
そのため、磁石にくっついてしまうことがあります。
磁石に引き寄せられたり、くっつくようであれば間違いなく偽物です。

番外編:成分分析機にかけてみる

最後は成分分析機を使って偽物を見分ける方法です。
一般の方が気軽にできない方法なため番外編とさせていただきました。

東京オリンピック記念1000円銀貨にも、額面が1000円の記念銀貨は多数存在します。
これまでに発行された1000円記念銀貨については、こちらの記事でとりあげています。