「地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円銀貨)」とは?その定価と買取価格をご紹介!

「地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円銀貨)」とは?その定価と買取価格をご紹介!

日本では、これまで数多くの記念銀貨が発行されてきました。その中でも、「地方自治法施行60周年記念貨幣」は47都道府県ごとにデザインの異なる銀貨が発行され、そのすべてが、額面以上の買取価格が付けられている銀貨となります。

発行されて、まだ15年ほどと間もないのに、なぜ、価値が高いのでしょうか。詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

「地方自治法施行60周年記念貨幣」とは?

地方自治法が1947年(昭和22年)5月3日に施行されてから60周年を迎えた2008年(平成20年)。この大きな節目に、地域活性化の願いが込められた記念事業として、47都道府県ごとに図柄をデザインした硬貨が2種類(1000円と500円)発行されました。
これが、「地方自治法施行60周年記念貨幣」です。
地方自治法施行60周年記念貨幣

その第一弾として、当時、洞爺湖でG8サミットが開催された北海道、「源氏物語千年紀記念式典」を開催した京都府、そして石見銀山が世界遺産に登録された島根県の記念銀貨がまずは発行されました。

その後、約10年かけて47都道府県全種が発行されていきました。子供のときに過ごした生まれ故郷、家族や友人と出かけた旅先の地など、その都道府県の硬貨を手にすると思い出がきっと甦るでしょう。

「地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円銀貨)」の概要

1000円銀貨は都道府県の特色をあしらった図案で、彩色されたカラーコインは美しい仕上がり具合となっています。
地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円銀貨)東京都

額面以上の価格で販売されたプレミアム型貨幣でしたが、発行当時は希望者の中から抽選で購入者が決定されました。各都道府県にお住まいの希望者には、通常の2倍の確率で当選できるようになっていて、地元愛が高まる配慮もされていたのでしょう。

偽造防止加工について

「地方自治法施行60周年記念貨幣」の1000円貨幣には、高度な偽造防止加工が施されています。貨幣の側面に斜めギザを入れたことで偽造防止力が従来より向上しました。

これは、日本の造幣局が独自開発した技術で、海外でも特許を得ています。

「地方自治法施行60周年記念貨幣(500円硬貨)」の概要

500円硬貨は、これまでの500円玉とは違うバイカラー・クラッド技術で鋳造されました。
バイカラー・クラッド技術とは

銅を白銅でサンドイッチ状に挟み込んでいるため、外からは銅を見ることができません。このようなタイプは日本貨幣史上では初めてのものでした。

ミントセット、プルーフセット、カラーコインとは?

ミントセット」は、昭和50年(1975年)に「通常貨幣セット」という名前で始まりました。これは、その年に使われている普通のお金(硬貨)を集めたものです。
そして、平成10年(1998年)に名前が「ミントセット」に変わりました。ちなみに、ミントセットの、”ミント”とは「造幣局」を意味します。

プルーフセット」とは、昭和62年から製造された貨幣セットのことで、表面を鏡のように磨いて加工し、模様をツヤ消しにして浮き立たせたコインがセットになったものです。
「地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円)」は、プルーフ加工が施されており、収集を前提とした硬貨をより美しく見せる工夫がなされているのです。

カラーコイン」とは、、硬貨のデザイン性を高めるために、色彩をつけたものをいいます。日本で最初のカラーコインは、青森県で開催されたアジア冬季競技大会の記念硬貨でした。硬貨に描かれたりんごに色をつけて発行されました。

▲カラーコイン:青森県で開催されたアジア冬季競技大会の記念硬貨

日本郵政との共同企画

日本郵政が「地方自治法施行60周年記念貨幣」との共同企画があったのをご存じでしょうか。

共同企画では、各都道府県を題材とした記念切手5種類を収めた小型シートを発行したのです。そのうちの1種類は銀貨と図案が同じで、他の4種類は観光地などがデザインされたものでした。

この記念切手を一緒に特製ケースに入れた貨幣セットも販売され、コレクターの注目を浴びたのです。

「地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円銀貨)」の定価と買取価格について

「地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円銀貨)」として、47都道府県ごとに銀貨が発行されていますが、その価値はそれぞれ違います。

デザインによっては、プレミアがついているものもあります。

ここでは、プレミアのついている4都県を中心に主な銀貨の図案と定価・買取価格について紹介しましょう。

高知県

坂本龍馬は土佐藩郷士の家に生まれ、脱藩した後、貿易会社と政治組織を兼ねた亀山社中を結成しました。1866年に薩長同盟が結ばれた際には、薩摩藩と長州藩との仲立ちに力を尽くし、討幕に貢献したことは知られています。
高知県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
高知県の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

桂浜公園には銅像が建てられ、全国の龍馬ファンが訪れるなど、今でも数多くの人に愛されている歴史上の人物です。

桂浜は、高知県を代表する観光スポットです。坂本龍馬の銅像が太平洋を望み、黒潮踊る太平洋に面した浜は、月の名所としても知られています。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成22年発行
  • 図柄:(表) 坂本龍馬と桂浜
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):18,000円
本日の買取価格
美品 外箱なし/銀貨のみ

2,500円

1,200円

東京都

東京タワーは高さ333m、赤いボディが愛されている東京で人気の観光スポットです。東京タワーと一緒に描かれているレイボーブリッジは、夜になるとその名の通りにレインボーにライトアップされる、お台場の見どころの一つです。
東京都の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
東京都の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

ユリカモメは、都民の鳥に指定されています。その由来は、平安時代に書かれた「伊勢物語」の中に「都鳥」が出てくるのですが、これがユリカモメであるといわれているからです。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成28年発行
  • 図柄:(表)東京タワーとレインボーブリッジとユリカモメ
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):25,000円
本日の買取価格
美品 外箱なし/銀貨のみ

7,000円

1,200円

北海道

洞爺湖は、2008年のサミットが開かれたことで、世界中に知れ渡りました。「日本百景」、「新日本旅行地100選」、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選定されるほど、美しい景観は有名です。
北海道の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
北海道の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

タンチョウは北海道の鳥に指定され、国の特別天然記念物でもあります。タンチョウが生息する釧路阿寒では冬の風物詩としても知られ、たくさんの写真愛好家がその美しい姿を写真に収めようと集まる、人気の高いフォトスポットです。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成20年発行
  • 図柄:(表)洞爺湖とタンチョウ
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):20,000円
本日の買取価格
美品 外箱なし/銀貨のみ

4,000円

1,200円

岩手県

中尊寺金色堂は、岩手県にある国宝建造物で、平安時代の後期、12世紀に創建されたものです。
金箔が贅沢に使用され、本堂の外壁はすべて金箔で覆われて豪華絢爛なつくりになっています。これにより、金色堂は日光に照らされるとまばゆい光を放つように見え、極楽浄土の世界を感じるような雰囲気になります。
岩手県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
岩手県の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

中尊寺ハスは、中尊寺で発見された古代のハスの種から育てられたものです。美しいピンク色の花は、非常に人気が高く、夏になるとハスの花が咲き乱れて壮観です。

毛越寺浄土庭園は、奥州藤原氏の菩提寺である毛越寺の庭園です。毛越寺の象徴である「池中立石」が貨幣に描かれています。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成23年発行
  • 図柄:(表)中尊寺金色堂と中尊寺ハスと毛越寺浄土庭園
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):18,000円
本日の買取価格
美品 外箱なし/銀貨のみ

4,000円

1,200円

岩手県の貨幣には、2種類が存在

岩手県の1000円銀貨は、平成23年に10万枚発行されました。
その後、2012年5月に、オーストリア・ウィーンで開かれた世界造幣局長会議のコイン・コンペティションで、記念貨幣(金貨以外)部民の「最も美しい貨幣」賞を受賞
したのです。

これを記念して、新たに1万枚限りですが平成24年版が発行されたのです。同じ1000円銀貨で2種類の「地方自治法施工60周年記念貨幣」があるのは岩手県だけです!

宮城県

伊達政宗は、片眼が見えずに眼帯をしていたことから「独眼竜」の異名をもった戦国武将です。徳川家康が関ヶ原の戦いで天下を手中にすると、家康側に参陣した政宗は、戦後、仙台藩(宮城県・岩手県南部)の初代藩主になりました。
宮城県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
宮城県の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

城下町の建設や瑞巌寺・大崎八幡宮の建立など、仙台藩の基礎をつくったことはご存じだと思います。1613年には、幕府公認の慶長遣欧使節をスペインに派遣しました。

その慶長遣欧使節の派遣に使用された帆船が、慶長遣欧使節船です。
船名は「サン・ファン・バウティス号」、使節に選ばれたのは支倉常長です。常長は太平洋を渡り、スペイン国王フェリペ3世に謁見、ローマ教皇パウロ5世にも拝謁したのです。
しかし、幕府のキリスト教弾圧により、直接貿易という目的を果たせず、失意の帰国を果たしました。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成25年発行
  • 図柄:(表)伊達政宗と慶長遣欧使節船
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):8,000円
本日の買取価格
美品 並品 劣品 外箱なし/銀貨のみ

2,200円

2,000円

1,600円以下

1,200円

山形県

最上川最上川は一つの都府県のみを流域とする河川としては国内最長で、全長229kmに及ぶ一級河川です。江戸時代には、米や紅花などの主要産品を、酒田湊から京都や大阪にもたらしていました。
また、松尾芭蕉の俳句「五月雨を あつめて早し 最上川」でも詠まれるほど、日本三大急流の一つとして有名です。
山形県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
山形県の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

さくらんぼは、生産量が全国の約70%(約13,200トン:平成24年農林水産省統計)を占めています。なかでも「佐藤錦」は国内で最も多く生産されています。さくらんぼの木は、山形県の「県の木」になっています。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成26年発行
  • 図柄:(表)最上川とさくらんぼ
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):8,000円
本日の買取価格
美品 並品 劣品 外箱なし/銀貨のみ

2,200円

2,000円

1,600円以下

1,200円

福島県

日本を代表する偉人、野口英世(1876〜1928)は、黄熱病や梅毒などの研究で知られる福島県出身の細菌学者です。細菌学の研究は、ノーベル賞候補に三度も名前を連ねるほどでした。
黄熱病の研究中に自身も発症し、1928年5月21日にガーナにて死去しました。2004年より1000円札の肖像にもなったことはご存じだと思います。
福島県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
福島県の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

磐梯山は、日本百名山にも選ばれている福島県のシンボルの一つです。2007年には日本の地質百選、2011年には日本ジオパークに認定されています。

磐梯朝日国立公園にある猪苗代湖は、日本で4番目に広い湖です。日本百景にも選ばれ、福島県を代表する観光スポットです。
猪苗代湖のミズスギゴケ群落、ハクチョウおよびその渡来地は国の天然記念物に指定されています。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成28年発行
  • 図柄:(表)野口英世と磐梯山と猪苗代湖
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):9,000円
本日の買取価格
美品 並品 劣品 外箱なし/銀貨のみ

2,200円

2,000円

1,600円以下

1,200円

埼玉県

日本資本主義の父といわれた渋沢栄一は、1840年に埼玉県深谷市で生まれました。1873年に日本初の国立銀行を設立し、官営銀行として日本経済を支えます。
また、500以上のさまざまな会社を設立し、多くの大企業に成長させるなど、日本経済の礎を築いたといわれています。
埼玉県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
埼玉県の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

開国の時代から昭和初期の激動の時代まで活躍した経済人として、新1万円札の図柄にも登用されていることはご存じでしょう。

情緒あふれる蔵造りの町、川越市の指定文化財である「時の鐘」。江戸時代初期から城下町に時を告げ、現在でも川越市民に親しまれています。その響きの良い音色は、環境省の残したい日本の音風景100選に認定されるほどの美しさです。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成26年発行
  • 図柄:(表)渋沢栄一と時の鐘
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):9,000円
本日の買取価格
美品 並品 劣品 外箱なし/銀貨のみ

2,200円

2,000円

1,600円以下

1,200円

栃木県

栃木県日光市にある「日光東照宮」は、人気の観光スポットで数多くの観光客が訪れることで知られています。1617年に2代将軍徳川秀忠が、父の家康を神格化して「東照大権現」を祀った神社としても有名です。
栃木県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
栃木県の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

世界遺産にも登録され、なかでも「陽明門」は508体の彫刻があり、国宝にも登録されています。一日中見ていられることから「日暮の門」とも、陽明門と本殿を直線でつないだ先に北極星が見えることから「北辰門」という別名があります。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成24年発行
  • 図柄:(表)日光東照宮陽明門
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):8,000円
本日の買取価格
美品 並品 劣品 外箱なし/銀貨のみ

2,200円

2,000円

1,600円以下

1,200円

福井県

福井県勝山市には日本最大の恐竜化石発掘現場があることから恐竜王国とも呼ばれており、それが理由で1000円銀貨の図案になりました。
福井県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
福井県の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

日本で見つかった恐竜の化石のうち、約8割が福井で発掘されたものです。「フクイサウルス」「フクイベナートル」など、「フクイ」の名を冠した恐竜も存在するほどです。

東尋坊国の名勝・天然記念物に指定されていて、荒々しい岩肌が1kmにわたって続く雄大な崖です。日本海の荒波が打ちつけられる光景は迫力満点です。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成22年発行
  • 図柄:(表)恐竜と東尋坊
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):8,000円
本日の買取価格
美品 並品 劣品 外箱なし/銀貨のみ

2,200円

2,000円

1,600円以下

1,200円

大阪府

大阪城は年間入場者数が約155万人(平成25年)にも上る大阪のシンボルです。豊臣秀吉によって大阪本願寺の跡地に築かれましたが、1615年、大坂夏の陣で豊臣氏の滅亡とともに焼失しました。
大阪府の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
大阪府の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

現在の大阪城の櫓や石垣は、すべて江戸幕府につくられたものだといわれています。
また、大阪城は日本三名城の一つに数えられ、天守は国の有形文化財に登録されています。

文楽は、伝統芸能の一つ「人形浄瑠璃」で、太夫・三味線・人形遣いの「三業」で成り立つ演芸です。江戸時代には歌舞伎をしのぐ人気を誇り、多くの歌舞伎が人形浄瑠璃の翻案であるなど、さまざまな影響を与えました。
平成20年にユネスコの無形文化遺産に登録されています。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成27年発行
  • 図柄:(表)大阪城と文楽
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):8,000円
本日の買取価格
美品 並品 劣品 外箱なし/銀貨のみ

2,200円

2,000円

1,600円以下

1,200円

山口県

錦帯橋は日本三名橋の一つといわれ、日本を代表する木造橋です。その姿は、他にあまり例を見ない五連の反り橋で、大正11年に国の名勝に指定されました。
山口県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
山口県の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

秋吉台は、日本最大のカルスト台地です。地下には秋芳洞など400を超える鍾乳洞が存在しています。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成27年発行
  • 図柄:(表)錦帯橋と秋吉台
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):8,000円
本日の買取価格
美品 並品 劣品 外箱なし/銀貨のみ

2,200円

2,000円

1,600円以下

1,200円

愛媛県

日本三古湯の一つといわれるのが、松山市内にある道後温泉です。三千年を超える歴史は日本最古の源泉として知られ、「万葉集」の歌にも出てきます。

この温泉の中心にあるのが「道後温泉本館」です。明治27年に建てられ、平成6年に国の重要文化財に指定されました。
この共同浴場は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」に取り上げられているのでご存じの方は多いと思います。
愛媛県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
愛媛県の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

コインのもう一つのモチーフ、みかんは愛媛県を代表する作物です。愛媛県は一年を通して温暖で、昭和43年にはみかん生産量が日本一になりました。
みかんの花は、愛媛県の県花になっています。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成26年発行
  • 図柄:(表)道後温泉本館とみかん
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):8,000円
本日の買取価格
美品 並品 劣品 外箱なし/銀貨のみ

2,200円

2,000円

1,600円以下

1,200円

徳島県

鳴門の渦潮は、鳴門海峡で潮の干満によって発生するもので、「世界三大潮流」の一つに数えられています。
徳島県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
徳島県の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

阿波おどりは、四百年あまり踊り続けられている、徳島が誇る伝統芸能です。
日本三大盆踊りの一つといわれ、三味線、太鼓、鉦鼓などの2拍子の伴奏にのって「連」と呼ばれる踊り手たちが踊り歩く光景は、まさに壮観です。
「徳島市阿波おどり」は、毎年8月12日〜15日に行われ、120万人以上の人が訪れます。

また、すだちの花は、徳島県の県花で、全国に出荷されるすだちはほぼ全てが徳島県産です。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成27年発行
  • 図柄:(表)鳴門の渦潮と阿波おどりとすだちの花
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):8,000円
本日の買取価格
美品 並品 劣品 外箱なし/銀貨のみ

2,200円

2,000円

1,600円以下

1,200円

大分県

大分県宇佐市にある宇佐神宮は、全国4万余りといわれる八幡社の総本宮です。御祭神の八幡大神様は応神天皇の御神霊でもあります。
本殿は、昭和27年に国宝に指定されました。
大分県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
大分県の地方自治法施行60周年記念貨幣、裏

双葉山は大分県宇佐市出身で、大相撲第35代横綱です。昭和11年から昭和14年にかけて達成した69連勝は現在でも破られていない連勝記録であり、不世出の大横綱といわれました。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g
  • 平成24年発行
  • 図柄:(表)宇佐神宮と双葉山
  • 発行当初の販売価格(銀貨単体):8,000円
本日の買取価格
美品 並品 劣品 外箱なし/銀貨のみ

2,200円

2,000円

1,600円以下

1,200円

「地方自治法施行60周年 1,000円銀貨」は古銭買取価格一覧表にも掲載されています。

その他の「地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円銀貨)」

都道府県の特色をあしらった図案がいろいろ採用されています。面白い図案のものをいくつかピックアップしますので、コレクションする際の参考にしてみてください。

都道府県別リスト
都道府県 図案 画像
神奈川県 鶴岡八幡宮と流鏑馬 神奈川県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
茨木県 H-IIロケットと筑波山 茨木県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
静岡県 横山大観作の「群青富士」を基にした富士山 静岡県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
愛知県 金鯱とカキツバタと渥美半島 愛知県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
三重県 五十鈴川と伊勢神宮宇治橋 三重県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
岐阜県 長良川の鵜飼 岐阜県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
京都府 国宝の「源氏物語絵巻」 京都府の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
奈良県 大極殿正殿と桜、蹴鞠 奈良県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
兵庫県 コウノトリと姫路城 兵庫県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
広島県 厳島神社と舞楽ともみじ 広島県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
佐賀県 大隈重信と伊万里・有田焼 佐賀県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
沖縄県 首里城と組踊 沖縄県の地方自治法施行60周年記念貨幣、表
本日の買取価格
美品 並品 劣品 外箱なし/銀貨のみ

2,200円

2,000円

1,600円以下

1,200円

1000円硬貨の裏面デザインは雪月花で、全て共通

1000円硬貨の裏面は、満開の桜と三日月、そして雪の結晶が美しく描かれた図柄になっています。
地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円銀貨)裏

47都道府県のコンプリートセットの方が、高価で買取!

これまで、各都道府県の銀貨ごとの定価や買取価格についてご紹介してきました。

しかし、買取を希望の方は注意してください!「この県の銀貨はいらないから買い取ってもらおう」と考えていると、もったいない事になってしまいます。

それは、なぜか。
銀貨を単品で売るより、全47都道府県すべてが揃ったコンプリートセットの方が高価で買い取られるからです。その額は、美品で120,000円になります。
47都道府県のコンプリートセット
本日の買取価格
美品
47都道府県のコンプリートセット

120,000円

「地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円銀貨)」を高く売るには?

「地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円銀貨)」は、市場でも人気のある記念貨幣の一つです。この記念硬貨について「アンティーリンク」に数多くの声が寄せられています。

ここでは、買取価格をアップさせるコツなどをご紹介しましょう。「地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円銀貨)」を高く売りたいとお考えの方は必見です!

ケースに入っていますか?

「地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円銀貨)」のような硬貨には、ケースのような付属品がついているものを、コレクターは特に好まれます。

購入時にケースに入っているものは、そのまま査定に出すことをおすすめします。
そのケースも、傷や汚れがあると価値が下がってしまいますのでご注意ください。

傷はありませんか?

「地方自治法施行60周年記念貨幣(1000円銀貨)」は、プルーフ貨幣で鋳造されているので、見た目の美しさが重要です。

硬貨に傷や汚れがあると、価値は下がってしまいます。取り扱いには細心の注意をお願いします。

愛好家を魅了した「地方自治法施行60周年記念貨幣(500円硬貨)」

細やかな彫金が美しい「地方自治法施行60周年記念貨幣(500円硬貨)」は、各都道府県が独自に選んだ郷土の名所、歴史、人物、自然、文化などをモチーフに、遊び心にあふれたデザインがコレクターを魅了しています。
地方自治法施行60周年記念貨幣(500円硬貨)

発行当時、引換窓口である各金融機関には長蛇の列ができたのは有名な話です。10年もの間、毎年、新しいものが発行される度に、売り切れが続出するほどでした。

  • 直径:40mm
  • 重さ:31g

地方自治法施行60周年 500円硬貨の買取価格

47都道府県のコンプリートセットの方が、高価で買取!

500円硬貨をお持ちの方で、買取を希望されている方は注意してください。
実は、1000円銀貨と違って、500円硬貨はバラでは買取がされないケースがあるのです!全47都道府県すべてが揃ったコンプリートセットですと、高価で買取りしております。
47都道府県のコンプリートセット
本日の買取価格
バラ
(コンプリートセット以外)

買取不可

47都道府県
コンプリートセット

23,500円

単品だと、額面通りの価値しかない地方自治500円硬貨

これまで、数多くの種類が発行されてきた記念硬貨ですが、なかでも、500円硬貨は大量に発行されてきました。そのため、額面以上の価値になるものはあまり見ることはありません。

しかも、「地方自治法施行60周年記念貨幣(500円硬貨)」になると、バラでの買取は不可となってしまいますのでご注意ください。
地方自治法施行60周年記念貨幣(500円硬貨)表
▲カードケースタイプ

500円硬貨の裏面は「和同開珎」のイメージで、全て共通

500円硬貨の裏面は「和同開珎」をイメージした共通デザインとなっています。

角度を上に向けると都道府県の数を示す「47」の文字が、下に向けると地方自治法施行60周年の「60」の文字が浮かび上がります。
地方自治法施行60周年記念貨幣(500円硬貨)裏

「地方自治法施行60周年 500円(カードケース入り)」の買取価格

手にされた時には、ぜひ試してみてください。

「地方自治法施行60周年記念貨幣」を高く売りたい!と考えている方へ

「地方自治法施行60周年記念貨幣を全都道府県持っているので、一度査定してもらいたい」「売却するには、どうしたらいいのか分からない」。そんな悩みをお持ちの方の解決となる、買取に出す時の方法をご紹介します。

また、どうしたら高く買い取ってもらえるかもお伝えします。ぜひ参考にしてください。

銀行、郵便局で交換・換金は可能?

郵便局は×
「地方自治法施行60周年記念貨幣」などの硬貨は、郵便局で交換したり、換金することはできません。しかし、ゆうちょ口座への入金はできます。
郵便局は×、銀行は〇

硬貨と郵貯の通帳を持って窓口へ行き、入金票を記入すれば手続きできます。50枚までは無料ですが、51枚上になると手数料550円がかかります。

銀行は⚪︎
銀行に持っていけば、換金はしてもらえます。しかし額面通りの価値にしかなりませんのでご注意ください。

メルカリ、ヤフオクで販売する

額面以上の価値がある「地方自治法施行60周年記念貨幣」などの場合は、メルカリやヤフオクに出品することで高い値段で換金できる場合があるのでおすすめです。
それにスマホで簡単に出品できるのも魅力だと思います。
ただ、出品や購入者とのやり取りの手間が発生するうえ、メルカリは10%、ヤフオクは8.8%の手数料がかかってしまいます。
スマホで簡単に出品

買取業者に買い取ってもらう

「地方自治法施行60周年記念貨幣」などの価値のある硬貨を売るのなら、額面以上の値段で買い取ってくれる古銭買取業者がおすすめです。
大量にある場合でも、買い取ってもらえるため、安心です。
古銭買取業者がおすすめ

アンティーリンクが高く買い取れる理由

アンティーリンクでは、古銭の各分野ごとに精通した専門鑑定士を抱えており、かつ最新の相場をふまえた査定を実施しています。そのため、画一的な金額での買取は行っておりません。
買取実績5,000件以上

また、当社では郵送買取に特化しているため、店舗運営費等の費用がかかりません。そのため、査定結果にお客様がよりご満足いただける体制で査定・買取を行うことが可能なのです。

その他の記念銀貨で価値があるのは?

これまで、日本で発行された記念貨幣の数をご存じですか?
昭和39年の「オリンピック東京大会記念貨幣」が記念すべき第1号で、以後、29テーマ・52種類の記念貨幣が発行されています。

その中でも、特に価値がある記念貨幣として、

  • オリンピック東京大会記念貨幣
  • OSAKA EXPO’90 大阪万博記念硬貨 5000円銀貨
  • 鉄道開業150年記念貨幣

この3種類が挙げられます。

詳しくご紹介しますので、コレクションの参考にしてください。

オリンピック東京大会記念貨幣

1964年の東京オリンピックの記念貨幣1964年の東京オリンピックの記念貨幣は、日本初の記念コインとして知られています。100円銀貨と1000円銀貨が発行されました。発行当時、硬貨の最高額面は100円だったので、この1000円硬貨は最高額面になったのです。1000円銀貨については引換当日から長蛇の列ができ、すぐに品切れとなるほどの大反響ぶりでした。

オリンピック記念1000円銀貨

図案は、1000円銀貨は<表面>富士山、桜<裏面>五輪マーク、桜、100円銀貨は<表面>聖火台、五輪マーク、<裏面>オリーブです。
現在でも買取価格は額面を大幅に超えているので、売って得をする硬貨といえるでしょう。

2024/4/16時点の買取価格
1000円銀貨

2,008円

100円銀貨

247円

東京オリンピック記念1,000円銀貨の買取価格(現在)

100円銀貨(稲・鳳凰・五輪)の買取価格(現在)

OSAKA EXPO’90 大阪万博記念硬貨 5000円銀貨

OSAKA EXPO’90」、正式には「国際花と緑の博覧会」は、1990年に日本の大阪で開催された国際博覧会です。
当時、世界的に環境問題が注目され始めていた時期で、この万博は自然と人類の共存に焦点が当てられました。
OSAKA EXPO’90 大阪万博記念硬貨 5000円銀貨
本日の買取価格
OSAKA EXPO’90
大阪万博記念硬貨 5000円銀貨

買取不可

※プレミア価値のつかない硬貨となりますので2024/2月から買取不可とさせていただいております。銀行での交換をおすすめさせていただいておりますが、処分にお困り場合にはご相談ください。

鉄道開業150年記念貨幣

1872年(明治5年)、新橋と横浜間を結ぶ、日本初の鉄道が開業しました。2022年に150年目を迎えて、記念貨幣が発行されたのです。デザインは、表面に月岡芳年作「高縄鉄道之図」、裏面には旧新橋停車場が描かれています。表面の図案は、現在のJR 高縄ゲートウェイ駅周辺にあたるそうです。

額面は1,000円の銀貨ですが、額面を大幅に超えるプレミア価値が付いています。

鉄道開業150年記念貨幣
本日の買取価格
美品・付属品あり

6,000円

「鉄道開業150周年記念1,000円銀貨」は古銭買取価格一覧表にも掲載されています。

日本の記念コインや記念硬貨の買取価格を一覧にまとめておりますので併せてご確認ください。

 

 

「地方自治法施行60周年記念貨幣」に関するよくあるお問い合わせ

お客様からいただいた「地方自治法施行60周年記念貨幣」に関する質問にお答えします。これから買取をお考えの方は参考にしてください。

今も使えますか?

使用可能です。

「地方自治法施行60周年記念貨幣」のような記念硬貨、実はお店で通貨として使うことができるのです。

しかし、お会計の時に記念硬貨を出されても、お店から断られる場合もあるでしょう。店員さんが記念硬貨であることを知らない可能性もあると思います。

外箱無しでも買い取ってくれますか?

もちろん、ケースがなくても買取は可能ですが、購入時に近い状態であればあるほど、価値は高くなるのです。
買取のことを考えて、ケースは捨てずに、貨幣を入れた状態にしておきましょう。