

品位:金90.0%(K21.6)以上
品位:金90.0%(K21.6)以上
アメリカのリバティ金貨は、1838年から1907年まで米国造幣局によって発行された金貨で、表面に自由の女神の頭部がデザインされています。
リバティヘッド金貨とよく似た金貨にアメリカンイーグル金貨がありますが、違いは下記の通りです。
・イーグル金貨の自由の女神は正面を向いている。リバティヘッド金貨は横向き。
・イーグル金貨の方が品位が高い(金91.7%)
アメリカのリバティヘッド金貨にはいくつかの種類があります。
デザインは、リバティヘッド金貨の表面は横向きの自由の女神、そのまわりを☆が取り囲むように配置され、裏面にはワシが描かれます。
ただ、金品位は年代によって異なるので注意が必要です。
年銘 | 重さ | 直径 | 金品位 | |
---|---|---|---|---|
1ドル金貨 |
1849~1854年 |
1.67g |
13mm |
金90% |
2.5ドル金貨(クォーターイーグル) |
1808年 |
4.37g |
20mm |
金91.67% |
2.5ドル金貨(クォーターイーグル) |
1821~1907年 |
4.18~4.37g |
18~18.5mm |
金91.67% ※1834年以降は90% |
5ドル金貨(リバティキャップ) |
1795~1834年 |
8.75g |
25mm |
金91.67% |
5ドル金貨 |
1834~1908年 |
8.36g |
22.5mm ※1866年以降は21.6mm |
金90% |
10ドル金貨(リバティキャップ) |
1795~1804年 |
17.5g |
33mm |
金91.67% |
10ドル金貨 |
1838~1907年 |
16.718g |
27mm |
金90% |
10ドル金貨(ブキャナンズ・リバティ) |
2010年 |
15.5g |
26.5mm |
金99.99% |
20ドル金貨 |
1849~1907年 |
33.4g |
34mm |
金90% |
2010年の10ドル金貨(ブキャナンズ・リバティ)は、いわゆるリバティヘッド金貨ではないのですが、よくご質問いただくのでこちらの表にも掲載させていただきました。
ブキャナンズ・リバティ金貨は、アメリカの歴代大統領の配偶者の功績を称えて発行される「ファーストスパウス・ゴールドコインシリーズ」の1つですが、第15代大統領ジェームズ・ブキャナンは生涯独身のため、配偶者の代わりに自由の女神が描かれました。
リバティヘッド金貨にはさまざまな種類がありますが、希少性の高い年号は当然価値が高くなります。
高額買取となる年号についてご紹介していきます。
・1856年 ニューオーリンズ発行 10ドル金貨
アメリカのニューオーリンズ造幣局で作られた額面の10ドルのリバティヘッド金貨は、発行枚数が2250枚のみと非常に少ないです。そんな希少価値の高いなかでも、さらに刻印が深く綺麗なものが確認されており、2億円以上もの価格でオークションで落札されたこともあります(1ドル150円換算)。
ちなみに、ニューオーリンズ造幣局で発行されたリバティヘッド金貨には、裏面のワシのデザインの下に”O(オー)”というアルファベットが刻印されています。
・1839年 プルーフ10ドル金貨
1839年のプルーフ・リバティヘッド10ドル金貨は、わずか4枚しか製造されていない非常に希少なコインです。そのうち3枚の現存が確認されていますが、最も高品質なものは2億円以上もの価値が付けられました。
・1861年 フィラデルフィア発行 20ドル金貨
1861年銘のリバティヘッド 20ドル金貨は、サンフランシスコ造幣局で発行されたものは19,250枚ありますが、フィラデルフィア造幣局で発行されたものはわずか3枚のみと言われています。
ちなみに、サンフランシスコ造幣局で発行されたリバティヘッド金貨には”S”の刻印がありますが、フィラデルフィア造幣局で発行されたものにはアルファベットは刻印されません。
・1808年 2.5ドル金貨
・1795 10ドル金貨(リバティキャップ)
この10ドル金貨(リバティキャップ)の1795年の発行枚数は5,583枚ですが、現存枚数はおよそ10%未満だと考えられています。1790年代は額面10ドルというのは大金であったため、あまり流通せず、現存するこのコインは「未使用に近い状態」で残っており、高額での買取金額で取引される傾向にあります。
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