菅原道真5円札4種類(1次〜4次)の見分け方

こちらの記事では菅原道真5円札4種類の見分け方について解説をしていきます。
菅原道真と北野神社が描かれている5円札は1次~4次までの4種類あり、それぞれで買取金額も違うので、お手元にお持ちの方もそうでない方も参考にしていただければ幸いです。
正式名称は『兌換券5円(1次)』、『改正兌換券5円(2次)』、『不換紙幣5円(3次)』、『改正不換紙幣5円(4次)』ですが、この記事では呼び方を『〇次5円』で統一します。
お急ぎの方は、最後の「要点まとめ」からお読みください。
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表面:枠、全体の柄
4種類の5円札のうち1種類は、表面を見ていただくと簡単に見分けることができます。
まずはその1次5円札の見分け方についてです。
1次5円
1次5円札のみ、菅原道真の周りにオレンジ色の枠が印刷されています。
また、紙幣全体に花の模様が描かれています。
それ以外の3枚にはオレンジ色の枠や花の模様はありません。
表面:五圓右の文字、判子の数、中央上部の文字
2〜4次5円はパッと見ではかなり似ていますが、よく見たら違うものがあります。
それが2次5円札です。
2次5円
2次5円札は、3次・4次と比べて大きく違う点が3つあります。
① 「五圓」の右側に「此券引換に金貨五圓相渡可申候」という文字があります。(1次5円にもあります。)
② そして「五圓」の下(青枠)の赤い判子はひとつです。
③ 最後に、「五圓」の上の文字(赤線)は「日本銀行兌換券」と書かれています。
表面:組番号の色
下の画像は上から3次5円、4次5円の表面です。
そっくりな2枚ですが、違いを解説していきます。
3次5円と4次5円の違い
青枠の部分をご覧ください。
3次5円は括弧で囲われた番号{74}が黒で書かれています。
4次5円は括弧で囲われた番号{95}が赤で書かれています。
この括弧内の番号のことを組番号と呼びます。
また、3次5円には括弧のついていない6桁の番号もあり、こちらは「通し番号」と呼ばれるものです。
4次5円の通し番号は、省略されているためありません。
以上が、5円札4種類を表面から見分ける場合のポイントです。
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裏面を確認
4種類を正確に分類していただくのは表面で判断いただくのがおすすめですが、
裏面でも一部違いがありますので、補足としてご確認ください。
1次5円
1次5円札の裏面は茶色になっています。
デザインもかなり細かく、周囲にしか空白はありません。
左下に赤い判子も押されています。
2次5円
2次5円札の裏面は臙脂(えんじ)色になっています。
深い赤、小豆色、マルーン色、のような明確な表現が難しい色です。
下部2ヶ所に赤い判子も押されています。
3次5円
3次5円札の裏面は緑色になっています。
裏面の色やデザインは4次5円札とほぼ同じです。
印刷技術が今ほど進んでいなかったため、色の濃淡にはムラがあります。
4次5円
4次5円札の裏面は緑色になっています。
裏面の色やデザインは3次5円札とほぼ同じです。
印刷技術が今ほど進んでいなかったため、色の濃淡にはムラがあります。
以上が、5円札4種類のそれぞれの裏面のデザインです。
要点まとめ
① 枠、全体の柄を確認
菅原道真の周りにオレンジ色の枠があり、花柄であれば1次5円
② 五圓右の文字、判子の数、中央上部の文字を確認
「五圓」の右側に「此券引換に金貨五圓相渡可申候」という文字があり、
「五圓」の下の判子がひとつで、
「五圓」の上の文字が「日本銀行兌換券」であれば2次5円
③ 組番号の色を確認
黒で書いてあれば3次5円
赤で書いてあれば4次5円
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