





量さ: 164.7g
品位: 金672/銀294/雑34
※明暦大判金
品位: 金670/銀276/雑54
元書(極美品) 900万円(税込)
書改(極美品) 550万円(税込)
元書(極美品) 1,100万円(税込)
書改(極美品) 650万円(税込)
元書(極美品) 800万円(税込)
書改(極美品) 500万円(税込)
量さ: 164.7g
品位: 金672/銀294/雑34
※明暦大判金
品位: 金670/銀276/雑54
表面は上下左右に「丸枠の桐紋」が打たれ、中央に「拾両後藤」の墨書きがあります。
「拾両後藤」とあるとおり、この大判1枚で「10両」ということを示していますが、これは重さを示しています。
1両でおよそ16.5gだったので、10両で165gです。
ちなみに当時の価値はどのくらいあったのかというと、慶長大判金1枚で「8両2分」の価値があったので、慶長小判8枚+慶長一分金2枚の価値がありました。
裏面は中央に「丸枠の桐紋」「亀甲桐紋」「花押」の極印が打たれています。
大判は小判の10倍の価値があり高額の取引につかわれたということも聞きますが、実際には取引に使われることはほとんどなく、大名や公家などで「褒美」や「贈り物」として使われることがほとんどだったようです。
大判金は、大きく分けると慶長大判を含めて全7種類があります。
詳しくは大判金の全種類一覧、見分け方の記事に書いてありますが、ここではよくご質問いただく、享保大判と慶長大判の違いを解説いたします。
慶長大判と享保大判の違い
ほかの大判は比較的見分けやすいのですが、慶長と享保の2つは見分けづらいのですが、上の写真では慶長大判と享保大判それぞれの上部を交互に出しています。
まず、形。慶長大判は角ばった形で、享保大判はなで肩のような形になっていることが分かります。
また、大判表面に刻まれた傷のような刻印がありますが、こちらも慶長大判は細かく、享保大判は粗いことがお分かりかと思います。
慶長大判金には3つの種類があります。
価値の高い順に並べると以下のとおりです。
さらに表面の墨書が修正されたかどうかで価値が変わります。
慶長大判金の品位は、67.0~67.2%の金含有量で、純金量でいえば7~8両分(小判7~8枚)ほどでした。
慶長大判金の価値として、たとえばヤフオクではどれほどの金額で取引されているのでしょうか。
調べてみると、下記のような結果でした。
こちらすべて各年の最高落札額なのですが、かなり安いです。
この安さの理由は、ズバリすべて偽物だからです。偽物というとちょっと悪意が感じられますので、”玩賞品”という表現のほうが適切かもしれません。
現在のところ、ネットオークションには本物の「慶長大判」が出回っておらず、そのため本物の一般的な相場をお伝えするのは少し難しい状況です。とはいえ、ある程度の価格がついているものが見受けられるのは、「金」という素材自体に価値があるからです。たとえ模造品であっても、金で作られていれば、その分の価値はしっかりと評価されるということですね。
弊社アンティーリンクでは、慶長大判について、過去の買取実績をもとに、適正な価格をご提示できるよう努めております。また、刻印の種類やその組み合わせによっては、さらに価値が高まることもございます。下記の買取価格は、そうした要素を踏まえて設定しております。
極美品 | |
---|---|
元書 | 900万円 |
書改 | 550万円 |
大判は同じ種類であっても「元書」なのか「書改」なのかで買取の値段が変わります。
そもそも、この「元書」と「書改」はどのような違いなのでしょうか?
それは、表面の墨書が修正されたものか否かの違いです。
表面の墨書は、その名の通り墨で書かれているだけなので経年劣化に弱く、すぐに薄くなったり消えてしまったりします。
墨書がないと本物である証明ができないため、幕府は墨書が劣化した大判に対し、新たに墨を書き足す修正を行っていました。
この修正作業が施された大判が「書改」であり、修正されていないものが「元書」です。
墨書が劣化に弱かったために、一度も修正されていない元書の方が数が少なく、プレミア価値も高くなっています。
慶長大判金の花押
笹の葉のような花押
慶長大判のうち、後藤家5代目・後藤
徳乗の弟長乗が墨書したものを笹書大判
といいます。花押が笹の葉のように見え
ることからこのように呼ばれます。出典:造幣局 : 造幣博物館のご案内(PDF:14MB)
極美品 | |
---|---|
元書 | 1,100万円 |
書改 | 650万円 |
明暦の大火(明暦3年・1657年)によって溶けてしまった金や銀をつかって作られた大判は、慶長大判金のなかでも「明暦大判」と呼ばれます。
見分け方としては、表面の横線(槌目やゴザ目と呼ばれる横長の細い傷のようなもの)の間隔がやや広かったり、右肩上がりだったり、いろいろな特徴がありますがもっともわかりやすいのは裏面の極印の数でしょう。
極美品 | |
---|---|
元書 | 800万円 |
書改 | 500万円 |
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