享保大判金のレプリカ(偽物)の見分け方

目次
享保大判にレプリカ(偽物)はある?
古銭取引においては、偽物の存在は無視できません。
どんな古銭であっても、まず間違いなく偽物は存在します。
享保大判も例外ではなく、偽物が市場に出回っています。
取引でのトラブルを避けるためにも、偽物の見分け方をおさえておきましょう。
知っておくべきポイントは以下の3つです。
- 大判の重量を量る
- 極印を調べる
- 素材調査の試金石は使わない
では、それぞれ詳しく解説していきます。
大判の重量を量る

大判は重量や品位を厳密に決めて作られています。
そのため、享保大判の重さは165.38gからほぼズレません。
1g以上の誤差があれば偽物と言えるほどの精度です。
なので、真贋を調べるならまずは重量を量ってみましょう。
レプリカは、製造コストを下げるために貴金属を減らす傾向があります。
重い金の代わりに他の金属を使うため、偽物のほうが軽い傾向があります。
極印を調べる
偽物は極印が不足していることがあり、極印の数を調べるだけでも偽物がわかることがあるんです。
享保大判金の極印は、表の上下左右に丸枠の桐紋、裏の中央に丸枠桐紋、亀甲桐紋、花押があります。
さらに、裏面左下に座人印がひとつと棟梁印がふたつがあるので、裏表合わせて10個の極印があります。
座人印と棟梁印は使われている文字にも注目しましょう。
享保大判金の座人印は「久」しかなく、棟梁印は「七」、「宇」、「石」、「さ」、「坂」、「竹」の中から2つが使われています。
素材調査の試金石は使わない

金貨の素材を知るために試金石を使う方がいますが、これは厳禁です!
金より硬い金属や鉱石を使い、あえて傷をつけることで素材を調べるためのもの
傷が付けば古銭の状態は当然悪くなります。
その分、買取価格も必ず下がってしまうんです。
金であることが証明できたところで、買取価格が落ちては意味がありません。
金メッキを確かめるために試金石を使用するのは絶対にやめましょう。
享保大判金はどこで売るべき?
実際に享保大判金を売却するにあたっては、どこで売るかも重要な要素です。
古銭の取引でよく利用されるのは以下のとおりです。
- ネットオークション
- フリマアプリ
- 古銭専門買取業者
それぞれ、利用するうえでのメリットとデメリットがあります。
ひとつずつ解説していくので、売却先検討の参考にしてください。
ネットオークション

古銭のコレクターも多く、価値の高い商品であれば相場以上の価格がつくこともあるでしょう。
今回解説した享保大判金であれば十分注目されるはずです。
ただし、手数料がかかるという点と、落札価格が高いほど大きな損失になることは覚えておきましょう。
手数料は10%程かかるところが多く、100万円の商品であれば10万円も手数料で引かれてしまうんです。
享保大判金のようなプレミア商品であれば高額落札はあり得ますが、その分手数料も割高になってしまいます。
フリマアプリ

自分で価格設定をできるため、相場観をつかめていれば損をすることはありません。
こちらも手数料がかかることは変わりませんので、その分も考慮して値段設定をしましょう。
相場より少々高めの値段設定にせざるを得ないのはデメリットです。
買い手側も慎重になるため、スピード感のある取引とはいかないでしょう。
売上を得るまでに時間がかかってしまいがちです。
古銭専門買取業者

査定から買取まで委託できるので手間がかかりません。
ただし、買取業者を選ぶときは慎重に考えましょう。
古銭を専門に扱っていない買取業者の場合、プロの鑑定士が所属していない場合があります。
そうなると、相場に見合った金額の提示が難しくなってしまいます。
古銭の買取を依頼するなら、プロの鑑定士が所属している古銭専門の業者を探すのがおすすめです。
享保大判金を売るならアンティーリンクへ
享保大判金の真贋に関する解説は以上となります。
大型の金貨ということもあって、非常に高価な商品であることはここまで解説した通りです。
古銭の販売に慣れていない方が個人で取引するのは非常に危険です。
まずは査定だけでも買取業者に依頼してみることをお勧めします。
弊社アンティーリンクでは、古銭の画像をLINEで送っていただければ無料査定いたします。
お手元に売りたい古銭がありましたら、ぜひLINE査定をご利用ください!
享保大判金以外にも売りたい古銭があれば、まとめてアンティーリンクにお任せください。
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