品位:純金(K24)
676,700円(税込)
338,300円(税込)
169,200円(税込)
21,755円(税込)
品位:純金(K24)
中国のパンダ金貨は、中華人民共和国の金貨で、1982年から毎年発行されています。
これはアメリカンイーグル金貨(1986年)やオーストリアのウィーン フィルハーモニー金貨(1989年)が発行されるよりも前です。
この記事でわかる事
目次
パンダ金貨は純度99.9%の純金で出来た金貨で、その価値は金相場に連動して決まってきます。
ここ最近では金価格が高騰した影響で、1オンスのパンダ金貨の買取価格が60万円を超えています。(2025年11月時点)
1オンスパンダ金貨の本日の買取価格
しかし、実はパンダ金貨の中には単純な地金相場だけでなく、プレミア価値が上乗せされる年号のパンダ金貨もあります。
ここではパンダ金貨の価値を決める3つの要素を解説していきます。
まずベースとなるのが、金貨に含まれている「金の価値(地金価値)」です。
パンダ金貨は一部の例外を除き、純金(品位99.9%)で作られています。そのため、基本的には以下の計算式で価格の基準が決まります。
「その日の金買取相場(1gあたり) × 金貨の重量」
例えば、1オンス(約31.1g)のパンダ金貨で、金相場が10,000円の場合、約311,000円が地金としての基本価値となります。
パンダ金貨が他の地金型金貨(メイプルリーフ金貨など)と大きく違う点は、「毎年デザインが変わる」ということです。 そのため、地金型金貨でありながら、コレクターアイテムとしての側面も強く持っています。
特に、発行枚数が極端に少ない年号(特年)や、デザインが人気で需要が高い年号の金貨には、地金価値にプラスして「プレミア価値(コレクション価値)」が上乗せされます。
3つ目の要素は、「保存状態」と「付属品」です。
特に中国金貨の特徴として、発行時にソフトケース(ビニール製のパウチ/元袋)に封入されているケースが多くあります。
基本的に、パンダ金貨を「金(地金)」として評価する場合、パウチや箱などの付属品がなくても、金としての純粋な価値は変わりません。 そのため、付属品がないからといって買取を断られたり、地金相場に基づいた基本価格から大きく減額されたりすることは原則としてありません。
しかし、先ほどご紹介したプレミア価値がつく金貨に関しては注意が必要です。
コレクションとしての価値が重視される場合、未開封であるかどうかが、買取価格に影響が出る可能性があります。
ご自身の金貨がプレミア対象か判断が難しい場合も多いため、もしパウチに入っている場合は、絶対に開封せずにそのまま査定に出すのがおすすめです。
パンダ金貨には、レアとされる年号がいくつか存在しますが、中でも価値高い年号は1982年と1998年です。
ここではなぜこの二つの年号は価値が高いのかを解説していきます。

1982年は、パンダ金貨が初めて発行された記念すべき年です。 初年度発行のものは、歴史的な価値に加え、後の年代に比べて発行枚数が少ないため、コレクターからの人気が非常に高いです。
また、1982年銘のパンダ金貨には、額面(50元などの数字)が刻印されていないという大きな特徴があります。

パンダ金貨の発行枚数は毎年きまっているわけではなく、年号によって変わります。
中でも1998年は発行枚数が少なく、レアな年号です。
1998年の具体的な発行枚数は以下の表のとおりです。
| 発行年 | 重量 | 鋳造枚数 |
|---|---|---|
| 1998年 | 1オンス | 13,532枚 |
| 1998年 | 1/2オンス | 4,168枚 |
| 1998年 | 1/4オンス | 13,009枚 |
| 1998年 | 1/10オンス | 8,502枚 |
中でも1/2オンス金貨は4000枚ほどしか発行されていません。
また、当時の金貨は地金として溶かされてしまったものもあるので、現存している数でいうと更に少ないと予想されます。
近年ですと1オンス金貨だけでも数十万~100万枚発行されていますので、非常に希少性が高いのがわかります。
パンダ金貨には大きく分けると、「旧パンダ金貨」と「新パンダ金貨」の2種類あります。
旧パンダ金貨は、1982年から2015年までに発行されたもので、「1オンス」「1/2 オンス」「1/4 オンス」「1/10 オンス」などがあります。
新パンダ金貨は、2016年から現在まで発行されているもので、オンスからグラムへと重さの単位が変わりました。

ちなみにオンスというのはトロイオンスの略で、貴金属の国際的な単位のことです。1オンス=31.103gとなります。
つまり新パンダ金貨と旧パンダ金貨では重さが若干変わっています。
| 規格 | 旧パンダ金貨 | 新パンダ金貨 |
|---|---|---|
| 1オンス相当品 | 重量: 31.103g / 直径: 32.05mm / 厚さ: 2.70 mm | 重量: 30g / 直径: 32mm / 厚さ: 2.70mm |
| 1/2オンス相当品 | 重量:15.551 g / 直径: 27.00mm/ 厚さ: 1.85mm | 重量:15g / 直径:27 mm / 厚さ: 1.85mm |
| 1/4オンス相当品 | 重量:7.775g/ 直径: 21.95 mm / 厚さ: 1.53mm | 重量: 8 g / 直径: 22 mm / 厚さ: 1.53 mm |
| 1/10オンス相当品 | 重量:3.11g/直径:17.95mm/厚さ:1.05mm | 重量:3g/直径:18 mm/厚さ:1.05 mm |
また、パンダ金貨には上で紹介した種類以外にも、その年限定で作られた大型の金貨も存在します。

大型のパンダ金貨は発行枚数も非常に少なく、金価格以上に高値で取引されることがあります。
パンダ金貨の表面には、北京で有名な建築の1つ”天壇(てんだん)”が描かれ、裏面には”ジャイアントパンダ”が描かれています。
表面のデザインはずっと同じですが、裏面のパンダは毎年ポーズなどが異なります。
※2001年と2002年のパンダ金貨のみ同じデザインで発行されています。

この毎年違うデザインが、パンダ金貨の人気の理由にもつながっています。
はい、パンダ銀貨も買取を行っています。詳しい買取価格についてはパンダ銀貨買取価格ページからご確認ください。
はい、袋が破れていても、開封済みでも問題なく買取可能です。また、汚れていても問題ありませんので、そのままの状態で査定にお出しください。
基本的には、昔のパンダ金貨の方が高く売れる傾向にあります。
理由は大きく分けて2つあります。 1つ目は「重量」です。2016年以降の「新パンダ金貨」は30gですが、2015年以前の「旧パンダ金貨」は1オンス(約31.1g)であるため、単純に金の量が約1.1g多く、その分地金価値が高くなります。
2つ目は「希少性」です。発行初年度のものや、発行枚数が極端に少ない年号(1982年、1998年など)は、コレクター需要によって地金相場を超えるプレミア価格がつく可能性があります。
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