

品位:純金(K24)またはK22
512,000円(税込)
16,461円(税込)
495,600円(税込)
14,608円(税込)
※2025年5月19日より、ブリタニア金貨の買取価格を大幅に引き上げたため、買取価格チャートが急上昇しています。
品位:純金(K24)またはK22
1987~2012年の、1オンスのブリタニア金貨の純度は、ソブリン金貨と同様の22カラット (純金91.7%) でした。
額面は100ポンド、重さは34.05g、直径は32.69mmです。
2013 年からは、1オンスのブリタニア金貨はより高い純度の24カラット (純金99.99%) に変更されました。
2013年発行のものは、額面は100ポンド、重さは31.11g、直径は38.61mmです。
2014年以降発行のものは、額面・重さは同様ですが、直径は32.69mmとなります。
これにより、カナダのメープルリーフ金貨やアメリカのバッファロー金貨と並び、最も純度の高い金地金コインの一つとして入手できるようになりました。
この純度の変更について明確な理由は公表されていませんが、インドやアジアの多くの国では純金が好まれる傾向が強く、世界市場にアピールするために純度を変えたと考えられております。
2012 年以前、1/2 オンスのブリタニア金貨の純度は 22 カラット (純金 91.7%) でした。
額面は50ポンド、重さは17.03g、直径は27mmです。
2013年から、1オンス バージョンと同様に、純度の高い24カラット(純金99.99%)の1/2オンス・ブリタニア硬貨の鋳造を開始しました。
額面は50ポンド、重さは15.6g、直径は27mmです。
2023以降は、エリザベス二世からチャールズ3世へと肖像画が変更となりましたが、量目は同様です。
1/4オンスのブリタニア金貨も1987年から発行されています。純度は 22 カラット (純金 91.7%) でした。
額面は25ポンド、重さは8.51g、直径は22mmです。
2013年から、24カラット(純金99.99%)というより高い純度の1/4オンス・ブリタニアコインの鋳造を開始しました。
額面は25ポンド、重さは7.8g、直径は22mmです。
2017年には、ブリタニア金貨30周年記念バージョンも作られています。量目は同様です。
1/10オンスのブリタニア金貨は、1987年から発行されており、純度は 22 カラット (純金 91.7%) で、
額面は10ポンド、重さは3.41g、直径は16.5mmです。
2013年からは、イギリス王立造幣局は純度24カラット(99.99%)の1/10オンス・ブリタニアコインの鋳造を開始しました。
額面は10ポンド、重さは3.13g、直径は16.5mmです。
2017年には、ブリタニア金貨30周年記念バージョンも作られています。
以上の他にも、以下種類のブリタニア金貨があります。
また、1kgを超えるブリタニア金貨も2021年、2022年に発行され、額面は1000ポンド、金品位はすべて99.99%、重さ1005g、直径は100mmです。
ブリタニア金貨は、イギリス王立造幣局が1987年から発行している地金相場連動型の金貨で、過去30年以上にわたって毎年発行されています。
“ブリタニア”とは、ブリテン諸島を擬人化した女性のことで、起源は西暦43年のローマによる征服時にこの地方がブリタニアと名付けられたことに遡ります。
以降何世紀にもわたって、擬人化された彼女のイメージはイギリスの国家的アイデンティティ、理想、価値観を体現する象徴として進化してきました。
このブリテン諸島を擬人化した女性としての”ブリタニア”は西暦2世紀にローマの硬貨に初めて登場し、ローマ帝国の崩壊後に姿を消しましたが、イギリスのルネサンス時代にイギリスの権力の象徴として復活しました。
チャールズ2世(在位1660~1685年)の治世以降は、イギリスの貨幣の多くに描かれ、イギリスの象徴としての地位を固めています。
イギリス王立造幣局は明確な発行枚数を公表していませんが、毎年、約150,000枚のブリタニア金貨が鋳造されています(※参考:GOLD IRA GUIDE)。
毎年これほどたくさんのブリタニア金貨が発行されているのですが、これは地金金貨の世界市場シェアの約1%ほどと言われており、最も人気な地金金貨は南アフリカのクルーガーランド金貨と言われています。
現在、ブリタニア金貨とブリタニア銀貨の両方には、フィリップ・ネイサンがデザインしたブリタニア女王の立像が描かれています。このデザインは、2シリングとして知られるフローリンス硬貨の図像から派生しています。ネイサンのデザインでは、風になびく髪を持ち、左を向いたブリタニアが描かれています。右手には三叉槍、左手にはイギリス国旗を掲げた盾、そしてその横にオリーブの枝が握られています。コインの底にはアーティストのサインもあります。
このデザインは1987年から1996年まで継続されました。1997年には10周年を記念して特別版が発行され、その後1998年から2000年まで再び使用されました。しかし、2001年から2013年にかけては、他のデザインが導入されました。以下はその1例です。
ロイヤルミント(イギリス王立造幣局)が発行しているので、品質がしっかり保証されていて、ブリタニア金貨は信頼性が高いです。また、イギリスでは法定通貨として扱われるため、キャピタルゲイン税(=資産売却時の利益に対する税金のこと)が免除されます。これにより、イギリスの投資家にとって節税効果が大きく、人気を集める理由の1つといえるでしょう。
イギリスに限らず、ブリタニア金貨は世界中で認知されているので、売買がしやすいのも魅力です。サイズもいろいろあって、1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスから選べるので、予算に合わせて購入でき、鋳造量も多いため、金の市場価格に対するプレミアム(追加料金)が低く、コストパフォーマンスに優れているといえます。
2021年からは、偽造リスクを大幅に削減するセキュリティ機能が強化され、安全性が向上し、さらに人気が高まっているとのことです。
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