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目次
天正大判金は豊臣秀吉が天下統一を進めていた時代に作られました。
当時の貨幣制度が十分に整っていなかった時代において、秀吉の強大な権力と財力を象徴するとともに、事実上の主要な通貨(基軸通貨)として使われていたと考えられています。
大判はざっくりと分けると全7種類ありますが、天正大判とほかの大判との大きな違いの1つにゴザメがあります。
ゴザメとは、大判の表面にある細かな傷のようなものです。
天正大判とその他の大判の違い
上の写真では、天正大判と慶長大判、万延大判の3つの上部にズームアップしています。
ゴザメがぐちゃぐちゃで、最も不均一なものが天正大判です。
このように表面の傷によっても天正大判であると特定することができます。
天正大判金は、豊臣秀吉の治世である天正年間(1573~1592年)に製造されました。
戦国時代は、各地の有力な武将が軍資金を確保するため、金山や銀山の争奪戦を繰り返しました。
この時代には、部下への褒賞・物資の購入・労役の支払いなどに充てるため、独自の金銀貨が盛んに製造されるようになります。
天正大判金は、まだ貨幣制度が未整備であった時代に、統一政権を築きつつあった豊臣秀吉が発行した事実上の基軸通貨でした。
天正大判金は、日本の貨幣の歴史の中でも特に重要とされる金貨で、その希少性や歴史的背景から非常に高い価値を持ちます。
特徴的なデザインや形状は、のちの江戸時代に徳川家康が確立した慶長貨幣制度にも影響を与え、世界最大級の金貨として今も多くのコレクターに人気があります。
また、豊臣秀吉は1587年(天正15年)に、「天正通宝」という銀貨や、中国の「永楽通宝」を模した金銀貨も鋳造しており、これらは総称して「太閤金銀銭」と呼ばれています。
ただし、「太閤大判金」として知られる八両判や古慶長二分判といった金貨は、実際には徳川家康の領地で使われた貨幣や、慶長金の試作品であることが近年の研究により明らかになっています。
名前に「太閤」とあるため豊臣秀吉と誤解されやすいですが、実際には無関係であるため注意が必要です。
天正大判金は金貨であり、長大判の例では品位(金の純度)が1,000分の730、量目が165.2gです。
これは、のちに鋳造される大判金に比べても明らかに高い金の純度です。
大判金 | 金の品位 | 量目 |
---|---|---|
天正大判金 | 730 | 165.2g |
慶長大判金 | 672 | 164.7g |
元禄大判金 | 521 | 164.5g |
享保大判金 | 676 | 164.5g |
天保大判金 | 674 | 165.2g |
万延大判金 | 344 | 112.4g |
大判は一般の流通を想定したものではありませんが、仮に市中に出回っていたらいったいどのぐらいの価値があったのでしょうか。
今回は、大工さんの日当を参考に大判1枚の価値を考察していきましょう。
当時は10両(大判1枚)で230人もの大工さんを雇えたようです。ここで、大工さんの日当を12,000円だと仮定すると、次のような式が成り立ちます。
この場合、大判1枚は276万円もの価値がある計算です。先ほどのお米の場合とかなり開きがあるように感じませんか。
今回の計算式は、あくまでも現代の相場に合わせてあります。あくまでも目安のひとつとして考えていただければ幸いです。
天正大判金の種類ごとの特徴を理解することが、本物を見分ける上で重要です。
槌目がついている
表面は槌目※であることが天正大判金の共通の特徴です。
「高額買取!大判の価値ランキング・ベスト10」の記事もぜひご参照ください。
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