







25000ウォン金貨
- 27㎜
- 16.81g
- K22(22金)
50000ウォン金貨
- 35㎜
- 33.62g
- K22(22金)
5000ウォン銀貨
- 32㎜
- 16.81g
- SV925
10000ウォン銀貨
- 40㎜
- 33.62g
- SV925
14,668円(税込)
129円(税込)
25000ウォン金貨
50000ウォン金貨
5000ウォン銀貨
10000ウォン銀貨
ソウルオリンピック記念硬貨は、1988年に大韓民国の首都ソウルで開催された第24回夏季オリンピックを記念して発行された記念硬貨です。
日本国内でも公式ルートを通じてセット販売が行われ、日本円での購入申し込みも受け付けられていました。
そのため、現在ソウルオリンピック記念硬貨をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。
この記事では、ソウルオリンピック記念硬貨の価値や種類、売却方法などについてわかりやすくご紹介します。
目次
1988年に発行されたソウルオリンピック記念硬貨は、「金貨」「銀貨」「ニッケル貨」の3種類があり、その素材によって価値が大きく異なります。
なぜなら、現在この記念硬貨はプレミアがつくほど珍しいものではなく、主に「金属としての素材価値」で評価されるからです。また、それぞれの硬貨には2種類の額面(例:金貨は25,000ウォンと50,000ウォン)がありますが、額面の違いが価値に大きく影響するわけではありません。
以下は、素材別の額面の種類をまとめたものになります。
ソウルオリンピック記念硬貨の種類
つまり、ソウルオリンピック記念硬貨の価値を知りたいときは、まず「どの素材でできているか」を確認することが重要です。次の章で、それぞれの特徴をさらに詳しく見ていきましょう。
ニッケル製のソウルオリンピック記念硬貨「1000ウォン硬貨」や「2000ウォン硬貨」には、高い価値はつきにくいですが、セット品ならわずかにプレミア価値がつくことがあります。
そもそも、ニッケルは貴金属ではないため、素材そのものの価値が低いのです。また発行数も多く、市場での希少性もほとんどありません。
とはいえ、6枚セット(1000ウォン×3枚+2000ウォン×3枚)のようにコレクション性がある形であれば、少しだけ需要があるのが現状です。
実際に、ヤフオクでの6枚セットの過去の平均落札価格は以下のとおりです。
2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
6枚セット |
1354円 |
1536円 |
1890円 |
1374円 |
2070円 |
1170円 |
※ヤフオクの手数料10%を引いた金額になります。
なお、2025年現在の為替で額面を円換算すると、合計で約963円相当。つまり、数百円ほどのプレミア価値があるということになります。
つまり、ニッケル硬貨は単体ではあまり価値がつきませんが、セットであればわずかにプレミアがつく可能性あるのです。
ソウルオリンピック記念ニッケル硬貨は、どちらも4回に分けて、1種類ずつ発行されました。
2000ウォンと1000ウォン硬貨のデザイン
裏面は以下のようなデザインとなります。
ソウルオリンピック記念ニッケル硬貨のサイズと重さ以下の表の通りです。
1000ウォン硬貨 | 2000ウォン硬貨 | |
---|---|---|
幅 | 30㎜ | 33㎜ |
厚さ | 2.3㎜ | 2.5㎜ |
重さ | 12g | 17g |
材質 | ニッケル25%,銅75% | ニッケル100% |
ソウルオリンピック記念金貨は、現在でも20万円以上の高額で取引されることがある、価値ある記念硬貨です。
その理由は、金貨に使われている金の純度にあります。ソウル五輪の金貨は、K22(純度91.6%)という高純度の金を使用しており、素材そのものに非常に高い価値があるのです。さらに、金相場は日々変動するため、市場のタイミングによってはさらに高値での売却も期待できます。
この金貨には「25,000ウォン」と「50,000ウォン」の2サイズがありますが、小さいサイズのものでも20万円を超える査定額がつくことがあるほどです。
よく聞かれる「ケースや証明書がないと価値が落ちるの?」という質問に対しては、実際には保存状態や付属品の有無による価格差はほとんどありません。
金そのものの重さと純度が評価の中心となるためです。
つまり、ソウルオリンピックの金貨は単なる記念品ではなく、今も現金化できる「実質的な資産」です。
売却を考えているなら、金相場をチェックしたうえでベストなタイミングを狙うのが賢い選択といえるでしょう。
ソウルオリンピック記念金貨のサイズと重さに関しては以下の表の通りです。
25000ウォン金貨 | 50000ウォン金貨 | |
---|---|---|
幅 | 27㎜ | 35㎜ |
厚さ | 1㎜ | 1㎜ |
重さ | 16.81g | 33.62g |
品位 | K22 | K22 |
5万ウォン金貨と2万5千ウォン金貨は、重さもちょうど2倍の差になるように作られています。
過去数年間のヤフオクでの取引価格は以下のようになっています。
2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
25000ウォン金貨 |
212,599円 |
141,840円 |
119,106円 |
117,000円 |
95,400円 |
72,000円 |
50000ウォン金貨 |
426,600円 |
306,300円 |
229,320円 |
225,000円 |
単体での販売無し |
166,050円 |
※ヤフオクの取引手数料10%を引いた金額になります
年々上昇しているのが確認できます。
2つの金貨は重さがちょうど倍なので、価格もだいたい倍になっていますね
また、K22の価格相場と合わせると、以下のようなグラフになります。
このグラフを見ると、ソウルオリンピック記念金貨の価格が金の価値と連動していることがわかると思います。
また、金の相場を超えない理由は、希少性に基づく価値がないためです。
今後、希少性が評価される可能性はありますが、現時点では金の相場に基づいた価格で取引されています。
ソウルオリンピック記念金貨は以下のようなデザインになっています。
ソウルオリンピックの記念硬貨は4回にわたって発行され、それぞれの額面で4種類のデザインが存在します。
25000ウォン金貨のデザイン4種
50000ウォン金貨のデザイン4種
真ん中のモチーフは韓国の歴史的な建造物や伝統芸能のイラストが描かれており、その周りに金額と「XXIV OLYMPIAD SEOUL 1988」という文字が刻印されています。
裏面はどちらもほとんど同じデザインとなっています。
ちなみに裏面に描かれた年号はオリンピックが開催された年ではなく、「発行された年」が記載されています。
そのため種類によってここの年号は変わります。
詳しい発行年月日については以下の表のとおりです。
1次発行 | 2次発行 | 3次発行 | 4次発行 |
---|---|---|---|
1986年2月7日 | 1987年8月24日 | 1988年2月1日 | 1988年7月7日 |
ソウルオリンピック記念銀貨はSV925(銀92.5%)でできており、金に比べると素材としての価値は落ちますが、額面以上の高い価値がつきます。
ソウルオリンピック記念銀貨のサイズと重さは以下の表の通りです。
5000ウォン銀貨 | 10000ウォン銀貨 | |
---|---|---|
幅 | 32㎜ | 40㎜ |
厚さ | 2.2㎜ | 3㎜ |
重さ | 16.81g | 33.62g |
材質 | 銀92.5% | 銀92.5% |
ソウルオリンピック記念銀貨の過去数年間のヤフオクでの取引価格は以下のようになっています。
2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2枚セット |
6,726円 |
5,574円 |
3,858円 |
3,345円 |
3,435円 |
2,725円 |
※ヤフオクの手数料10%を引いた金額になります。
銀貨については単体での出品が少なかったため、2枚セットでの平均値を出しました。
こちらもSV925の相場と合わせてグラフにすると以下のようになります。
銀貨に関しても銀の相場に連動しているのがわかります。
ソウルオリンピック5000ウォン銀貨は、4回に分けて2種類ずつ発行されたため、全部で8種類のデザインがあります。
一方、10000ウォン銀貨は、4回に分けて1種類ずつ発行され、さらに1988年8月29日に追加で4種類が出されたので、こちらも全部で8種類あります。
10000ウォンのデザイン8種
10000ウォンのデザイン8種
裏面は以下のようなデザインとなります。
もしソウルオリンピック硬貨を売買する際は、特に銀貨とニッケル硬貨の違いに注意しましょう。
金貨に関してはぱっと見で違いが分かると思いますが、銀貨とニッケル硬貨は非常に見た目が似ています。
実際ヤフオクでの取引を確認してみたところニッケル硬貨を銀貨として表記している取引が複数見受けられました。
どちらも写真では同じような色味に感じてしまいますが、額面を見ることで違いを判断できます。
ソウルオリンピック記念硬貨の保管には気をつけたいポイントがございます。
POINT
金貨って研磨剤などで磨いた方が高く売れますか?
それは絶対やらないでください!逆に価値が下がる可能性がございます
ソウルオリンピックに限らず、価値の高い古銭などは磨いてしまうことで傷ができた場合、価値が下がる可能性があります。
そのため、基本的には購入当時のまま化粧箱に入れて、風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
どうしても汚れなどが気になる場合はやわらかいクロスなどでそっと拭く程度にとどめましょう。
もしソウルオリンピック記念硬貨を売却したい場合、ヤフオクやメルカリなどご自身で売却する方法と、買取店に売却する方法があります。
どちらもメリットやデメリットがありますが、ソウルオリンピック記念金貨は買取店での売却がおすすめです。
というのも、ソウルオリンピック記念金貨は非常に高価な取引になるため、トラブルリスクが高くなります。
こちらが偽物を売ってしまうというリスクもありますし、逆に本物であるにも関わらず購入者から「偽物なので返品してほしい」という要望があり、返ってきたものが偽物とすり替えられるリスクもあります。
また、ご自身で売却した方が高く売れる可能性もございますが、ヤフオクやメルカリでは10%の手数料が発生するため、結果的に買取店より低い金額になる場合もあります。
特にソウルオリンピック金貨の場合、金相場によって価値がつくため、買取店での売却と比べてもそこまで大きな差が出ることはありません。
アンティーリンクでは、お客様に安心してお取引していただくために、HPに買取価格全て公開する取り組みを行っています。
また、対面での査定に不安を感じる方や、遠方でなかなか店舗にはこれないお客様にむけて、ラインでの無料査定サービスを始めました。
査定したものは売らないといけないの?
いいえ、査定額にご納得いただけない場合は、無理に売っていただく必要はありませんのでご安心ください。
また、売却の際は店頭での直接買い取りの他、郵送での買取も行っていますので、遠方の方も是非ご利用ください。
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