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寛平大宝(かんぴょうたいほう)の買取価格

寛平大宝(かんぴょうたいほう)の表面の写真(本物)
寛平大宝(かんぴょうたいほう)の裏面の写真(本物)

寛平大宝(かんぴょうたいほう)の今日の買取価格

鑑定書なし

美品 25,000(税込)


寛平大宝の製造年代と主な素材

年代: 寛平2年
西暦: 890年
素材: 銅

※皇朝銭は状態や書体、組合鑑定書の有無によって買取金額が大きく変動いたします。


写真で見てみよう! 寛平大宝と分析データ

まずは、実際の寛平大宝がどんな見た目か、そしてどんな材料でできているのかを写真で見てみましょう。古銭の状態や、どんな金属が含まれているかが分かりますよ。

寛平大宝(かんぴょうたいほう)の中央の穴の具合が分かります
斜めから見た寛平大宝
寛平大宝(かんぴょうたいほう)の側面の具合が分かります
横から見たところです
寛平大宝のXRF(蛍光X線分析)結果を示す画面。銅(Cu)が59.7%、オスミウム(Os)が25.2%など、詳細な元素構成比が一覧表示されている。
特殊な機械(XRF)で調べた元素のデータです

寛平大宝の「キホン」を知ろう!

まずは、寛平大宝がどんなお金だったのか、基本的なことをご紹介します。

  • いつの時代?: 今からおよそ1100年前、平安時代の890年(寛平2年)に作られた銅でできたお金です。
  • 「皇朝十二銭」って?: 昔の日本で国の公式なお金として作られた12種類のお金のうち、10番目のものです。
  • 名前の読み方: 「かんぴょうたいほう」と読みます。
  • どんな特徴?: この時代のお金は、だんだんと材料の質が悪くなる傾向がありました。特に鉛がたくさん含まれていることが多く、材料のばらつきが大きいのが特徴です。
  • 大きさは?: だいたい直径19mmくらいで、今のお金と比べると小さめです。

本物を見分けるためのチェックポイント!

「これ、もしかして本物の寛平大宝!?」と思ったら、いくつかのポイントをチェックしてみましょう。実物や写真と見比べながら確認してくださいね。

寛平大宝(かんぴょうたいほう)の表面の写真(本物)
寛平大宝(かんぴょうたいほう)の裏面の写真(本物)
  • 文字の形: 一番大事なのは、刻まれている「寛平大寶」の文字の形です。「寛」の字の上の部分や、「宝」の字のバランスなど、↑のお手本と比べてみましょう。この文字の形で、珍しい種類かどうかも分かります。
  • サイズと厚み: だいたい直径19mmくらいですが、昔の技術なので、一つ一つ大きさが少し違います。もし極端に大きすぎたり、小さすぎたり、分厚かったり、薄かったりしたら、ちょっと注意が必要です。
  • 作られた時の跡: お金のフチに残る「鋳張り(いばり)」や、金属を流し込んだ時にできた「湯口(ゆぐち)」の跡が、自然な形をしているか確認します。
  • 素材とサビの色: 古い金属特有の質感や、深い緑色をした自然なサビ(緑青)があるかを見ましょう。新しくて、不自然にきれいすぎるサビは、偽物の可能性があります。
  • 重さ: 鉛がたくさん含まれていることがあるので、見た目よりずっしり重く感じるかもしれません。でも、これも個体差があるので、参考程度にしてくださいね。

大切な注意点!

自分で古銭を洗ったり、サビを落としたりするのは絶対にやめてください! その行為で、せっかくの価値が大きく下がってしまうことになります。少しでも価値を高めようと、パッと見で綺麗な状態にしたいというお気持ちも分かりますが、古銭の専門家であればその汚れが自然な汚れかどうか、価値を落とす汚れかどうかは見抜けるので、汚れているからといって、その汚れを落とす必要はありません。

特殊な機械で調べた成分を見てみよう(XRF分析)

XRF分析ってどんなもの?

XRF(蛍光X線分析)は、目に見えないX線を物に当てて、どんな材料でできているかを調べる機械です。X線を当てると、その物から「蛍光X線(ピーク)」というものが出ます。この蛍光X線の種類や強さで、どの元素がどれくらいの割合で含まれているか(表面分析)を、壊さずに調べることができます。コンピュータがこのデータを元に、含まれる元素の種類と量を「モデル推定」してくれます。

分析結果のデータ

上の写真にあった分析結果を、分かりやすい表にしました。

元素記号 (El) 含まれる割合 (%) 誤差の範囲 (+/- 3σ)
Cu (銅) 59.7 1.0
Os (オスミウム) 25.2 1.2
Pb (鉛) 8.97 0.33
Ir (イリジウム) 3.85 0.55
Au (金) 0.97 0.13
Ag (銀) 0.42 0.10
Pd (パラジウム) 0.229 0.076
Cd (カドミウム) 0.188 0.100
Mo (モリブデン) 0.180 0.043
Zr (ジルコニウム) 0.154 0.035
In (インジウム) 0.140 0.094

この数字、どう読み解く?

このデータを見ると、一番多く含まれている(主成分)のは銅(Cu)で約59.7%、次にオスミウム(Os)が約25.2%、鉛(Pb)が約8.97%となっています。その他にも、金(Au)や銀(Ag)といったごくわずかな量(微量成分)の元素も見つかっています。

ただし、昔の銅貨にオスミウム(Os)やイリジウム(Ir)のような珍しい金属が、こんなにたくさん含まれているのは、実はとても珍しく、考えにくいことです。 何か測定の誤差や特別な理由があるのかもしれません。

「あれ?この数字、おかしいかも?」と思ったら

XRF分析で、予想と違う結果が出ることがあります。その理由としては、次のようなことが考えられます。

  • マトリックス効果: 銅のようにたくさん含まれている元素が強すぎると、他の少ない元素の測定に影響を与え、数字が少しずれることがあります。
  • ピーク干渉: 違う元素から出る蛍光X線のエネルギーがとても似ていると、機械が間違って違う元素だと判断してしまうことがあります。例えば、鉛(Pb)とオスミウム(Os)の信号が混ざって、間違った検出につながる可能性が指摘されます。
  • 表面の状態: コインの表面にサビや汚れ、何かがこびりついていたり、以前に何かで磨かれた跡があったりすると、本当の素材の割合を正確に測れないことがあります。
  • 正確さを高めるために: もし正確な情報が知りたいなら、何カ所か測ってみたり、何度か測り直したり、基準となるもの(校正標準)で確認したり、可能であれば別の機械でも測って比べてみたりすることが大切です。

寛平大宝の「価値」はどう決まるの?

寛平大宝がどれくらいの価値になるかは、一つのことだけで決まるわけではありません。いくつかのポイントを総合的に見て判断されます。

  • 本物であること: まず、何よりも本物であることが一番大切です。
  • きれいな状態か: 文字がハッキリ読めるか、すり減りや傷が少ないかなど、見た目の状態が良いほど価値が高くなります。
  • どんな「型」か: 寛平大宝にもいろいろな書体(文字のスタイル)があります。珍しい書体だと、価値がぐんと上がることもあります。
  • 珍しさ: 世の中にあまり残っていない珍しい型や、特に状態の良いものは、高く評価される傾向があります。
  • 人気があるか: その時々で、古銭を集めている人たちの間でどれくらい人気があるか(需要)も、価格に影響します。

XRF分析などで「金が少し含まれている!」と分かっても、それが直接、古銭の値段を大きく上げるわけではありません。 古銭の価値は、そのお金が持つ「歴史的な意味」や「美術品としての魅力」がとても重要なんです。

もし、あなたの寛平大宝の正確な価値を知りたいなら、信頼できる古銭屋さんや専門の鑑定士さんに、2〜3社くらい見てもらうのがおすすめです。いろんな意見を聞いて、しっかり判断しましょう。

長く大切にするために:取り扱いと保管のコツ

貴重な寛平大宝を、これからもずっと大切に守っていくために、正しい扱い方と保管方法を知っておきましょう。

ぜひやってほしいこと

  • 素手で触らず、必ずきれいな綿の手袋や柔らかい布を使ってください。
  • 古銭専用のケースや、酸性ではない安全な素材でできたケースに、一つずつ入れて保管しましょう。
  • 湿気が少なく、直射日光が当たらない、部屋の温度があまり変わらない場所を選んでください。

絶対にやめてほしいこと

  • 素手で直接触る(手の脂や汗がサビの原因になります!)。
  • 洗剤や磨き粉を使ってゴシゴシ洗ったり、磨いたりする(歴史的な価値を壊してしまいます!)。
  • 他の物と一緒に保管して、傷つけたり、ぶつけたりすること。

よくある質問コーナー

寛平大宝はいつの時代のものですか?

平安時代の中頃、890年(寛平2年)に作られました。昔の日本で国が作った「皇朝十二銭」というお金の、10番目のものです。

価値は何で決まりますか?

本物であることはもちろんですが、文字がどれくらいハッキリ残っているか、傷がないかなどの「保存状態」、そして珍しい書体かどうかや「希少性」で決まります。お金にどんな金属が入っているかは、あまり価値には関係ありません。

測定でオスミウム(Os)が高く出るのはなぜですか?

これは、昔の銅貨としてはとても珍しい結果です。普通はオスミウムは含まれません。考えられるのは、鉛(Pb)など別の元素の信号と混ざってしまったり(「ピーク干渉」といいます)、機械の調子や、古銭の表面に何か付いていたりの可能性もあります。この数字だけで「オスミウムがたくさん入っている!」と決めつけるのは難しいです。

自分で掃除してもいいですか?

絶対にやめてください! きれいにしようとして洗ったり磨いたりすると、古銭の表面にある大切な歴史の証(サビなど)が失われてしまい、古銭としての価値が大きく下がってしまいます。


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