5000円札の歴代人物は?4種類の肖像・発行年・旧札の価値を比較
5,000円札の歴代肖像は、聖徳太子、新渡戸稲造、樋口一葉、津田梅子の4人です。
発行が終わった旧5,000円札も、現在も使えます。
ただし、記番号や保存状態によっては額面を上回る価値が付く場合があります。
この記事では、歴代4種類の5,000円札の特徴と価値の見分け方を分かりやすく解説します。
これまでに発行された歴代5,000円札の基本情報を、一覧で紹介します。
目次
五千円札の歴代人物の一覧表
5,000円札は、1957年発行のC五千円券から2024年発行のF五千円券まで4種類です。
4種類すべてが有効で、C券とD券は発行停止後の旧札、E券とF券は日銀から発行されています。
| 歴代 | 発行開始年 | 券種 | 肖像 | 肖像人物 |
|---|---|---|---|---|
| 初代 | 1957年 (昭和32年) |
C五千円券 | ![]() |
聖徳太子 |
| 二代目 | 1984年 (昭和59年) |
D五千円券 | ![]() |
新渡戸稲造 |
| 三代目 | 2004年 (平成16年) |
E五千円券 | ![]() |
樋口一葉 |
| 四代目 | 2024年 (令和6年) |
F五千円券 | ![]() |
津田梅子 |
発行開始日と発行停止日
発行停止日は、日本銀行がその券種の発行を停止した日です。
紙幣が使えなくなる日ではありません。
C五千円券とD五千円券も、現在有効です。
| 券種 | 発行開始日 | 発行停止日 | 現在の通用性 |
|---|---|---|---|
| C五千円券 | 1957年10月1日 (昭和32年) |
1986年1月4日 (昭和61年) |
有効 |
| D五千円券 | 1984年11月1日 (昭和59年) |
2007年4月2日 (平成19年) |
有効 |
| E五千円券 | 2004年11月1日 (平成16年) |
発行停止日の公表なし | 有効 |
| F五千円券 | 2024年7月3日 (令和6年) |
発行中 | 有効 |
シリーズ別の紙幣サイズ
C券は額面が高いほど大きく、D券から縦76mmを基準に小型化されました。
E券とF券の一万円札・五千円札・千円札は、同じサイズです。
| シリーズ | 一万 | 五千 | 二千 | 千 | 五百 |
|---|---|---|---|---|---|
| C券 | 84×174 | 80×169 | ― | 76×164 | 72×159 |
| D券 | 76×160 | 76×155 | 76×154 | 76×150 | ― |
| E券 | 76×160 | 76×156 | ― | 76×150 | ― |
| F券 | 76×160 | 76×156 | ― | 76×150 | ― |
この表から分かる5千円札のサイズの変化は、次のとおりです。
- C五千円券は4種類の5千円札で最大
- D五千円券で縦4mm・横14mm小型化
- E五千円券で横幅が1mm大きくなり、F五千円券も同じサイズ
- D券・E券・F券では、一万円札と千円札の中間サイズ
記番号と銘版の違い
記番号は、お札の表面にある英字と数字の組み合わせです。
D券とE券は記番号の色で部分改刷前後を見分けられます。
銘版は、お札の中央下部にある製造機関の表記です。
| 券種 | 記番号の例 | 記番号の色 | 銘版 |
|---|---|---|---|
| C五千円券 | 前期:A000000A 後期:AA000000A |
黒色 | 大蔵省印刷局製造 |
| D五千円券 | 前期:A000000A 後期:AA000000A |
黒色 褐色(1993年12月1日~) |
大蔵省印刷局製造 財務省印刷局製造 国立印刷局製造 |
| E五千円券 | 前期:A000000A 後期:AA000000A |
黒色 褐色(2014年5月12日~) |
国立印刷局製造 |
| F五千円券 | AA000000AA | 黒色 | 国立印刷局製造 |
初代から順に見ていきましょう。
初代5000円札 聖徳太子五千円

| 券種 | C五千円券 |
|---|---|
| 肖像人物 | 聖徳太子 |
| 発行開始日 | 1957年10月1日 |
| サイズ | 縦80mm×横169mm |
| 特徴 | 日本で最初の5000円札 裏面は日本銀行 |
C五千円券は1957年に発行された、日本初の5,000円札です。
4種類で最も大きく、表面に聖徳太子、裏面に日本銀行が描かれています。
二代目5000円札 新渡戸稲造五千円

| 券種 | D五千円券 |
|---|---|
| 肖像人物 | 新渡戸稲造 |
| 発行開始日 | 1984年11月1日 |
| サイズ | 縦76mm×横155mm |
| 特徴 | 裏面は富士山 記番号は黒色と褐色 |
D五千円券は新渡戸稲造を肖像に採用した、2代目の5,000円札です。
1984年に発行され、裏面に富士山が描かれています。黒色と褐色の記番号、銘版の違いが主な見分け方です。
三代目5000円札 樋口一葉五千円

| 券種 | E五千円券 |
|---|---|
| 肖像人物 | 樋口一葉 |
| 発行開始日 | 2004年11月1日 |
| サイズ | 縦76mm×横156mm |
| 特徴 | 裏面は燕子花図 ホログラムを採用 |
E五千円券は樋口一葉を肖像に採用した、3代目の5,000円札です。
2004年に発行され、裏面に燕子花図が描かれています。ホログラムの形と記番号の色で仕様の違いを見分けられます。
四代目5000円札 津田梅子五千円

| 券種 | F五千円券 |
|---|---|
| 肖像人物 | 津田梅子 |
| 発行開始日 | 2024年7月3日 |
| サイズ | 縦76mm×横156mm |
| 特徴 | 裏面は藤 3Dホログラムを採用 |
F五千円券は津田梅子を肖像に採用した、4代目の5,000円札です。
2024年に発行され、裏面に藤が描かれています。3Dホログラムが主な偽造防止技術です。
額面以上の価値が付く5000円札の特徴
ここまで歴代の5000円札の情報と価値についてお伝えしました。
これまでの情報を以下にまとめます。
- 聖徳太子、新渡戸稲造、樋口一葉、津田梅子5000円札は額面通りの価値
5000円札はほとんどのものが額面通りの価値です。
ですが同じ5000円札でも、価値が何倍にもアップするものが存在します。
それがゾロ目やキリ番など珍番と呼ばれる、記番号の組み合わせが特徴的な紙幣です。
ここからは、価値のある5000円札の種類や相場をお伝えしていきます。
5000円札【珍番】
珍番は、記番号の並びに特徴があり、額面以上の価値が付くことがある5,000円札です。
| 珍番 | C五千円券 | D五千円券 | E五千円券 | F五千円券 |
|---|---|---|---|---|
| ゾロ目(1,7) | ― | 25,000円 | 25,000円 | 25,000円 |
| ゾロ目(1,7以外) | ― | 20,000円 | 20,000円 | 18,000円 |
| キリ番号(000001) | 70,000円 | 35,000円 | 35,000円 | 30,000円 |
| キリ番号(900000) | ― | 25,000円 | 23,000円 | 15,000円 |
| 階段(123456) | 25,000円 | 23,000円 | 23,000円 | 12,000円 |
| 逆階段(654321) | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 9,000円 |
※未使用の単券を基準とした価格です。
状態や記番号の組み合わせによって買取価格は変わります。
5000円札【見本券】


紙幣を発行するにあたり、事前に仕様を伝える必要性があります。
その見本として市中の銀行やメディアなどに配られるのが見本券です。
漢字の「見本」パンチ穴が開けられ、見本の印もされています。
これなら使用できないものだと一目で分かります。
なぜ見本券が市中で見られるのかは分かっていませんが、コレクター人気の高いアイテムです。
5000円見本券ですが、聖徳太子は30万円以上、新渡戸稲造は20万円以上で取引されたことがあります。
エラー紙幣
価値の高い5000円札ですが、エラー紙幣というものがあります。
エラー紙幣とは製造工程に起因するミスが発生した状態の紙幣で、通常は廃棄されるものです。
ですが、何らかの事情で市中に出回ったものがエラー紙幣として知られています。
例えば2000円札のJLエラーというものが有名です。
しかし印刷技術の向上著しい5000円札では、エラー紙幣を市中で見かけることはほとんどありません。
逆にエラー紙幣と称した偽物や加工品も多く出回っているのが現状です。
一番高い5000円札はどのぐらい?
ここまで5000円札のうち、価値の高いものを紹介してきました。
ところで5000円札って、高いものでどれぐらいの価値があるのか気になりませんか?
特に高い価値のついた紙幣をご紹介します!

こちらのものは樋口一葉5000円札のA-A券、8のゾロ目、記番号が褐色のものです。
過去、80万円という値段がついたそうです。
なんと額面の160倍です。
次に紹介する紙幣は、同じく樋口一葉5000円札です。
紙幣単体ではないですが、100万円を超える価値を持つものです。

こちらは樋口一葉5000円札が100枚連番になった帯封と呼ばれるものです。
こちらは100枚で290万円の価値がつきました。
約6倍のプレミア価格ですね。
一番上の番号はA000100Aとなっています。
A-A券ですね。
それ以外に高い価値がつく理由があります。
実はこの帯封の一番下にあるものは、A000001Aなんです。
帯封は100枚の連番でまとめられています。
若い番号は一番下にあります。
ですので一番下にある数字は「000001」だと推測できます。
2つの珍番が合わさり、連番で、しかも状態もよいものですので、このような価値がつきました。
5000円札の歴代人物に関するよくある質問
歴代5000円札は誰ですか?
新渡戸稲造の前の5000円札は誰でしたか?
5000円札歴代の人物まとめ
5,000円札の歴代肖像は、聖徳太子、新渡戸稲造、樋口一葉、津田梅子の4人です。
1957年のC五千円券から、1984年のD五千円券、2004年のE五千円券、2024年のF五千円券へと改刷されました。
旧5,000円札も現在使えます。
額面を上回る価値が付くかは、記番号や保存状態を確認してください。





































