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10万円金貨の買取価格と価値

10万円金貨の買取価格と種類

10万円金貨は、「天皇陛下御在位60年記念100,000円金貨幣」と「天皇陛下御即位記念100,000円金貨幣」の2種類があります。

10万円金貨の最新買取価格
種類 画像 買取価格
御在位60年記念10万円金貨 60年在位10万円金貨表裏 449,500(税込)
※6月14日 10:15更新の価格です。
御即位記念10万円金貨 天皇陛下御即位記念10万円金貨 688,800(税込)
※6月14日 10:15更新の価格です。

現在は金相場の上昇により、額面10万円を大きく上回る価格で取引されています。

この記事では、10万円金貨の買取価格・買取相場を確認したい方に向けて、価値や価格推移、種類、重さ、偽物の見分け方まで順番に解説します。

10万円金貨の価値の決まり方

10万円金貨の買取価格を判断するうえで、金貨に含まれる金の量と当日の金相場は重要な基準です。

金の相場 × 金の含有量 = 10万円金貨の価値

同じ10万円金貨でも、御在位60年記念10万円金貨は金20g、御即位記念10万円金貨は金30gのため、金の量が多い御即位記念10万円金貨の方が高額で取引されます。

貨幣損傷等取締法

10万円金貨は日本の記念貨幣であり、現在も額面10万円の通貨として扱われます。
そのため、通常の金製品のように溶かして地金として再利用することはできません。
これは「貨幣損傷等取締法」により、貨幣を損傷したり、鋳つぶしたりする行為が制限されているためです。

貨幣損傷等取締法
① 貨幣は、これを損傷し又は鋳つぶしてはならない。
出典:貨幣損傷等取締法(昭和二十二年法律第百四十八号)

したがって、10万円金貨の買取価格は単純に金の素材価値だけで決まるものではなく、金相場、額面価値、記念貨幣としての需要、状態、付属品の有無などを総合的に見て算出されます。

10万円金貨の価格推移

10万円金貨の価値は、金相場の上昇によって大きく変化してきました。
発行当時は額面10万円で引き換えられた金貨ですが、現在は金の素材価値が額面を上回っています。

買取価格(平均) 御在位(20g) 御即位(30g)
2025 17,062円/g 317,400円 486,400円
2024 11,555円/g 215,000円 329,400円
2023 8,712円/g 162,100円 248,300円
2022 7,544円/g 140,300円 215,000円
2021 6,315円/g 117,400円 179,900円
2020 6,038円/g 112,300円 172,100円
2019 4,852円/g 100,000円 138,300円
2018 4,481円/g 100,000円 127,700円
2017 4,514円/g 100,000円 128,600円
2016 4,336円/g 100,000円 123,600円
2015 4,501円/g 100,000円 128,300円
2014 4,281円/g 100,000円 122,000円
2013 4,392円/g 100,000円 125,200円
2012 4,262円/g 100,000円 121,500円
2011 4,005円/g 100,000円 114,100円
2010 3,430円/g 100,000円 100,000円
2000 1,000円/g 100,000円 100,000円
1990 1,801円/g 100,000円 100,000円
1980 4,437円/g 100,000円 126,500円
1973 945円/g 100,000円 100,000円

10万円金貨は、金相場の上昇によって額面以上の価値がつく金貨です。
御在位60年記念10万円金貨は20g、御即位記念10万円金貨は30gの純金製のため、金相場が上がるほど素材価値も上がります。

御在位60年記念10万円金貨
20gの純金製です。金相場に連動し、額面10万円を超える価格で取引されることがあります。
御即位記念10万円金貨
30gの純金製です。御在位60年記念10万円金貨より重いため、素材価値も高くなります。

高額で売却したい場合は、銀行で額面交換するのではなく、金相場に連動して買取価格を更新している専門店で確認することが重要です。

10万円金貨の種類

2種類の10万円金貨

10万円金貨は、日本の記念硬貨の中でも特に高額で注目を集める存在です。

この金貨は、皇室の重要な節目を記念して発行されました。
大きく分けると、昭和天皇の在位60年記念10万円金貨と、明仁天皇の即位記念10万円金貨の2種類があります。

10万円金貨2種類の違い
項目 天皇陛下御在位60年記念10万円金貨 天皇陛下御即位記念10万円金貨
発行年 昭和61年・昭和62年 平成2年
重さ 20g 30g
直径 30mm 33mm
素材
品位 金1000(純金) 金1000(純金)
デザイン 表面に鳩と水、裏面に菊花紋章 表面に鳳凰と瑞雲、裏面に菊花紋章・桐・唐草
特徴 昭和天皇の御在位60年を記念して発行された10万円金貨 明仁天皇の御即位を記念して発行された10万円金貨

昭和天皇の在位60年を記念した10万円金貨

10万円金貨の歴史は、1986年(昭和61年)にさかのぼります。
この年、昭和天皇の御在位60年を記念して、初めての10万円金貨が発行されました。
非常に人気が高かったため、翌年1987年(昭和62年)にも同じ10万円金貨が製造されました。

発行当時は金融機関での引き換えに抽選が行われるほどの人気でした。
下記の写真はその引換抽選券で、抽選券が必要なほどの盛況ぶりが当時の熱狂を物語っています。

発行当時の10万円金貨の引換抽選券

発行当時の10万円金貨の引換抽選券

明仁天皇の即位を記念した10万円金貨

その後、1990年には平成(明仁)天皇の御即位を祝して2種類目の10万円金貨が製造されたのです。

このように10万円金貨は、日本の皇室の歴史的な瞬間を記念する貴重な品となっています。

「10万円」である理由

10万円という高額な額面になったのはなぜでしょうか。
それにはいくつかの理由があります。

まず、金貨の素材である純金の価値を反映させる必要があったことです。
また、記念硬貨としての特別感や希少性を表現するためにも、高額な額面が適していると判断されたと考えられています。

10万円という額面の設定により、10万円金貨は通常の流通貨幣とは一線を画す特別な存在となりました。

10万円金貨の重さは何グラム?金の含有量も確認

10万円金貨は、種類によって重さが異なります。
天皇陛下御在位60年記念10万円金貨は20g、天皇陛下御即位記念10万円金貨は30gです。
どちらも純金製のため、重さがそのまま金の量です。

10万円金貨の重さ・サイズ比較
種類 重さ 直径 実測の厚み
天皇陛下御在位60年記念10万円金貨 20g 30.0mm 約2.0mm
天皇陛下御即位記念10万円金貨 30g 33.0mm 約2.4mm

金貨だけの重さ

昭和天皇御在位60年記念10万円金貨の重さ
平成2年御即位記念10万円金貨の重さ

金貨だけでの計測結果は、御在位60年記念金貨は20.15g、御即位記念金貨は30.02gでした。

ブリスターパック入りの重さ

ブリスターパックに入っている場合は、パック込みの重さになるため、金貨単体の重さとは少し差が出ます。
実測例では、御在位60年記念10万円金貨はブリスターパック込みで21.08g、御即位記念10万円金貨はブリスターパック込みで32.42gでした。

ブリスターパック付き昭和天皇御在位60年記念10万円金貨の重さ
ブリスターパック付き平成2年御即位記念10万円金貨の重さ

重さや直径が大きく違う場合は、レプリカや偽物の可能性もあります。
ただし、精巧な偽物は重さやサイズを本物に近づけていることもあるため、最終判断は専門店での鑑定がおすすめです。

10万円金貨のレプリカ・偽物の見分け方

金貨と虫眼鏡の画像

10万円金貨の真贋を見分けるには、以下のようなポイントがあります。

  • 重量と寸法
  • デザイン
  • 表面の質感
  • シークレットマーク
  • 商品説明や出品画像の不自然さ

まず、重量と寸法が正確であることを確認しましょう。
次に、デザインの細部、特に文字や模様の鮮明さをチェックします。
また、金貨の表面の質感も重要な判断材料となります。

レプリカ品の特徴

10万円金貨のレプリカ品は、純金製ではないことがほとんどです。
直径や厚さなどのサイズは本物に近い場合がありますが、重さが本物より軽いことがあります。
たとえば、御在位60年記念10万円金貨の本物は20gですが、レプリカ品は15g以下であるケースがあります。

10万円金貨レプリカ

商品タイトルや説明欄に「レプリカ」と明記されていれば、複製品として判断できます。
一方で、本物と誤認させるような説明がある場合は注意が必要です。
画像だけで判断する場合は、金特有の輝きや色味も確認しましょう。

10万円金貨のレプリカ品を色味で見分ける

10万円金貨のレプリカ品を色味で見分ける

ただし、24K金メッキ加工されたレプリカ品は本物に近い見た目になるため、輝きだけで判断するのは危険です。

タングステン製の偽物に注意

10万円金貨は、金としての価値を基準に取引される金貨です。
そのため、純金製の偽物よりも、金に近い比重を持つタングステンを使った偽物が確認されています。

タングステンと金の比重比較
金属 元素記号 比重(密度)
タングステン W 約19.25g/cm³
Au 約19.32g/cm³

タングステン製の偽物には、全体的に刻印が浅い、表面の質感が粗い、文字が不自然といった特徴があります。

10万円金貨偽物

本物は、刻印がはっきりしていて、表面が滑らかです。
ただし、偽物の中には傷や汚れを付けて判別しにくくしているものもあるため、外観だけで判断しないようにしましょう。

タングステン製の偽物は検査で見分ける

タングステンと金は比重が似ているため、比重計での検査では判別が難しい場合があります。
また、タングステンも金も磁石に反応しないため、磁石テストだけでも十分ではありません。
高度な偽造品では、タングステンの上に銅メッキを施し、さらに厚い金メッキを重ねることがあります。
このような二重メッキ構造は、試金石でも見分けるのが困難です。

最も確実性が高い検査は、X線蛍光分析による成分確認です。
X線蛍光分析では、金貨を傷つけずに内部の成分を調べられます。
高額な10万円金貨を売買する場合は、専門店で鑑定を受けると安心です。

御即位10万円金貨のシークレットマーク

御在位60年10万円金貨は大量の偽物が出回ってしまったため、後に発行された御即位10万円金貨にはシークレットマークが作られました。
シークレットマークとは、偽造防止のために作られた本物の目印のようなものです。
御即位10万円金貨の下図の部分を、ルーペなどでよく観察してみてください。

10万円金貨シークレットサイン赤い点

本物であれば、どこか2か所の点だけが周囲の点よりも大きいはずです。

御即位10万円金貨のシークレットマーク(1枚目)
御即位10万円金貨のシークレットマーク(2枚目)

上の2つは、それぞれ別の御即位10万円金貨です。
つまり、シークレットマークの位置は金貨によって異なります。
必ずしも、上図の位置にシークレットマークがあるわけではありませんのでご注意ください。

ネット購入で偽物を避けるポイント

メルカリやヤフオクなど、画像だけで判断する必要がある取引では、以下のような出品物に注意してください。

  • 商品画像がピンボケしている
  • 1枚目の画像と2枚目の画像が別の場所で撮られている
  • ブリスターパックに入っていない
  • 重さが表記されていない
  • レプリカ表記が曖昧、または説明が不自然

相場より安く見えても、偽物やレプリカを購入してしまうリスクがあります。
不安な場合は、購入前に専門店へ相談するか、鑑定済みのものを選ぶ方が安全です。

10万円金貨のデザイン

御在位60年記念10万円金貨
御即位記念10万円金貨

日本で発行された10万円金貨には、主に2種類のデザインがあります。
それぞれの金貨は、異なる記念事業を祝して製造されており、デザインや重量に違いがあります。

これらの金貨は、日本の伝統と技術の粋を集めて作られた芸術品ともいえるでしょう。
その繊細なデザインと高品質な仕上がりは、世界的にも高く評価されています。

御在位60年10万円金貨のデザイン

天皇陛下御在位60年記念10万円金貨(20g)のデザインには興味深い話があります。

天皇陛下御在位60年記念10万円金貨(20g)表面
天皇陛下御在位60年記念10万円金貨(20g)裏面

近代の日本では硬貨に人物像が描かれた例がありませんでした。
しかし実は、この10万円金貨では、昭和天皇の肖像案の採用が最後まで検討されていたのです。
結果として、昭和天皇の肖像案は採用されませんでしたが、代わりに、日本画家の平山郁夫による瑞祥画ずいしょうがが最終的に選ばれました。

ちなみに、瑞祥画は、中国や日本の伝統的な絵画の一つで、「おめでたいこと」や「良いことが起こる前兆」を象徴的に描いた絵です。

天皇御在位60年記念10万円金貨デザイン

表面には鳩と水が描かれています。

鳩が描かれた天皇陛下御在位60年記念10万円金貨(20g)表面

裏面には菊花の紋章が描かれています。

年号としては、「昭和六十一年」または「昭和六十二年」が刻まれています。

昭和61年の10万円金貨
昭和62年の10万円金貨

平山郁夫の瑞祥画は、日本の文化と芸術を見事に表現しているといえます。

  • 直径:30.0mm
  • 重さ:20.0g
  • 品位:純金

そして、この10万円金貨の素材には、最高品位の純金が使用されています。
品位.9999の純金で製造されており、その純度の高さは世界的にも希少な硬貨です。

また、昭和62年の御在位60年10万円金貨には、プルーフ加工版があります。

写真左がプルーフ版で、右が通常版です。

昭和62年の御在位60年10万円金貨のプルーフ加工版

プルーフ加工とは、金貨の表面全体を鏡のように磨き上げ、模様の部分のみ艶を消した状態で仕上げる技法です。
この特殊な加工技術により、模様が際立ち、浮き上がって見える効果が生まれます。
通常の硬貨にはない輝きとプルーフ加工による立体感は、この記念金貨の大きな特徴です。

プルーフ版には、下の画像のような専用の外箱もあります。

御在位60年10万円金貨のプルーフ版の付属品
御在位60年10万円金貨のプルーフ版の外箱

御即位10万円金貨のデザイン

1990年に発行された天皇陛下御即位記念10万円金貨は、その美しいデザインで多くの収集家を魅了しています。

御即位記念10万円金貨デザイン

金貨の表面には、鳳凰と瑞雲が精巧に描かれています。

即位10万円金貨の表面に描かれた鳳凰
即位10万円金貨の表面に描かれた瑞雲

鳳凰は日本古来の伝説上の不死鳥です。
強い印象を抱くデザインになっています。
この図柄は、即位という慶祝すべき出来事を象徴的に表現しています。

裏面には、菊の御紋章と「日本国」の文字と、「平成2年」の年号が刻まれています。

御即位10万円金貨の裏面(菊の御紋章と平成2年の年号)

桐と唐草のモチーフが美しくデザインされており、日本の伝統美を表現しています。

  • 直径:33.0mm
  • 重さ:30.0g
  • 品位:純金

この金貨は、重量30グラム、直径33ミリメートルの純金製で、芸術的価値の高さから国内だけではなく、海外のコレクターにも人気があります。
デザインの細部には、日本の伝統的な文様が織り込まれ、美しさと歴史的な価値の両方を備えた金貨です。

また、御即位記念金貨にも、通常版とは異なるプルーフ版があります。

10万円金貨の売却・購入・税金の注意点

10万円金貨を専門店で鑑定するイメージ

10万円金貨は、発行から現在までの間に価値が約2~4倍にも上昇しています。
この値上がりは、金相場の高騰によるものです。
ただし、いつまでこの高騰が続くのかは分かりません。
高額で売却するためのポイントについて解説した記事も用意しているので、ぜひ参考になさってください。

アンティーリンクでは、古銭鑑定の専門家による鑑定を行っています。
お持ちの10万円金貨の高額買取には自信を持っておりますので、ぜひお問い合わせください。

10万円金貨を売却するなら専門店で査定

10万円金貨は額面以上で取引されることがあるため、銀行で換金するよりも、金相場と種類を見て査定できる専門店で確認する方が適しています。
買取をご希望の場合は、必ず信頼できる専門店での鑑定・査定をお申し込みください。

10万円金貨を購入する場合の注意点

メルカリやヤフオクなどで購入する場合は、レプリカ表記、ブリスターパックの有無、重さ、画像の鮮明さを確認してください。
相場より極端に安いものは、偽物やレプリカの可能性があります。

10万円金貨の売却と税金

10万円金貨を売却して利益が出た場合、取引内容によっては税務上の確認が必要になることがあります。
大量売却や高額売却を行う場合は、税務署や税理士に確認しておくと安心です。

10万円金貨の買取でよくある質問

10万円金貨はいくらの価値がありますか?

御在位60年記念10万円金貨は449,500、御即位記念10万円金貨は688,800です。いずれも税込価格で手数料はかかりません。

10万円金貨は銀行で換金できますか?

銀行で換金できる場合があります。ただし、銀行では基本的に額面10万円での扱いになるため、金相場が高い時期は買取店の方が高くなる可能性があります。

御在位60年記念と御即位記念ではどちらが高く売れますか?

御即位記念10万円金貨の方が高く売れやすいです。純金の重量が30gあり、20gの御在位60年記念10万円金貨より金の量が多いためです。

ブリスターパックやケースがなくても買取できますか?

本物であれば買取できる可能性があります。ただし、付属品の有無や状態によって査定額が変わることがあります。

10万円金貨に偽物はありますか?

偽物やレプリカはあります。見た目だけで判断が難しいものもあるため、重さや刻印に不安がある場合は専門店で確認してください。

10万円金貨を売ると税金はかかりますか?

利益が出た場合、税務上の確認が必要になることがあります。高額売却や複数枚の売却では、税務署や税理士に確認すると安心です。
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記事監修(鑑定士)

代表取締役社長 渡邉 博

  • 渡邉 博
    [代表取締役社長/主任鑑定士]
  • 【鑑定専門分野】
    日本/中国/欧米 古銭全般
  • 【好きな古銭】
    小判と近代銀貨
  • 【その他専門分野】
    アンティーク・骨董品全般/データ分析/SEO対策
  • 【経 歴】
    埼玉県さいたま市出身。
    2012年、慶應大学理工学部在学中に創業し、古銭の買取・販売を始める。
    大学時代は管理工学を専攻。知識を生かしてWebマーケティング、プログラムに取り組む。
    現在でも古銭鑑定士として、特に高額商品の真贋確認などを行っている。
    アンティークに長く関わってきたことから、古銭についても古代から現代のものまで幅広い知識と鑑定経験を持つ。
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