ナポレオン金貨 20フランの発行枚数から見る価値
今回はナポレオン金貨のなかでも最も人気のあるフランス20フラン金貨について深堀解説していきます。
額面が20フランのナポレオン金貨といっても、さまざまな種類があり、さまざまな価値が付くことになりますので、それぞれの発行枚数から価値ついて触れていきたいと思います。
【種類別】ナポレオン金貨 20フランの発行枚数
それではさっそくフランスで20フランのナポレオン金貨がどれくらいの枚数発行されたのか見ていきましょう。
発行年 | 発行枚数 | |
---|---|---|
ナポレオン3世20フラン 月桂冠 |
1861~1870年 |
85,344,950 |
ナポレオン3世20フラン 月桂冠なし |
1853~1860年 |
146,557,145 |
ルイ・ナポレオン・ボナパルト20フラン |
1852年 |
9,857,428 |
ナポレオン1世 20フラン |
1807~1808年 |
1,725,753 |
第一執政ボナパルト 20フラン |
1802~1803年 |
1,046,506 |
と、ナポレオン金貨のなかでも有名なものを抜粋して表にまとめておりますが、ご覧の通り、ナポレオン金貨はかなり大量に発行された金貨であるため、希少性によってうまれる価値が少ない外国コインといえます。
ナポレオン金貨の買取金額・推移は、下記ページからぜひご確認ください。
発行枚数の少なく価値の高いナポレオン金貨は?
フランスでたくさん発行されてきた20フランのナポレオン金貨ですが、その中でも1807年のナポレオン金貨は発行枚数が少なくプレミア価値が付けられます。
さきほどご紹介した種類のものは、どれも100万枚以上もの発行枚数がありましたが、1807年銘の20フラン ナポレオン金貨は、594,332万枚でした。
また、ナポレオン金貨には、どこで作られのかを示すために下記のアルファベットが金貨に刻まれるのですが、
- A: フランスのパリ
- M: フランスのトゥールーズ
- U: イタリアのトリノ
- W: フランスのリール
そのほとんどはフランスのパリで作られたもので、つまり、金貨に「A」の文字が刻まれています。
そのため、「M」や「U」「W」といったアルファベットが刻まれた1807年銘の20フラン ナポレオン金貨は非常に珍しいため、高い価値が付けられて取引されることになります。
外国金貨の買取なら、古銭専門会社アンティーリンクにお任せくださいませ。
日本でも人気!外国金貨の種類・買取価格をご紹介します!もぜひご覧ください。