記念硬貨持ち込みおすすめ店の選び方|買取業者の見極めるコツを紹介

記念硬貨の売却のコツ

記念硬貨の買取、どこに出せばいいのか迷っていませんか?

せっかくの記念硬貨、できるだけ高く売りたい」「でも、どの買取店が信頼できるのかわからない…

そんな悩みをお持ちの方に、古銭の専門家が「高く売るためのコツ」と「信頼できる買取専門店の見極め方」をわかりやすく解説します。
業者選びで損をしないために、ぜひ最後までご覧ください。

執筆・監修者
渡邉 博古銭鑑定士
2012年、古銭買取専門店「アンティーリンク」を創業し、古銭の買取・販売を始める。
2022年、日本唯一の古銭鑑定機関「貨幣商協同組合」に加盟
現在は古銭鑑定士として、テレビ等メディア出演多数
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記念硬貨を買取に出す前に知っておくべきこと

記念硬貨の売却を考えたとき、最初に理解しておきたいのが「記念硬貨の価値は額面通りとは限らない」という点です。

記念硬貨には大きく分けて「額面価値」「地金価値(じがねかち)」「プレミア価値」の3つの価値があります。

額面価値 硬貨に刻印された金額そのもの(例:500円硬貨なら500円)。銀行で両替する場合はこの金額になる
地金価値(じがねかち) 硬貨に使われている金属(金・銀・プラチナなど)の素材としての価値。貴金属の相場に連動して変動する
プレミア価値 発行枚数の少なさ、歴史的意義、保存状態などによって付く「コレクター的価値」。額面の数十倍〜数百倍になることもある

たとえば、天皇陛下御即位記念の10万円金貨は、額面は10万円ですが、実際の価値相場は額面の数倍になります。

天皇陛下御即位記念10万円金貨の買取価格

つまり、記念硬貨を銀行で両替すると「額面価値」しか受け取れず、地金価値やプレミア価値を丸ごと損してしまう可能性があります。

だからこそ、記念硬貨を売却する際は「買取専門店」に査定を依頼することが非常に重要です。

記念硬貨の価値を左右する3つの要素

では、記念硬貨の買取価格はどのように決まるのでしょうか?主に以下の3つの要素が関わっています。

①発行枚数(希少性)

発行枚数が少ない記念硬貨ほど、コレクターからの需要が高まり、プレミア価値が付きやすくなります。一般的に、プルーフ貨幣(特別仕上げの硬貨)は通常版よりも発行枚数が少なく、高値が付く傾向があります。

②素材(地金価値)

金貨や銀貨は、素材そのものに価値があります。2026年現在、金の価格は歴史的な高値圏にあり、金を素材とする記念硬貨の買取価格も上昇傾向にあります。

③保存状態(グレード)

傷や汚れのない「未使用品」は最も高い査定額が期待できます。反対に、流通品(実際に使用されたもの)は価値が下がります。保存状態は買取価格に直結するため、保管方法にも注意が必要です。

記念硬貨を高く売るための5つのコツ

記念硬貨を少しでも高く売却するために、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

コツ①:自分で磨いたり洗浄したりしない

「汚れを落としてキレイにすれば高く売れるのでは?」と考える方も多いのですが、自己流の洗浄や研磨は絶対に避けてください

硬貨の表面には「経年変化」と呼ばれる独特の風合い(トーン)があり、コレクターの間ではこれも価値の一部として評価されます。市販の研磨剤やクリーナーで磨くと、表面に微細な傷がつき、かえって査定額が下がってしまうことがあります。

汚れが気になる場合でも、柔らかい布で軽く拭く程度にとどめましょう。

コツ②:付属品(ケース・証明書)を揃えて査定に出す

記念硬貨を購入した際についていた専用ケースや造幣局の証明書は、買取価格を上げる重要なポイントです。

特にプルーフ貨幣セットや記念貨幣セットは、ケースと証明書が揃った状態で初めて「完品」と評価されます。付属品がないと「欠品扱い」となり、査定額が下がってしまう可能性があります。

遺品整理などで記念硬貨が見つかった場合は、周囲にケースや書類がないか一度しっかり確認してみてください。

コツ③:セットやシリーズはまとめて査定に出す

地方自治法施行60周年記念貨幣のように、シリーズで発行された記念硬貨は、バラバラで売るよりもまとめて査定に出した方が高額になるケースがあります。

全47都道府県を揃えたフルセットは、個別に売却するよりもコレクターからの需要が高いため、買取専門店でも高い評価が付きやすいのです。

コツ④:売却のタイミングを見極める

金貨や銀貨など貴金属を素材とする記念硬貨は、金や銀の相場価格に連動して買取価格が変動します。

2026年2月現在、金の価格は歴史的な高値を記録しています。金貨をお持ちの方にとっては、今が売却の好機といえるかもしれません。

ただし、相場は常に変動するため、売却を検討している場合は早めに査定だけでも受けておくことをおすすめします。

コツ⑤:必ず複数の業者で相見積もりを取る

これが最も重要なポイントです。記念硬貨の査定額は、業者によって大きく異なります

同じ記念硬貨でも、A社では5,000円、B社では15,000円と、3倍近い差が出ることも珍しくありません。これは、各業者の販売ルート、在庫状況、得意ジャンルが異なるためです。

安く買い叩かれないためにも、最低でも2〜3社の買取専門店に査定を依頼し、金額を比較することを強くおすすめします。
アンティーリンクではラインを使った無料査定なども行っていますので、是非お気軽にご利用ください。

信頼できる買取専門店の見極め方

記念硬貨の売却先として買取専門店を選ぶ場合、「どの店が信頼できるのか」を見極めることが大切です。以下のチェックポイントを参考にしてください。

チェック①:古銭・記念硬貨の「専門性」があるか

買取業者には、ブランド品や貴金属を幅広く扱う「総合買取店」と、古銭や記念硬貨に特化した「専門店」があります。

記念硬貨を高く売りたいなら、古銭・記念硬貨の専門知識を持った査定士が在籍する専門店を選ぶのが鉄則です。

総合買取店では、エラーコイン(製造時のミスで通常とは異なる仕上がりになった硬貨)や希少な年号のプレミアを見逃してしまう可能性があります。一方、専門店であれば、硬貨の細かな違いまで正確に評価してくれます。

チェック②:手数料が「完全無料」か

信頼できる買取専門店は、手数料がすべて無料であることがほとんどです。

査定を依頼する前に、公式サイトや電話で以下の費用が無料かどうかを確認しましょう。

「査定は無料」とうたいながら、実際には出張料やキャンセル料を請求する業者も存在します。事前の確認が大切です。

チェック③:買取実績が公開されているか

公式サイトに具体的な買取金額を掲載している業者は、透明性が高く信頼しやすいといえます。

金額が公開されていれば、自分が持っている記念硬貨がおおよそいくらで買い取ってもらえるか事前にわかるため、業者選びの参考になります。
反対に、具体的な価格を一切公開していない場合は必ず事前に査定を行いましょう。いきなり店頭に行くと安い金額を言われても断りにくい場合もありますので、できればメールやラインなどで査定してもらうのがおすすめです。

チェック④:複数の買取方法に対応しているか

買取専門店の買取方法は、大きく分けて「店頭買取」「出張買取」「郵送(宅配)買取」の3種類があります。

買取方法 特徴 こんな人におすすめ
店頭買取 店舗に直接持ち込んで査定してもらう 近くに店舗がある方、その場で現金を受け取りたい方
出張買取 査定士が自宅まで来てくれる 大量の記念硬貨がある方、外出が難しい方
郵送(宅配)買取 記念硬貨を郵送して査定してもらう 近くに店舗がない方、自分のペースで進めたい方

信頼できる買取専門店は、これらの複数の方法に対応しており、利用者の状況に合わせた柔軟な対応が可能です。さらに、LINE査定のように写真を送るだけで概算見積もりがもらえるサービスを提供している業者もあります。

チェック⑤:口コミ・評判を確認する

Googleの口コミや買取比較サイトのレビューなどで、実際の利用者の声を確認しましょう。

特に注目すべきは以下のポイントです。

  • 査定額に対する満足度
  • 査定士の対応の丁寧さ
  • 査定額の根拠を説明してくれたか
  • キャンセル時の対応

「査定額の根拠をしっかり説明してくれた」という口コミが多い業者は、査定の透明性が高く信頼できる指標になります。

買取業者以外の売却方法

銀行での両替

記念硬貨は日本銀行券と同様に「法定通貨」であるため、銀行で額面通りの金額に両替することは可能です。

ただし、銀行ではあくまで「額面価値」での両替しかできません。10万円金貨であっても10万円としか扱われず、金の地金価値やプレミア価値は一切反映されません。

また、近年は銀行での硬貨両替に手数料がかかるケースも増えています。枚数が多い場合は、手数料分だけ目減りしてしまうことも考えられます。

ネットオークション・フリマアプリ

メルカリやヤフオク!などに個人で出品する方法です。希少な記念硬貨であれば、コレクター同士の競り合いで高値が付く可能性もあります。

ただし、以下のデメリットがあります。

  • 出品作業や購入者とのやり取りに手間がかかる
  • 相場を知らない状態では適正価格の設定が難しい
  • 偽物トラブルや返品対応のリスクがある
  • 販売手数料(売上の約10%)がかかる

古銭や記念硬貨の知識に自信がある方には選択肢になりますが、初めて売却する方には買取専門店の利用がおすすめです。

売却方法の比較まとめ

売却方法 メリット デメリット おすすめ度
買取専門店 専門家による正確な査定、プレミア価値も反映 業者選びが重要 ★★★★★
銀行での両替 確実に額面金額を受け取れる 額面以上の価値は反映されない ★★☆☆☆
ネットオークション・フリマアプリ 高値が付く可能性がある 手間・トラブルリスク・手数料 ★★★☆☆

記念硬貨の買取でよくある質問

記念硬貨は銀行で両替するのと買取店に売るのではどちらがお得ですか?

額面以上の価値がある記念硬貨であれば、買取専門店に売却する方がお得です。銀行での両替は額面通りの金額にしかなりませんが、買取専門店では地金価値やプレミア価値を含めた査定額を提示してもらえます。特に金貨や銀貨、発行枚数の少ない記念硬貨は、専門店での査定をおすすめします。


汚れた記念硬貨でも買い取ってもらえますか?

はい、汚れやサビがある記念硬貨でも買取可能な専門店がほとんどです。多少の汚れがあっても、素材の価値や希少性が評価されれば高額査定になるケースもあります。ご自身で磨いたり洗浄したりすると、かえって価値が下がる場合がありますので、そのままの状態で査定に出すことをおすすめします。


記念硬貨の査定だけでもお願いできますか?

はい、多くの買取専門店では「査定のみ」の利用も可能です。無料査定を提供している店舗がほとんどですので、まずは価値を知りたいという方も気軽に利用できます。査定額に納得できなければ、キャンセルしても費用は一切かかりません。


大量の記念硬貨をまとめて売りたいのですが、対応してもらえますか?

対応可能です。大量の記念硬貨をお持ちの場合は、郵送買取や出張買取サービスを利用するのが便利です。店舗に持っていくのが難しい場合でも売却することができます。相続や遺品整理で大量の硬貨が見つかった場合も、まとめて査定してもらえますのでご安心ください。


まとめ

記念硬貨を高く売却するために、最も大切なポイントをおさらいしましょう。

記念硬貨はまず買取専門店に査定を依頼するのがおすすめです。

そして、信頼できる買取専門店を見極めるには、以下の6つのポイントを確認してください。

  • 古銭・記念硬貨の専門知識を持つ査定士がいるか
  • 具体的な買取金額が公開されているか
  • 店頭・出張・郵送など複数の買取方法に対応しているか
  • 口コミや評判が良好か

さらに、「自分で磨かない」「付属品を揃える」「複数の業者で相見積もりを取る」といったコツを実践するだけで、買取額は大きく変わります。

記念硬貨の売却をお考えの際は、まずは無料査定を活用して、お手持ちの記念硬貨の正確な価値を確認してみてはいかがでしょうか。