





- 直径: 2.26cm
- 重さ: 4.8g
- 品位: 銀600/銅300/亜鉛100
100円銀貨は、1957年~19958年(鳳凰)と1959年~1966年(稲穂)にかけて発行された旧100円玉(通常貨幣)と、1964年に発行された記念貨幣(オリンピック記念)の総称です。
現在は素材が白銅に変更され、銀貨は新しく作られていませんが、法律上問題なく使用できる貨幣です。
基本的にそれぞれの100円銀貨の価値は「エラーコイン」など特殊な例を除いて同等に取り扱っています。
戦後の1957年(昭和32年)12月11日に、初めての100円硬貨として鳳凰を意匠とする銀貨が発行されました。
表面に羽を広げた鳳凰の図柄および「日本国」と「百円」の文字、裏面には旭日を囲む4輪の桜花の図柄と「100YEN」の文字・製造年が配されていて、硬貨では当時の最高額面でした。
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鳳凰の100円銀貨の発行開始年から2年後の1959年(昭和34年)2月16日に、量目・品位をそのままで、デザインが稲穂に変更された稲穂100円銀貨が発行されました。
表面には稲穂の図柄と「日本国」「百円」の文字、裏面には図案化された分銅型に重ねて「100」の数字、その上下に分かれて製造年が表記されています。
なお、この際に五十円硬貨もデザインが変更され、共に一般公募されたデザインが採用されました。
製造期間は1959年(昭和34年)~1966年(昭和41年)ですが、1962年(昭和37年)銘のみ製造されていません。
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1964年(昭和39年)に東京オリンピックが開催され、併せて従来の100円硬貨のデザインを一部変更した記念貨幣が同年9月21日に発行されました。
これは、通常の100円硬貨製造計画8,000万枚の枠内での製造でした。
表面は聖火と五輪が入ったデザインで、裏面は「100」の字体が少々太く配置され、通常貨幣にある数字の左右にある横線が除かれており、「TOKYO 1964」の文字が追加されています。
年号表記は、「昭和三十八年」のように通常貨幣では漢字で統一されている文字が「昭和39年」の様に漢字とアラビア数字が混在しています。
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100円銀貨の買取価格は、銀相場と銀の含有量で決めています。
2025年(令和7年)時点での銀相場は、1gあたり170〜180円で推移しています。
仮に170円とした場合、100円銀貨に含まれる銀の価格は下記のとおりで、額面を超えます。
銀相場170円/g × 100円銀貨の重さ4.8g × 銀の含有率60% = 489.6円
この相場価格をもとに、日ごとに買取価格を変動させています。
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日本の記念金貨・銀貨の買取価格一覧
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