世界中で高い人気を誇るカナダの20ドル金貨!高い価値を持つコインの特徴を解説
カナダの金貨は、世界中で人気を誇ります。
1979年から発行が始まったメープルリーフ金貨を中心に、20ドル金貨も高い価値がつくタイプが多数。
カナダの20ドル金貨の中でも、とくに人気や価値が高いコインにはどんな特徴があるのでしょうか?
それぞれの価格とともに解説します。
目次
カナダの20ドル金貨とは
カナダの20ドル金貨は、市場でも高い価値がつくコイン。
その特徴を解説します。
メープルリーフ金貨発行から箔が付いたカナダの金貨
カナダの金貨の中でも有名なメープルリーフ金貨。
メープルリーフ金貨は、カナダ王立造幣局によって1979年から発行が開始されたコインです。
以下の5種類があります。
- 20分の1オンス(1カナダドル)
- 10分の1オンス(5カナダドル)
- 4分の1オンス(10カナダドル)
- 2分の1オンス(20カナダドル)
- 1オンス(50カナダドル)
カナダはイギリス連邦加盟国のカナダのメープルリーフ金貨には、イギリスの元女王エリザベス2世の肖像画がデザインされているものが多いのが特徴。
人気が高いのもこのタイプです。
20ドル金貨をはじめとするメープルリーフ金貨は、資産向け金貨市場の王者。
世界で最も高い純度の金が使われていること、偽造防止策が徹底していることが、人気の理由です。
デザイン性の高さでも定評あり
カナダ王立造幣局は1908年に設立され、現在はオタワとウィニペグに造幣所があります。
人気の高い20ドル金貨の大半は、オタワで製造されています。
メープルリーフ金貨をはじめ、デザイン性の高いコインの発行で知られるカナダ王立造幣局。
コイン・オブ・イヤー賞や、国際通貨協会の流通イノベーション賞など、国際的な賞を数多く受賞しています。
カナダの金貨の質の高さはもはや、コイン市場では常識となっています。
人気と評価、いずれも高いカナダ20ドル金貨
市場での評価が高く、コレクターたちに人気のカナダ20ドル金貨。
とくに価値の高いタイプを解説します。
カナダ建国100年記念 エリザベス2世20ドル金貨
発行年 | 1967年 |
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品位 | K21.6 |
直径 | 27.1mm |
重さ | 18.27g |
発行枚数 | 33万4822枚 |
希少性 | 中 |
カナダの20ドル金貨の中で、高額ランキングの常連となっているのが1967年発行のコイン。
カナダの建国100周年を記念して発行されたものです。
1867年「英領北アメリカ法」によって、自治を獲得したカナダの誇りが伝わってくる1枚。
37歳当時の若々しいエリザベス女王の横顔と、カナダの紋章がデザインされています。
刻まれているラテン語のモットー「A MARI USQUE AD MARE」は、「海から海へ」という意味で、パイオニア精神を感じます。
建国100周年記念だけに、発行年は1年のみ。
発行枚数が多かったため希少性は高くありませんが、現在は20万円を超えることが多く、価値の高い20ドル金貨です。
2004-2014年発行 エリザベス2世(77歳の肖像)20ドル金貨
発行年 | 2004年~ |
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品位 | K24 |
重さ | 15.552g |
直径 | 25mm |
発行枚数 | 24万枚超 |
希少性 | 高い |
70年超の在位年数を誇った、エリザベス2世。
カナダの20ドル金貨にデザインされた肖像画も、時代によって姿を変えます。
2004年から発行された20ドル金貨には、77歳当時の女王の姿がデザインされています。
裏側は、メープルリーフ金貨の王道であるサトウカエデの葉です。
発行枚数は決して少なくありませんが、大人気のために希少性が非常に高い20ドル金貨。
とくに2004年発行、2007年発行のタイプは、発行数が2万枚弱にとどまっているため、価値が高まる可能性があります。
価格も20万円越えが通常です。
在位年間刻印エリザベス2世20ドル金貨
発行年 | 2023年 |
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品位 | 24K |
重さ | 15.55g |
直径 | 25mm |
発行枚数 | 不明 |
希少性 | 非常に高い |
2022年9月に96歳で崩御したエリザベス2世。
2023年に発行されたカナダの20ドル金貨には、女王のポートレートの横に「1952-2022」と在位期間が刻まれています。
発行されて間もないため、発行枚数は不明。
しかし、希少性が非常に高い20ドル金貨であるといわれています。
価格は日本円で21万円を超えるとされており、コレクターたちに注目されているカナダ20ドル金貨です。
メイプルリーフ発行20周年記念ホログラム加工20ドル金貨
発行年 | 1999年 |
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品位 | 24K |
重さ | 15.55g |
直径 | 25mm |
発行枚数 | 500枚 |
希少性 | 非常に高い |
1979年に発行が開始されたメープルリーフ金貨。
1999年に発行20周年を記念したコインが登場しました。
革新的なデザインの発案で知られるカナダ王立造幣局は、ホログラム加工を施した20ドル金貨を発行しました。
さまざまな色に反射するメイプルリーフはとても神秘的です。
記念コインであることから発行は1999年のみ。
ホログラムタイプの発行枚数はわずか500枚しかありません。
価格は安定の20万円越えで、ほぼ入手が不可能といわれるほど希少性が高い1枚となっています。
カナダ発行の金貨、その価値が世界最高峰といわれる理由
20ドル金貨をはじめ、カナダ発行のゴールドコインの価値は世界の最高峰とされています。
その理由を説明します。
クルーガーランド金貨を超えろ!という目標のもとに誕生
1970年代後半、金の価格が高騰し始めました。
この流れに乗って、金貨が資産としての価値を持ち始めます。
当初、投資家たちに注目され、世界一の信用度を誇ったのが南アフリカの法定貨幣「クルーガー金貨」でした。
ところがこのクルーガー金貨、金の割合は91.7%、純金ではありません。
当時カナダ王立造幣局の彫刻部門に所属していたウォルター・オット氏は、「世界で最も純度が高く、もっとも人気を誇る金貨を製造する」ことを目標に掲げました。
結果、クルーガー金貨を凌駕するメープルリーフコインが誕生。
金の割合は99.9%以上の純金で、コインコレクターたちの購買意欲を刺激しただけではなく、金保有用としての信頼を得たのです。
金貨市場の王者となっているカナダのメープルリーフコイン、人気の20ドル金貨はデザイン性の高さもあり、不動の人気を保持しています。
カナダ20ドル金貨は高品質!超人気!そして高額取引が常識
英国連邦加盟国であるカナダ。
カナダで発行される金貨の多くには、コイン市場で人気を誇るエリザベス女王の横顔が刻まれています。
20ドル金貨も、メープルリーフコインを中心に女王のデザインされたタイプが多く、金の純度の高さやデザインの秀逸さも含めて、高額で取引されています。
コレクターだけではなく、資産としてカナダの20ドル金貨を購入する人も多い近年。
売却する場合は、高額での取引が期待できます。
お手元にあるカナダ20ドル金貨の価値を知りたい方は、ぜひアンティーリンクにご相談ください。
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