

直径: 1.615cm 重さ: 1.25g
品位: 銀800/銅200
旭日竜五銭は、補助貨幣の一つとして、五十銭、二十銭、十銭とともに発行された日本の銀貨となります。
1870年から1871年(明治3年から明治4年)の2年間のみ発行で、年銘は明治3年と4年がありますが、実際に発行されたのは明治4年からです。発行枚数が少なく、収集家から人気のある希少な銀貨です。
また、コインの大きさが非常に小さく、精細な竜の図案をスタンプするのが難しいのか、ほかの銀貨に先立って、竜の図を取りやめたデザインに変更されました。竜の図と比べ、非常にシンプルな「五銭」の文字へと変更された大字五銭銀貨が、このコインの後継となります。
同時期の貨幣には1厘銅貨、半銭銅貨、1銭銅貨、2銭銅貨、10銭銀貨、20銭銀貨、50銭銀貨などがあります。