オリンピックの記念硬貨で発行された1万円金貨を徹底解説!デザインや価値は?

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オリンピックの開催を記念して発行される1万円金貨。デザイン性が高く、レアな記念硬貨のため、多くのコレクターからの人気を集めています。日本では、長野冬季オリンピック東京2020オリンピック・パラリンピックを記念して、様々なデザインの金貨が製造されました。
この記事では、オリンピック1万円金貨の種類やデザイン、そしてその価値について詳しく解説します。

オリンピックの1万円金貨の種類とデザイン

オリンピックの1万円金貨の種類とデザイン

オリンピックを記念して発行された1万円金貨は、「長野冬季オリンピック」と「東京2020オリンピック・パラリンピック」の2大会で発行されました。

それぞれの大会で複数のデザインが発行され、日本の文化やオリンピックの理念を表現しています。
いずれもサイズや品位は同じです。

  • 直径:26mm
  • 重さ:15.6g
  • 品位:K24(純度99.9%以上)

オリンピックの金貨は、単なる通貨としてだけでなく、芸術作品としても高い評価を受けています。

長野オリンピック冬季競技大会記念(第1次)

1998年の長野冬季オリンピックを記念して発行された第1次金貨は、日本の冬の美しさを表現しています。

表面には、雪の結晶と松の葉のモチーフが描かれ、裏面には長野オリンピックのロゴと開催年が刻まれています。

素材は純金(99.9%)で、重量は15.6グラムです。
日本の冬の繊細な美しさと冬季オリンピックらしさの交わったデザインになっています。

長野オリンピック冬季競技大会記念(第1次)一万円金貨、表

長野オリンピック冬季競技大会記念(第2次)

第2次金貨のデザインは、長野の自然と冬季スポーツを組み合わせたものです。

表面には、スキージャンプ選手と雪をかぶった山々が描かれています。
裏面には、第1次と同様にロゴと開催年が刻まれています。

素材と重量は第1次と同じく、純金15.6グラムです。
このデザインは、冬季オリンピックの盛り上がりと長野の大きな自然を表現しています。

長野オリンピック冬季競技大会記念(第2次)一万円金貨、表

長野オリンピック冬季競技大会記念(第3次)

第3次金貨は、日本の伝統と冬季スポーツを組み合わせたユニークなデザインが特徴です。

表面には、和紙の文様をバックに、スケート選手のシルエットが描かれています。
裏面のデザインは前2回と同様です。

素材と重量も変わらず、純金15.6グラムとなっています。
この金貨は、日本の伝統文化とオリンピックの現代っぽさをうまく組み合わせたデザインです。

長野オリンピック冬季競技大会記念(第3次)一万円金貨、表

東京2020オリンピック競技大会記念(第一次・流鏑馬と心技体)

2021年に開催された東京オリンピックを記念した第一次金貨は、日本の伝統武芸である流鏑馬をモチーフにしています。

表面には、流鏑馬の騎手が弓を引く姿が力強く描かれ、「心技体」の文字が添えられています。
裏面には、東京2020オリンピックのエンブレムが刻まれています。

素材は純金(99.9%)で、重量は15.6グラムです。

東京2020オリンピック競技大会記念(第一次)一万円金貨、表

東京2020オリンピック競技大会記念(第三次・「勝利」と「栄光」と「心技体」)

第三次金貨は、オリンピックの理念を象徴的に表現したデザインです。

表面には、月桂樹の冠をかぶった「勝利」の女神と、オリンピックの炎を掲げる「栄光」の女神が描かれています。「心技体」の文字も配されており、オリンピック精神を強調しています。
裏面のデザインは第一次と同じものです。

素材は純金(99.9%)、重量は15.6グラムで統一されています。

東京2020オリンピック競技大会記念(第三次)一万円金貨、表

東京2020パラリンピック競技大会記念(第四次・「聖火ランナー」と「国立競技場」と「心技体」)

パラリンピックを記念した第四次金貨は、共生社会の理念を表現しています。

表面には、車いすの聖火ランナーと国立競技場のシルエットが描かれ、「心技体」の文字が添えられています。
裏面には東京2020パラリンピックのエンブレムが刻まれています。

素材と重量は他の金貨と同じく、純金15.6グラムです。
パラリンピックの精神と日本のバリアフリー社会への取り組みを象徴したデザインになっています。

東京2020パラリンピック競技大会記念(第四次)一万円金貨、表

オリンピックの1万円金貨は誰がデザインしている?

オリンピックの1万円金貨は誰がデザインしている?

オリンピックの1万円金貨のデザインは、誰がデザインしているのでしょうか。

長野オリンピックと東京2020オリンピック・パラリンピックの記念硬貨のデザインプロセスについて見ていきましょう。

長野オリンピック

長野オリンピックの1万円金貨は、日本造幣局の内部デザイナーによって制作されました。

オリンピックの記念だったため、日本の伝統的な美意識とオリンピックの国際性を組み合わせなければなりませんでした。
デザイナーはこの難しい課題に挑戦。結果、日本の自然の美しさと冬季スポーツの躍動感を金貨で表現することができました。

東京2020オリンピック

東京2020オリンピック・パラリンピックの1万円金貨デザインは、財務省によって発表されました。こちらも、長野オリンピックと同じで、内部のデザイナーによって制作されています。

それぞれの発表時期は以下の通り

  • 第一次発行分の記念硬貨のデザイン:2018年(平成30年)2月
  • 第二次発行分の記念硬貨のデザイン:2018年(平成30年)12月
  • 第三次発行分の記念硬貨のデザイン:2019年(令和元年)6月
  • 第四次発行分の記念硬貨のデザイン:2019年(令和元年)11月

具体的にどんな人がどんなスケジュールでデザインをしたのかは、公開されていません。

オリンピックの1万円金貨の価値

オリンピックの1万円金貨の価値

オリンピックの1万円金貨は、多くの場合、額面以上の価値を持っています。しかし、その価値は発行年や保存状態、金相場などによって大きく変動します。

特に高額な金貨と、額面通りの価値にとどまっている金貨について解説します。

高額なオリンピックの1万円金貨トップ3

次の3つの金貨は、デザインの人気や発行数の少なさから、特に高い価値がされています。

  1. 長野オリンピック第1次金貨
  2. 東京2020オリンピック第一次金貨(流鏑馬)
  3. 東京2020オリンピック第三次金貨(「勝利」と「栄光」と「心技体」)

それぞれ、値段に大差はなく、20万円前後で取引されています。

額面通りのオリンピックの1万円金貨

純金で作られているため、額面通りの1万円金貨はありません。どの金貨も純金の価格が上がることに伴って、高い買取価格がついています。

ちなみに、金貨は現在も法定通貨として使用可能ですが、額面以上の価値を持っているため、実際に使用する人はあまりいません。

オリンピックの1万円金貨は値上がりする?

オリンピックの1万円金貨の将来的な価値は、いくつかの原因によって変わります。

  • 金相場の変動
  • 歴史的価値の増加
  • コレクターの需要

純金製のため、金価格の上昇に伴って価値が上がる可能性があります。時間の経過とともに、歴史的な価値が高まる可能性があります。

長期的に見れば、これらの金貨の価値は上昇する可能性が高いと考えられています。特に、デザイン性の高いものや発行数の少ないものは、将来的により高い価値を持つ可能性があります。

オリンピックの1万円金貨のデザインから見る歴史

オリンピックの1万円金貨のデザインから見る歴史

オリンピックの1万円金貨には、日本で開催されたオリンピックの歴史と意義がぎゅっとつまっています。

長野オリンピックの金貨は、日本の冬の美しさと冬季スポーツの躍動感を表現し、東京2020オリンピック・パラリンピックの金貨は、日本の伝統文化や共生社会への願いを表現しています。

もし手元にオリンピックの1万円金貨をお持ちの方は、専門家による査定を受けてみることをおすすめします。その金貨は、あなたが想像している以上の価値があるかもしれません。

アンティーリンクでは、古銭専門の鑑定士が適切な査定をしています。どこに査定に出したらいいかわからないという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。