

品位
・金91.7%(K22)
・銀3.0%
・銅5.33%


641,000円(税込)
320,400円(税込)
160,200円(税込)
18,892円(税込)
※2025年5月19日より、イーグル金貨の買取価格を大幅に引き上げたため、買取価格チャートが急上昇しています。
品位
・金91.7%(K22)
・銀3.0%
・銅5.33%
ご自宅に眠っているアメリカンイーグル金貨について、「これって今の価値はどれくらい?」「金相場が上がっている今が売り時?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
この記事では、専門家がイーグル金貨の最新の買取相場と、価値が決まる仕組みを分かりやすく解説します。
サイズごとのスペック表や、新旧デザインの違い、そして少しでも高く売るためのコツまで網羅していますので、売却を検討されている方はぜひ最後までご覧ください
2022年、日本唯一の古銭鑑定機関「貨幣商協同組合」に加盟
現在は古銭鑑定士として、テレビ等メディア出演多数
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目次
まず初めに、イーグル金貨の買取価格は、どうやって決まっているのかについて解説します。
アメリカンイーグル金貨は、主に以下の2つのポイントを見て価格が決まります。
最も基本となるのは、「金(ゴールド)としての価値」です。 ただし、ここで注意が必要なのは、イーグル金貨は純金(K24)ではなく、22金(K22)で作られているという点です。
多くの地金型金貨(メイプルリーフ金貨など)は純度99.99%の純金ですが、イーグル金貨は純度約91.67%の22金です。
残りの約8.33%には銀と銅が含まれており、これにより耐久性と独特の色味を持たせています。
査定の際は、コイン全体の重量に含まれる「純金の含有量」を計算し、その日の金相場と照らし合わせてベースとなる価格を算出します。
イーグル金貨はアメリカ合衆国が発行する金貨であるため、日本の「金相場」だけでなく、「為替相場(円安・円高)」の影響も大きく受けます。
金は国際的にはドル建てで取引されます。そのため、以下の条件が揃った時に、日本円での買取価格も高くなります。
「今は金が高い」というニュースだけでなく、「円安が進んでいるか」もチェックすることが、高価買取の重要な鍵となります。
アメリカンイーグル金貨には、重量やサイズが異なる4種類のバリエーションが存在します。
すべての種類に共通して、表面には自由の女神(リバティ)、裏面には国鳥である白頭鷲(イーグル)が描かれていますが、額面や大きさが異なります。
お手持ちの金貨がどのサイズに該当するか、以下のスペック表と特徴を確認してみましょう。
| サイズ(オンス) | 額面 | 全体の重量 | 純金の重量 | 直径 |
|---|---|---|---|---|
| 1オンス(1oz) | 50ドル | 約33.93g | 約31.10g | 32.70mm |
| 1/2オンス(1/2oz) | 25ドル | 約16.96g | 約15.55g | 27.00mm |
| 1/4オンス(1/4oz) | 10ドル | 約8.48g | 約7.77g | 22.00mm |
| 1/10オンス(1/10oz) | 5ドル | 約3.39g | 約3.11g | 16.50mm |
最も一般的で流通量の多いサイズが、この1オンス金貨です。 額面は「50ドル」です。直径は約32.7mmあり、500円玉(26.5mm)よりもふた回りほど大きく、ずっしりとした重量感があります。投資用(地金型金貨)として購入されるケースが最も多く、買取市場でも主力となるサイズです。
額面は「25ドル」。1オンスのちょうど半分の純金量を含みます。 直径は約27.0mmで、日本の500円硬貨とほぼ同じくらいのサイズ感です。1オンスでは予算オーバーだが、ある程度の資産価値を持ちたいという層に人気があります。
額面は「10ドル」。直径は約22.0mmです。 比較的小ぶりで手頃な価格帯となるため、贈答用や初めての金貨購入として選ばれることが多いサイズです。
シリーズの中で最も小さいサイズで、額面は「5ドル」。直径は約16.5mmと、1円玉(20mm)よりも小さいのが特徴です。 その小ささと軽さから、指輪やペンダントトップなどのジュエリー加工用として非常によく利用されています。アクセサリーとしてお持ちの方も多いサイズです。
前のセクションでも少し触れましたが、イーグル金貨の最大の特徴は、その「品位(純度)」にあります。
一般的な投資用金貨(メイプルリーフ金貨やウィーン金貨など)の多くは「K24(純度99.99%)」の純金製ですが、イーグル金貨は「K22(純度91.67%)」です。
イーグル金貨の品位
この配合により、純金よりも硬度が高く「傷がつきにくい」というメリットがあります。また、銀と銅が含まれているため、純金に比べてやや赤みを帯びた、深みのある色合いをしているのも特徴です。
買取査定の際は、コイン全体の重さ(例:1ozなら33.93g)ではなく、そこに含まれる純金の重さ(例:1ozなら約31.1g)を基準に計算されます。「K22だから価値が低い」ということではなく、含有されている純金の量は保証されていますのでご安心ください。
アメリカンイーグル金貨は、1986年の発行開始以来、長らく同じデザインが採用されてきました。しかし、発行35周年を迎えた2021年に、裏面のデザインが初めて全面的に刷新されました。

現在は市場に「タイプ1(旧デザイン)」と「タイプ2(新デザイン)」の両方が流通しています。お手持ちの金貨がどちらのタイプか、見比べてみましょう。
発行初年度から2021年の前半まで製造されていたのが、この「タイプ1」です。 裏面には、巣の中で雛を保護するメスワシと、上空を飛翔するオスワシの家族の情景が描かれていました。
この硬貨のデザインは彫刻家のマイリー・フロスト(Miley Frost / Miley Busiek)氏によってデザインされました。
通称「ファミリーイーグル」とも呼ばれるこのデザインは、アメリカの家族愛や団結を象徴する伝統的な図案として、長年コレクターに親しまれてきました。
2021年の後半から切り替わったのが、この「タイプ2」です。 デザインは一新され、白頭鷲(イーグル)の頭部のアップ(横顔)が力強く描かれています。
こちらの硬貨は、デザイナーのジェニー・ノリス(Jennie Norris)氏とレナータ・ゴードン(Renata Gordon)氏によってデザインされました。
羽の質感まで緻密に描写されており、鷲の鋭い眼差しが印象的です。また、デザインの変更だけでなく、偽造防止技術(セキュリティ機能)も強化されています。 表面の「自由の女神(リバティ)」のデザインも、原版(1907年のセント・ゴーデンス金貨)に基づき、細部がより忠実にリメイクされています。
イーグル金貨の表面には、大きく「LIBERTY」という文字と、自由の女神が描かれています。そのため、「リバティ金貨」と呼ばれることがありますが、実はリバティ金貨というコインが別で存在します。

リバティ金貨は正式には【リバティーヘッド金貨】と言い、アメリカンイーグル金貨よりも古い時代より製造されています。
混同しやすいこの2つを整理すると、以下のような違いがあります。
| 種類 | 発行年 | 特徴 |
|---|---|---|
| アメリカンイーグル金貨
(地金型金貨) |
1986年以降〜現在 | 投資用に発行された現代の金貨。
K22製。 表面は全身の女神像。 |
| リバティヘッド金貨 | 1849年〜1907年頃 | 19世紀〜20世紀初頭に流通していた本物の古銭。
K21.6(90%)製。 表面は女神の横顔。 |
査定の現場では、「リバティ金貨だと思って持っていったら、実はイーグル金貨だった(またはその逆)」というケースがよくあります。 どちらも価値ある金貨ですが、査定金額は変わってきますので注意しましょう。
また、イーグル金貨には、額面が20ドルの通称ダブルイーグル金貨というものがございます。
ダブルイーグル金貨は、現在のイーグル金貨と、リバティヘッド金貨の間に発行されていた金貨です。
ダブルイーグル金貨については、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
「もしかして、これ偽物じゃないかな?」
おうちの中でたまたま見つけた金貨や、お甚取引で買った金貨に対して、そんな不安を抱く方はいると思います。
特にイーグル金貨は世界的に人気が高いため、残念ながら精巧な偽造品(レプリカ)も存在します。
ここでは、ご自宅にある道具を使って、簡易的に真贋を見分けるチェックポイントをご紹介します。
最も確実かつ基本となるのが、サイズと重さの計測です。 金は非常に比重(密度)が高い金属です。もしメッキ品であれば、本物と同じサイズで作ると軽くなり、同じ重さで作るとサイズが大きくなってしまいます。
デジタルスケール(はかり)とノギスがあれば、以下のスペックと照らし合わせてみましょう。
| サイズ | 直径 | 厚さ | 重量(標準) |
|---|---|---|---|
| 1オンス | 32.70mm | 2.87mm | 33.931g |
| 1/2オンス | 27.00mm | 2.24mm | 16.966g |
| 1/4オンス | 22.00mm | 1.83mm | 8.483g |
| 1/10オンス | 16.50mm | 1.19mm | 3.393g |
数値が大きくズレている場合(例:1オンスなのに30gしかない等)は、偽物の可能性が高くなります。
簡単なチェック方法として「磁石」を使う方法があります。 金や銀、銅は磁石にくっつきません。もし、強力な磁石を近づけて「ピタッ」とくっつくようであれば、それは鉄やニッケルなどを芯材に使った偽物(メッキ品)である可能性が極めて高いと言えます。
また、ルーペをお持ちであれば「刻印」も見てみましょう。本物は髪の毛一本一本や羽の質感まで緻密に彫り込まれていますが、偽物は全体的にデザインがぼやけていたり、エッジ(縁)の処理が甘かったりすることが多いです。
ここまでご紹介した方法はあくまで簡易的なチェックです。最近では、タングステンなど金と比重が近い金属を使った「精巧な偽物」も出回っており、重さや磁石だけでは判断できないケースも増えています。
「自分で判断するのは不安」「傷をつけずに確認したい」という方は、無理に自己判断せず、プロの査定員に見てもらうのが最も確実で安全です。
当社アンティーリンクでは、写真を送るだけで真贋と査定額がわかる「LINE査定」を無料で実施しています。 「とりあえず本物かどうかだけ知りたい」というご相談も大歓迎ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
「いつ売れば一番高く売れるの?」 これは、イーグル金貨をお持ちの方が最も知りたいことの一つでしょう。 結論から言うと、「金相場の高騰」と「円安」の2つが重なっている今は、歴史的に見ても非常に良い売り時と言えます。
もちろん、今後も金が上がり続けると予想される場合は、保管しておくのも一つの手です。
ここでは金が上がる理由と、売却や保管のコツをお伝えします。
イーグル金貨の買取価格は、世界の金価格と為替レートによって毎日変動します。 日本国内での買取価格が高くなるのは、以下の条件が揃った時です。
近年はこの2つの条件が揃っており、数年前や数十年前と比較すると、買取価格が数倍になっているケースも珍しくありません。「昔買った金貨が、予想以上の金額になった」と驚かれるお客様も多いのが現状です。
実際過去20年の金相場をグラフにすると以下のようになります。

金価格は比較的穏やかに上昇する傾向にありますが、2020年を超えてからの上昇率はすさまじく、特に2025年では1g2万円を超えたことで世間に大きな驚きを与えました。
イーグル金貨は基本的に「地金(貴金属の塊)」として評価されるため、付属品がなくても買取価格が大きく下がることはありません。裸のコイン1枚でも、その日の相場に基づいた適正価格で買取可能です。
しかし、だからと言って適当に保管することはおすすめしません。金は変色しにくいと言われていますが、イーグル金貨は僅かに銅や銀が含まれる合金のため、空気中の酸素や皮脂汚れによって変色する可能性もございますので、むやみに触ったり、裸のまま放置しないようにしましょう。
また、1枚でも非常に高い価値があるので、セキュリティーに十分注意しましょう。
自宅保管が不安な場合は銀行の貸金庫などを使うことをおすすめします。
「まだ売る決心がつかないけれど、今の価値だけ知りたい」 そんな時は、実際に査定に出してみるのがおすすめです。
相場は毎日変動します。「あの時売っておけばよかった」と後悔しないためにも、まずは現状の価値を把握し、ご自身の希望額と合うか確認してみましょう。
一昔前までは、店舗に出向かないと査定が出来なかったため、手間や不安を感じる方も多いと思いますが、最近では画像を送るだけで査定できるサービスが普及していますので、自宅にいながら査定することができます。
高く売るためには、多少面倒でも複数の店舗で相見積もりを取るのがおすすめです。
アンティーリンクでもラインやメールで画像を送っていただければ無料で査定が出来ますので、お気軽にご利用ください。
最後に、イーグル金貨の買取に関して、お客様からよくいただく質問にお答えします。
A. はい、問題なく買取可能です。 イーグル金貨は「地金型金貨」であり、主な価値は「金の重さ」にあります。そのため、多少の傷や汚れ、変色があったとしても、地金としての価値がなくなることはありません。 「汚れているから売れないかも」と諦めずに、そのままの状態でお持ちください。(※無理に磨くと傷が増えてしまうため、掃除は不要です)
A. もちろん可能です。 1/10オンス金貨1枚からでも、問題ございません。「これだけ持っていくのは恥ずかしい」と遠慮される必要は全くありません。また、イーグル金貨以外でも気になる物ございましたら、なんでもご相談ください!
A. はい、売れます。 イーグル金貨、特に1/10オンスや1/4オンスは、ペンダントトップや指輪に加工されていることが多いです。 その場合、「中のコイン(K22)」と「周りの枠(K18など)」を分けて、それぞれの品位に合わせて正確に査定いたします。枠が壊れていても、石が取れていても買取対象です。
アメリカンイーグル金貨は、その美しいデザインと高い信頼性から、世界中で取引されている価値ある金貨です。
「家にあるイーグル金貨、今の値段を知りたい」 「コレクションを整理して現金化したい」
そうお考えの方は、ぜひアンティーリンクにご相談ください。
古銭・古紙幣・金貨の専門知識を持つ鑑定士が、あなたの大切な金貨を丁寧に査定し、適正な価格をご提示いたします。
相見積もりや、金額だけ知りたい場合でも、お気軽にご相談くださいませ。

アメリカンイーグル金貨の1つ。ダブルイーグル金貨です。
こちらはフィラデルフィア造幣局で発行されたもので、発行枚数は2,831,750枚のため、希少価値があるものではありません。
| 買取価格 | 340,752 円 |
|---|---|
| 買取日 | |
| カテゴリー | 外国金貨の買取実績 | 外国コインの買取実績 |
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