明治二分判金 本物と偽物の見分け方

こちらの記事では明治二分判金の真贋について解説していきます。
これを読めば、市場に出回っている
明治二分判金の本物と偽物を見分けられると思います。
明治二分判金の真贋を判断する上で、参考になれば幸いです。
[監修/執筆:飛田 圭介]
本物と偽物の見分け方
明治二分判金の真贋を見抜くには以下2点を確認します。
1.重さを量る。
2.色味や表面、厚みを見る。
重さを量ればほとんどの偽物は分かります。
本物の重さは3.00gですので、製造時の誤差と流通による摩耗を考えると
2.95~3.05gが本物の基準となります。
※あくまで指標の一つであり、重さがこの範囲に収まらない物は全て偽物というわけではありません。
重さで比較する
実際に本物と偽物の重さを比較してみましょう。
1枚目が本物で、2枚目が偽物です。
【↓本物↓】

【↓偽物↓】

本物は全て約3gであるのに対し、偽物はほとんどが3g以下となっています。
このように、重さを量るだけで
本物か偽物かを概ね区別することができます。
本物の特徴
次に本物の特徴について挙げていきます。

黒ずんでいるものもありますが、金の発色がとても鮮やかです。

表面が削れていても色が変わることなく、中まで金銀で作られているのが見て取れます。

側面を見ると、1.40mm程の厚みがあります。

本物でも「分」の字が途切れている物もあるので、文字だけでは真贋を見抜くことはできません。
偽物の特徴
重さ以外でどのように偽物と判断できるかを説明していきます。

初めに紹介した偽物について、それぞれ確認していきましょう。

A~D.これらは銅のような暗い色味から偽物であると分かります。

E.正面からはわかりませんが、厚みから偽物と判断できます。

0.71mmと非常に薄く、目視でも本物との違いが明らかです。

ここからは表面に注目してみましょう。

本物は表面が滑らかなのに対し、Fはぶつぶつとしています。

摩耗や傷により、削れてしまった表面も本物と偽物では異なります。

G,Hは表面が剥げて銅が見えており、金メッキのようなものが塗布されていると分かります。
以上のように、重さだけでなく見た目などからも
真贋を見抜くことができます。
真贋確認でしてはいけないこと

こちらは右上が削れています。
これは真贋を確かめるために試金石にこすりつけられたためです。
このようなことをすると本物でも価値が下がってしまうので、
絶対にしないでください。
最後に
明治二分判金の真贋について、いかがでしたでしょうか。
偽物はルーペで隅々まで確認すると、何かしらの違和感があることが多いです。
重さだけで真贋を決めつけることなく、まずは細部まで見てみましょう。
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