素材:銅
重量:24g
長径:82.2mm
空首布(くうしゅふ) の買取価格
空首布とは、中国の春秋時代から戦国時代にかけて使われていた、最も古い形態の貨幣のことです。
空首布は、農具の鋤(すき)をモデルにした形状の貨幣で、柄の部分が空洞(空首)になっている点が特徴です。
この貨幣は、鉄製の農具の形を忠実に模して青銅で鋳造されました。最も古い形態は「尖肩尖足空首布」と呼ばれ、肩(上部)と足(下部)が尖っている形状です。
時代が進むにつれ、「方肩方足空首布」のように肩と足が方形になり、さらに「円肩円足空首布」へと変化していきました。
この貨幣は春秋時代後期から戦国時代にかけて広く流通し、主に韓、魏、趙などの黄河中流域で発行されました。
空首布は中国古代貨幣の原型ともいえる重要な布幣であり、農耕文化と深く関わっていたことがうかがえます。
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