カナダの旧紙幣は両替できる？買取価格や換金方法をチェック！

肖像画　ウィルフリッド・ローリエ

ウィルフリッド・ローリエは、カナダの第7代首相（1896～1911）で、フランス系カナダ人として初めてこの職に就きました。
英仏両文化の共存を促し、西部開拓のため移民を推進。鉄道建設や産業の発展を支援し、カナダの経済成長に貢献しました。
イギリスとの関係を維持しつつ自主性を強化し、「20世紀はカナダの時代になる」という言葉を残しました。

肖像画 ジョン・A・マクドナルド

ジョン・A・マクドナルドはカナダ初代首相（1867～1873、1878～1891）で、カナダ建国の立役者です。
大陸横断鉄道の建設を進め、国の統一と経済発展に貢献しました。
一方で、先住民政策や移民差別政策には批判もあります。カナダ史に大きな影響を与えた重要な指導者です。

肖像画　エリザベス女王

エリザベス女王は、カナダの国家元首として象徴的な存在でした。
政治の実権はなく、カナダの首相と議会が統治を行いますが、君主制の伝統として形式的な役割を持っていました。
女王はカナダを何度も訪れ、国民と交流し、両国の関係は友好的に保たれていました。

肖像画　ウィリアム・ライアン・マッケンジー・キング

ウィリアム・ライアン・マッケンジー・キングは、カナダの第10代首相として最も長く政権を担った人物であり、国の発展に大きく貢献しました。
彼は1921年から1948年までの間に3度にわたり首相を務め、特に大恐慌後の経済回復や第二次世界大戦中の指導で重要な役割を果たしました。
彼の政策により、カナダは戦時中の産業発展を遂げ、戦後の経済復興が進められました。
また、失業保険や年金制度を整えるなど社会福祉を拡充し、国民の生活を安定させる基盤を築きました。
さらに、イギリスからの政治的自立を推進し、カナダの国際的な地位を強化することにも尽力しました。
彼の長期政権は、カナダの近代国家としての成長に大きな影響を与えました。

肖像画　ロバート・ボーデン

ロバート・ボーデン・ボーデンは、カナダの第8代首相（1911年～1920年）を務め、特に第一次世界大戦中の指導者として知られています。
彼はカナダをイギリス側で参戦させ、戦時体制を整え、国の経済と軍事の強化に尽力しました。
1917年には兵士不足を補うため徴兵制を導入し、国内では大きな議論を巻き起こしましたが、戦争遂行を支えました。
また、戦後のヴェルサイユ条約の交渉に参加し、カナダがイギリスの一部ではなく独立した国家として認められる道を開きました。
さらに、1917年には特定の女性（戦争従事者の家族）に選挙権を与え、後にすべての女性に拡大するきっかけを作るなど、政治改革にも貢献しました。

カナダの旧1000ドル紙幣のなかでも、1935年、1937年、1954年、1992年に発行されたものはプレミア価値が付くことがあります。

特に1935年と1937年の紙幣は、古銭収集業界のなかでも人気が高いです。
また、1954年シリーズのものは、印刷された署名やシリアル番号、状態によって売却価格が決まることになります。
ちなみに、1992年の紙幣は今のところあまり価値がありませんが、将来的には価値が上がる可能性があると予想されています。