


フランスでは過去に額面50フランや10フランの銀貨が発行されました。
これらはギリシャ神話の英雄ヘラクレスをモチーフにしたデザインが特徴で、しばしば「ヘラクレス銀貨」と呼ばれます。
現在では流通停止となったものの、コイン収集家から人気がある銀貨です。
このページでは、50フラン銀貨と10フラン銀貨それぞれのデザインやサイズ、銀の純度などの特徴を初心者にも分かりやすく解説します。
※フランスには5フランや20フランの銀貨もありますが、この記事では図柄の似ている50フラン銀貨と10フラン銀貨に注目し、それぞれの特徴を詳しく解説します。
2022年、日本唯一の古銭鑑定機関「貨幣商協同組合」に加盟
現在は古銭鑑定士として、テレビ等メディア出演多数
▶︎詳しいプロフィール
50フラン銀貨

50フラン銀貨は1974年に初めて発行され、1980年に製造が終了した大型の銀貨です。純度90%の銀でできており、重量は約30グラム、直径は41mmと非常に存在感のあるサイズが特徴です。
- 発行期間: 1974年~1980年
- 重量: 約30g
- 直径: 41mm
- 銀品位: 900/1000(純度90%)
- 厚さ: 約2.7mm
- 発行機関: フランス造幣局(Monnaie de Paris)
- 表面: 「RÉPUBLIQUE FRANÇAISE(フランス共和国)」の文字と「50 FRANCS」という文字が刻印されています。その周りはリースで囲まれており、下部に発行年が刻印されています。
- 裏面: 自由と平等を象徴する2人の女性像を両脇に従えたヘラクレスが描かれ、上部に「LIBERTÉ・ÉGALITÉ・FRATERNITÉ(自由・平等・博愛)」の文字が刻まれています。
- 縁: 縁には細かい刻み模様(ミル打ち)が施されています。
10フラン銀貨

10フラン銀貨は1964年に初めて発行され、1973年に製造が終了した銀貨です。こちらも純度90%の銀製で、重量は約25グラム、直径は37mmと50フラン銀貨より小型です。50フラン銀貨に比べると直径で4mm小さく、小型ではありますが一般の硬貨よりは大きめです。
- 発行期間: 1964年~1973年
- 重量: 約25g
- 直径: 37mm
- 銀品位: 900/1000(純度90%)
- 厚さ: 約2.7mm
- 発行機関: フランス造幣局(Monnaie de Paris)
デザインは表面の額面以外基本的に全て同じです。
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