10万円金貨のデザインを解説!2種類の特徴の違いや、偽物を見抜くシークレットマークとは?
投稿日 : 2024年9月23日
最終更新日 : 2025年5月9日
投稿者 : submit01
カテゴリー : スタッフブログ
日本の記念硬貨の中で最高額面を誇る10万円金貨。その希少性と美しさは多くの人気を集めています。
皇室の重要な節目を記念して発行された10万円金貨のデザインやその特徴、偽物を見抜くシークレットマークについて詳しく解説します。
10万円金貨を持っている人や、それぞれの種類でどんな違いがあるのかを知りたい人はぜひ最後まで読んでみてください。
10万円金貨のデザイン
日本で発行された10万円金貨には、主に2種類のデザインがあります。それぞれの金貨は、異なる記念事業を祝して製造されており、デザインや重量に違いがあります。
これらの金貨は、日本の伝統と技術の粋を集めて作られた芸術品とも言えるでしょう。その繊細なデザインと高品質な仕上がりは、世界的にも高く評価されています。
天皇陛下御在位60年記念10万円金貨(20g)
天皇陛下御在位60年記念10万円金貨(20g)のデザインには興味深い話があります。
近代の日本では硬貨に人物像が描かれた例がありませんでした。しかし実は、この10万円金貨では、昭和天皇の肖像案の採用が最後まで検討されていたのです。結果として、昭和天皇の肖像案は採用されませんでしたが、代わりに、日本画家の平山郁夫による瑞祥画(ずいしょうが)が最終的に選ばれました。
ちなみに、瑞祥画(ずいしょうが)は、中国や日本の伝統的な絵画の一つで、「おめでたいこと」や「良いことが起こる前兆」を象徴的に描いた絵のことです。
表面には鳩と水が描かれています。

裏には菊花の紋章が描かれています。

年号としては、「昭和六十一年」または「昭和六十二年」が刻まれています。
平山郁夫の瑞祥画は、日本の文化と芸術を見事に表現していると言えるでしょう。
そして、この10万円金貨の素材には、最高品位の純金が使用されています。品位※.9999の純金で製造されており、その純度の高さは世界的にも稀少な硬貨です。