

直径: 2.384cm 重さ: 8.33g
品位: 金900/銅100


未使用 260,000円(税込)
美品 180,000円(税込)
未使用 280,000円(税込)
美品 200,000円(税込)
未使用 240,000円(税込)
美品 180,000円(税込)
直径: 2.384cm 重さ: 8.33g
品位: 金900/銅100
ご実家の整理中やご相続の際に、見慣れない龍の描かれた金貨を見つけて「これはいったい何だろう?」と戸惑ってはいませんか。あるいは、長年コレクションしてきた大切な旧5円金貨の、本当の価値を知りたいとお考えではないでしょうか。
この記事では旧5円金貨の中でも明治3~4年銘の旧5円金貨について詳しく紹介します。
この記事を読めば、旧5円金貨が持つ特別な価値の理由から、現在のリアルな買取相場を専門家の視点から解説いたします。読み終える頃には、その金貨が持つ真の価値が分かり、自信を持って次の行動に移せるはずです。
この記事でわかる事
目次

旧5円金貨の価値は、単に「古いお金」という理由だけではありません。その価値は、大きく分けて「素材としての価値」と「歴史的な希少価値」という2つの重要な要素から成り立っています。
この2つの側面を理解することが、お手元の旧5円金貨の価値を知る第一歩です。
まず最も分かりやすい価値の源泉は、旧5円金貨が「金(ゴールド)」でできているという事実です。
この金貨は約90%の純金(K21.6相当)で作られており、重量は約8.33gあります。
金は世界共通の資産であり、その価値は時代を超えて普遍的です。
たとえ古銭としての価値がなかったとしても、含まれる金の量だけで数万円単位の価値を持つことになります。
「ただの古いお金」ではなく「価値ある貴金属」であること。
これが旧5円金貨の価値の基盤となっているのです。
旧5円金貨のもう一つの価値は、「希少性」にあります。
明治政府は、近代国家としての体裁を整えるため、1871年(明治4年)に「新貨条例」を公布し、円・銭・厘を単位とする新しい貨幣制度をスタートさせました。
旧5円金貨は、この日本の新しい歴史を作るために鋳造された、まさに「近代金貨の始祖」とも呼べる存在です。
しかし、当時はまだ貨幣の製造技術が安定しておらず、様々な試行錯誤が繰り返されました。
その結果、この初期の旧5円金貨は、明治3年銘と4年銘を合わせて、総発行枚数がわずか273,536枚という非常に少ない数しか製造されませんでした。
この絶対的な枚数の少なさこそが、希少価値の源泉となっているのです。
「5円金貨なら、明治5年以降のものもあるのでは?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かに5円金貨はその後も発行されましたが、明治5年からは直径やデザインが変更された「縮小旧5円金貨」となり、コレクターの間では全くの別物として扱われます。
明治3年・4年銘の直径が約23.8mmであるのに対し、明治5年以降のものは約21.8mmと一回り小さくなっています。

つまり、この初期の大型デザインの旧5円金貨は、歴史の中でわずかな期間だけ姿を現した、特別な金貨なのです。
旧5円金貨の価値を決めるもう一つの非常に重要な要素が、「状態(グレード)」です。
同じ年号の金貨であっても、その保存状態によって買取価格は大きく変わることもあります。
ここでは、どのような状態が価値にどう影響するのかを、具体的に見ていきましょう。

グレードによる状態の違い
古銭の世界では、コインの保存状態を「グレード」という言葉で評価します。これは、製造されてから現在に至るまで、どれだけ未使用の状態に近いかを示す基準です。
主なグレードは以下の通りで、上にあるものほど価値が高くなります。
| 未使用 | 表面の輝きが製造時の状態を保ち、摩耗がない。製造や運搬時についた僅かなキズがある程度 |
|---|---|
| 極美品 | 全体的には未使用に近く、極わずかな摩耗や、肉眼で見える傷が僅かにある程度 |
| 美品 | 肉眼で摩耗や擦りキズ、変色などが確認できる |
| 並品 | 全体的に摩耗や擦りキズ、変色が見られ、図案が確認できない部分がある |
例えば弊社の場合、明治3年の旧5円金貨は美品と未使用品で8万円の価格差があります。
オークションサイトなどでは、10万円以上の価格差になることもあります。
つまり古銭の価値を高めるには、綺麗に保存して置くことも非常に重要となります。
ちなみに、このグレードを判断するのは簡単ではありません。
表を見てもらうと分かるように、多少のキズがあっても、未使用品になる場合もあります。
逆に一見綺麗な状態でも、磨いている場合並品扱い(もしくはそれ以下)になる場合もあります。
正しいグレードを判断するには、鑑定士に査定してもらうのが確実です。
硬貨には、同じ年号・同じ状態であっても、製造時の金型の違いなどから生まれる細かなデザインの違いが存在します。
これを「手変わり」と呼びます。
この手変わりの中には、希少価値から買取価格を数倍に引き上げるものもあれば、コレクターの間で知られているものの価格には大きく影響しないものもあります。ここでは旧5円金貨の手変わりを見ていきましょう。
明治3年銘の旧5円金貨の価値を押し上げる要素、それが「明瞭ウロコ」です。
これは、金貨に描かれた龍のウロコ模様が、一枚一枚くっきりと、深くシャープに打ち抜かれているものを指します。

明治3年銘の旧5円金貨は、当時の技術的問題から、打刻が甘く、龍のウロコが不鮮明になっています。
しかし、一部ウロコがはっきりしているものがあり、現存数が少ないことから希少性が高く評価されています。
※明治4年以降の旧5円金貨は全て明瞭ウロコとなっております
弊社では明治3年銘の明瞭ウロコの場合、2万円高く買取しております。
もしお手元の金貨の龍のウロコが鮮明であれば、それは高額査定が期待できる「明瞭ウロコ」かもしれません。
一方で、デザインに違いはあっても、買取価格にはほとんど影響しない「有輪」、「無輪」といった手変わりも存在します。
また、本物であれば価値が高くなる、欠圓というものもございます。
金貨の裏面、中央に描かれた旭日に注目してください。
この旭日の周囲に輪が描かれているものが「有輪」、その輪がないものが「無輪」です。

どちらであっても特に価値は変わりません。
金貨表面の「圓」の字に注目してください。
2画目の縦棒が下の横棒と繋がっていないものが稀にあり、これを欠圓と呼びます。

欠圓は通常品より価値が高くなります。ただし、この欠圓は注意が必要です。
というのも、中には意図的に削って欠圓にしたものがあります。
この場合、通常のものより価値が下がりますので、ご注意ください。
もし「これって欠圓?それとも修正品?」と思うものがありましたら、ラインの無料査定に画像を送っていただけると鑑定士が査定しますので、お気軽にご利用ください。
お手元の旧5円金貨の価値が分かってくると、次に気になるのは「いつ売るのがベストなのか?」というタイミングの問題ではないでしょうか。
この金貨の相場は、2つの異なる市場の影響を受けています。その仕組みを理解することで、ご自身にとって最適な売却時期を見極めることができます。
旧5円金貨の価格は、大きく分けるとの2つの要素によって決まります。
POINT
実際にヤフオクの相場を見てみると、以下のグラフのようになっております。

※明治3年銘通常品の旧5円金貨の取引平均相場になります
希少性が高く、取引数がそこまで多くないので正確な平均値とは言い難いのですが、10年前と比べると取引相場は大きく上がっているのが確認できます。
これは金貨の「素材としての最低価値」が底上げされるため、全体の買取価格も上昇したことが主な要因と考えられます。
特に近年は金の価格が歴史的な高値圏で推移しており、旧5円金貨の買取相場もそれに伴って力強く上昇しています。
今後も金の価値が上がることで、取引相場も大きく上がる可能性がありますので、金相場に期待している方は大事に保管するのがおすすめです。
逆に金相場に不安を感じる方は、金が高騰している今売るのも一つの選択肢です。
金の価値が下落すことで、旧5円金貨の取引相場が下がる場合もございます。
また、長期保管のリスクもあります。
上で解説したように、旧5円金貨はグレードにより価値が大きく変わります。
キズができたり、変色したりした場合、価値が下がってしまう恐れもありますので、不安な方はなるべく状態が良いうちに売却するのも一つ手のです。
もし長期的な保有を決断された場合、金貨の価値を維持するためには、正しい保管方法が不可欠です。
誤った保管は、コインの状態を劣化させ、価値を大きく損なう原因となります。

コインホルダーやスラブケースといった、密閉性の高い専用ケースに必ず入れましょう。素手で触れるのは厳禁です。指紋や皮脂は変色の原因になります。
直射日光や、湿度の高い場所は避けてください。
桐の箱や防湿庫などが理想的な保管場所です。
適切な環境で保管し、最高の状態を維持することが、将来の価値を最大化する鍵となります。

旧5円金貨は買取店に売却することはできますか?

旧5円金貨は、ここまで説明してきた通り、非常に価値が高い金貨です。
また、年号や手変わりによって価値が変わってきます。
しかし実は買取店によっては査定の際にそこまで詳しく見ていない場合があります。
つまり本来価値は高いのにも関わらず、安く買い取られてしまう場合がございます。
そのため、買取店で売却をお考え方は、以下の点を意識して売却先を決める事をおすすめします。
ウェブサイトなどで、古銭や金貨を専門に扱う鑑定士がいることを明記しているか確認しましょう。古銭は豊富な知識と査定経験が必要です。
単に買取を行っているかではなく、専門家がいるのかをチェックしましょう。
旧5円金貨を含む、様々な古銭の買取実績を具体的に公開しているお店は、それだけ多くの取引経験があり、相場にも精通している証拠です。
買取金額はお店によって大きく変わることがあります。そのため、相見積もりを取るのがおすすめです。
弊社では、古銭の買取金額を全て公開していますので、是非参考にしてみてください。
また、真贋や、手変わり等、ラインで画像を送っていただけると無料で査定できますのでお気軽にご利用ください。
最後に、旧5円金貨の売却を検討されるお客様から、特によく寄せられる3つの質問にお答えします。
そのため、鑑定書がないからといって、評価を下げることはありません。
布で擦るだけでも、金貨の表面には無数の細かい傷がついてしまいます。この傷は「洗浄痕」と呼ばれ、古銭の世界では大きなマイナス評価となり、買取価格が大幅に下がってしまいます。時代を経て自然についた汚れや変色(トーン)は、むしろその金貨が持つ「歴史の味」として評価されることさえあります。
大切な金貨の価値を保つためにも、「何もしない」のが一番です。売却の際はそのままの状態で、専門の鑑定士にお見せください。
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