

素材:銀83.5%、銅16.5%の合金(銀835)
重量:約11.0グラム
直径:約29.5ミリメートル
厚さ:約2.0ミリメートル


素材:銀83.5%、銅16.5%の合金(銀835)
重量:約11.0グラム
直径:約29.5ミリメートル
厚さ:約2.0ミリメートル

イタリア500リラ銀貨は、かつてイタリアで使われていた大型の硬貨で、手に取るだけでワクワクする存在です。
1958年に初めて発行され、第二次世界大戦後の経済復興期にあたる「経済の奇跡」の時代に登場しました。
当時のイタリア政府は、安定した通貨を確保するために財務大臣ジュゼッペ・メディチの指示のもと500リラ銀貨の発行を決定しました。
この記事ではイタリア500リラ銀貨について、わかりやすく解説いたします。
2022年、日本唯一の古銭鑑定機関「貨幣商協同組合」に加盟
現在は古銭鑑定士として、テレビ等メディア出演多数
▶︎詳しいプロフィールはコチラ。
イタリア500リラ銀貨は1958年8月28日に初めて発行され、1967年まで日常の流通貨幣として使われました。
この期間はイタリア経済が急速に成長し、ヨーロッパ経済共同体(EEC)の設立など国際的な交流も盛んになった時代です。堅実な銀合金を使った500リラ硬貨は、通貨の信頼性を高める狙いで導入されました。
1960年代末からは、価値が安定するまで同じデザインの硬貨が作られ続け、その後はコインセット用の未使用品や記念版として発行されました。1982年には500リラ硬貨が銀貨から複合金属製(バイメタル)に切り替わり、純銀製の500リラ硬貨は発行を終了しました。以降も記念行事に合わせて銀貨が発行され、2001年のリラ廃止まで限定的に登場しています。
500リラ銀貨の基本的な仕様は以下の通りです:

このように、500リラ銀貨は直径約30mmと大きめで、ずっしりと重みがあります。銀の含有量が高いため、ずっしりとした質感と光沢を持ち、美術品のような精巧な細工が施されています。

500リラ銀貨の図柄にはイタリアの歴史と文化が巧みに表現されています。
表面(片面)には、3隻の船が描かれています。
これは大航海時代に使用された帆船で、イタリアの航海術や海洋貿易の歴史、そして冒険精神を象徴しています。
クリストファー・コロンブスの艦隊(サンタ・マリア号、ニーニャ号、ピンタ号)がモチーフになっていると一般的に認識されています。
もう一方の面には、ルネサンス様式の衣装を着た女性像(擬人化されたイタリア共和国の象徴)が描かれています。女性像の首飾りにはジェノヴァ、トリノ、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマ、ナポリなど19の都市・地域の紋章が連なっており、戦後に統一されたイタリアの広がりと多様性が表現されています。
これらの紋章が並ぶ様子は、統一後の国家としての連帯感や各地の歴史を物語っています。また、コインの縁には「REPVBBLICA ITALIANA(イタリア共和国)」の文字が刻まれ、国家としての誇りを示しています。
ちなみに、上記のデザインとは別に、記念銀貨の発行も行われました。
銀の含有量や大きさなどは同じですが、デザインが違います。
下記は記念銀貨の500リラ銀貨です。
少し分かりづらいですが、表面には兜をかぶり、オリーブの枝(平和の象徴)を持ったイタリアを擬人化した女性像が座っている姿が描かれています。
裏面には、古代ローマの戦車「クアドリガ(4頭立ての馬車)」が疾走している姿が描かれています。
このイタリア500リラ銀貨は日本でも一定の人気があり、外国の古銭ですがコレクターや外国硬貨ファンの間では知られた存在です。
また、多少の汚れや傷があっても、素材としての価値があるため、1枚で数千円以上の価値がつきます。
アンティーリンクでの今日の買取金額は、1,983円となります。
もしイタリア500リラ銀貨の売却をご検討の方は、是非ご相談ください。また、その他価値の分からない古銭や、真贋が気になる古銭などがありましたら、ライン査定に画像をお送りください。無料で査定致します。もちろん売却しなくても問題ございませんので、是非お気軽にご利用ください。
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