日本の記念金貨の市場価格を解説

どうして記念金貨って、高い価値がつくんですか?

記念金貨は額面の価値よりも、純金としての価値の方が高いんですよ。

確かに素材が純金ですもんね…。

では、今回は日本の”記念金貨の市場価値“についてご説明いたします!
目次
そもそも日本の記念金貨ってなに?
記念金貨とは、国家的な行事や、皇室の慶事の際に発行される、金を素材とした貨幣のことです。
様々な種類の記念金貨が発行されておりますが、金貨は記念メダルとは違い、お金としての価値があります。

普通に”お金”ってことですよね?あんまりピンと来ないです…。

近年だと、貨幣としての目的よりも、コレクター品や資産としての面が強くなっていますね。
記念金貨はお買い物で使用できます
記念金貨は、今でも額面通りのお金として使用できることが財務省から認められています。
参考(※別サイトに飛びます。):財務省質問ページ「過去に発行された記念貨幣は、現在でもお金として使えますか」
ただ、記念金貨に対応している自動販売機や自動レジは存在しないため、実際に使用したい場合は銀行などで現行貨幣に換金していただくことになります。

「換金できるなら使おうかな」と思った方……
ちょっと待ってください!
記念金貨には額面以上の価値があるため、額面通りに換金してしまうのはもったいないことなのです!
なぜ額面以上の価値があるの?
記念金貨はその名の通り金で製造されています。そして、記念金貨は発行された当時より現在の方が金の価値が上がっているのです。
以上のことから、記念金貨には以下の価値があると言えます。
金としての価値
金は、元々資産として所有することが主な目的でしたが、近年ではスマートフォン・パソコン・精密機械などの素材として需要が高まり価格が上昇し続けています。
需要が高まったことにより、投資商品のしての取引が活発になたため、金の価格が年々右肩上がりなっているのです。
また、金は世界中の市場で取り扱われており、安全・安心した資産になります。
2022年4月18日には、金の国内公表価格が【8,843円/1g】を記録し、歴代最高値を更新しました。

※買取価格の推移
コレクター品としての価値
記念金貨は、特別なイベント時のみに発行され、発行枚数が限られていることから入手するのが非常に難しいものになります。
当然、人気が高い記念金貨は希少性が高まり、買取価格がどんどん上昇していきます。額面よりも、はるかに高い価格で取引されるケースも少なくありません。

普段、目にするお金の最高額はお札なら1万円、硬貨なら500円玉ですよね。そこに、5万円や10万円として使用できる純金の記念金貨が発行されるので、それだけですごいことですよね。
記念金貨の種類

御即位10万円金貨
直径: 3.3cm 重さ: 30g
品位: 金1000
平成2年(1990年・御即位2年目)に平成天皇のご即位を記念して、造幣局より発行された額面10万円の記念金貨です。
表には鳳凰と瑞雲、裏には菊花紋章と桐と唐草が描かれています。

御在位10万円金貨
直径: 3.0cm 重さ: 20g
品位: 金1000
昭和天皇の在位60年を記念して、1986年(昭和61年)に発行されました。
日本で初めて発行された記念金貨でもあります。
表には鳩と水、裏には菊花紋章が描かれています。

御成婚5万円金貨
直径: 2.7cm 重さ: 18g
品位: 金1000
1993年(平成5年) 9月9日に皇太子殿下御成婚記念として日本造幣局より発行された5万円金貨です。
皇太子の婚約を詠う和歌にちなんで表面に瑞鳥の鶴2羽と波、裏面には皇室の御紋章である菊花紋章と皇太子殿下のお印である梓が描かれています。

長野オリンピック1万円金貨
直径: 2.6cm 重さ: 15.6g
品位: 金1000
1998年の長野五輪冬季大会を記念して造幣局より発行された1万円金貨です。
発行は3回に分けて行われ、それぞれ冬季オリンピックに因んだ図案になっています。
裏面は、長野県の県花である「りんどう」の図案に統一されています。

東京2020オリンピック1万円金貨
直径: 2.6cm 重さ: 15.6g
品位: 金1000
大会開催直前までに4回に分けて、オリンピック・パラリンピック合わせて37種類発行されている、東京2020オリンピック競技大会及び東京2020パラリンピック競技大会を記念する貨幣の一つです。
第1次発行分の図面は「流鏑馬と心技体」が表記されています。
この製品は、プルーフ仕様の一万円金貨幣1枚を木製の特製ケースに収納されています。

2002年 ワールドカップ記念1万円金貨
直径: 2.6cm 重さ: 15.6g
品位: 金1000
大会史上初めてアジアである日本と韓国の2か国による共同開催となったFIFAワールドカップ記念として2002年(平成14年)に発行されました。
表面には選手とストライプ、裏面にはエンブレムと桜と虹とボールが描かれています。
地金相場に基づいて金額を設定しているのは上記のものになります。その他の記念金貨につきましては、ぜひ価格一覧表をご覧ください。

ちょっとした余談
御在位・御即位・御成婚の3つの金貨は、全てブリスターパックというものに入れられて発行されています。(※プルーフは除く)

ブリスターパックとは
透明のプラスチックを成形し、封をしたものです。片面は少し厚みのあるプラスチックになっています。

プルーフとは
貨幣を美しく見せるため、打刻を繰り返し行い、表面を鏡のように磨き上げた観賞用の貨幣です。
金相場を比較してみましょう
ここからは、御在位10万円金貨を例に考えていきましょう。
(※その他の金貨も、数字が違うだけで同じ内容となります。)

御在位10万円金貨
直径: 3.0cm 重さ: 20g
品位: 金1000
発行された1986年と、現在(※2022年4月18日時点)の1gあたりの金相場を比較してみましょう。
| 1986年 | 2,044円/1g |
|---|---|
| 現在 | 8,843円/1g (※2022年4月18日時点) |

発行された当時と比べて、金の価格が上がっているのが一目瞭然ですね。

金相場で考えると、あきらかに価値が上がっていますよね。
御在位10万円金貨は、1枚あたり20gです。
上記の通り、発行年の1986年には1gあたり約2,000円でした。
そのため当時は、
【 20g × 2,000円 = 約40,000円 】
という計算になります。当時の金には4万円の価値しかありませんでした。
ところが、2022年において金相場は1gあたり約8,000円前後です。
【 20g × 8,000円 = 約160,000円 】
単純に計算しただけでも、現在で10万円金貨には16万円の価値があることになります。
まとめ
それでは簡潔にまとめましょう。

そのまま使用しようとした場合、銀行などで10万円に換金するしかありません。

しかし、記念金貨の素材である金の相場は年々上がり続けているため、実際には額面以上の価値があります。
注意:記念金貨は貨幣として認められているため、溶かしたり潰したりすると貨幣損傷等取締法が適用されます。
もちろん、記念品のコレクターの方々からすると、記念金貨は希少価値の高いものになります。
そのため、金としての価値、コレクションとしての価値、この2つの要素によって市場価値が高くなるのです。
発行年と金相場の比較
| 1986年 | 2,044円/1g (御在位60年記念 10万円金貨) |
|---|---|
| 1991年 | 1,609円/1g (御即位記念 10万円金貨) |
| 1993年 | 1,328円/1g (御成婚記念 5万円金貨) |
| 1997年 | 1,337円/1g (長野オリンピック記念 1万円金貨) |
| 2002年 | 1,385円/1g (FIFAワールドカップ 1万円金貨) |
| 2009年 | 2,584円/1g (御在位20年記念 1万円金貨) |
| 2015年 | 4,842円/1g (東日本大震災復興事業記念 1万円金貨) |
| 2019年 | 4,845円/1g (御在位30年記念 1万円金貨) |
| 2022年4月8日時点 | 8,843円/1g |

買取価格を相場価格で公正に
弊社、アンティーリンクでは、日本の記念金貨各種の買取金額を日々変動する市場に合わせて設定をしております。
買取金額の相場に合わせ、推移も公開しております。
記念金貨以外の地金相場に基づくコインの価格推移は下記からご覧いただけます。
コインの価格推移はこちら
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