旧紙幣・記念硬貨の入金が有料に!銀行別手数料をご紹介!
2025年4月28日より、三菱UFJ銀行が「旧券・旧貨」および「記念貨幣」の取扱いについて、事務作業の負担軽減のため新たな手数料制度を導入することが発表されました。
古い紙幣や記念硬貨を入金する際には、手数料が発生することになるわけですが、こうなると銀行での入金(交換・両替)は2024年3月までに済ませておきたいところ。
しかし、銀行では額面通りにしか交換できません。もしかしたら、その旧紙幣・記念硬貨にプレミア価値が付くかもしれません!
ぜひ、銀行での交換・両替の前に、その紙幣・記念硬貨、アンティーリンクに査定に出してみてはいかがでしょうか?
目次
取扱手数料の詳細
三菱UFJ銀行が新たに導入する手数料は、古い紙幣や記念硬貨を入金する際にかかるもので、手数料の金額は以下の通りです:
- 手数料金額:100枚まで770円
- 追加料金:100枚ごとに770円の追加料金
入金する枚数が増えると、その分手数料が加算されるため、注意が必要です。また、計数後に入金を取りやめたり、金額を変更したりする場合にも手数料が発生し、これらの手数料は入金する紙幣や硬貨とは別に用意する必要があります。
対象となる旧紙幣・記念硬貨とは?
今回の手数料が適用される旧紙幣・記念硬貨を以下にまとめております。具体例として、1986年に発行停止となった聖徳太子が描かれた10,000円券が含まれます。
聖徳太子 1万円札
聖徳太子 5千円札
伊藤博文 千円札
聖徳太子 千円札
岩倉具視 新500円札
岩倉具視 旧500円札
板垣退助 100円札
聖徳太子 100円札(4次100円)
高橋是清 50円札
国会議事堂 10円札
日本銀行券A号5円(彩紋5円、紋様5円)
二宮尊徳 1円札
武内宿禰 1円札
大黒像 1円札
武内宿禰 1円札(改造兌換銀行券1円)
対象外となる旧紙幣
また、今回の取扱手数料の対象外となる「旧券」もあります。対象外の旧紙幣は、以下のような比較的新しい紙幣が含まれます。
- 福沢諭吉肖像の10,000円券
- 樋口一葉・新渡戸稲造肖像の5,000円券
- 守礼門が描かれた2,000円券
- 野口英世・夏目漱石肖像の1,000円券
これらの紙幣は対象外のため、手数料は発生しません。
記念貨幣の取り扱いについて
「記念貨幣」も手数料の対象になります。対象となる記念貨幣は、財務省のウェブサイトで確認できる「記念貨幣一覧」に掲載された貨幣が含まれます。代表的な例として、天皇陛下御在位60年を記念した100,000円金貨幣や2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念100円クラッド貨幣などが挙げられます。
取扱手数料導入の背景
今回の手数料導入の背景には、銀行の事務作業のデジタル化や効率化が挙げられます。1980年代以前の旧紙幣はシステムで対応できないため、手作業での確認や計数が必要となります。こうした事務負担を軽減し、業務の効率化を進めるために手数料が設定されることになりました。
その他の銀行の対応
三菱UFJ銀行がまず先に対応した旧紙幣・記念硬貨の入金手数料ですが、このほかの銀行はどのような対応をしているのでしょうか。
たとえば、メガバンクである三井住友銀行やみずほ銀行では、現時点で旧貨幣を取り扱う際の手数料に関する明確なルールを設けていないのが現状ですが、今後三菱UFJ銀行のように手数料が設定される動きが加速することが予想されます。
交換する前に査定に出してみませんか?
古い紙幣や記念硬貨を入金する際には手数料がかかるため、2024年3月までに銀行での入金(交換・両替)を済ませたいと考える方も多いでしょう。
ただし、銀行ではその紙幣や硬貨を額面通りにしか交換できません。しかし、実はそれらの旧紙幣や記念硬貨には、希少性からプレミアム価値がつく可能性もあります!
そこで、銀行での交換・両替を検討する前に、その紙幣や硬貨をアンティーリンクなどの専門査定に出し、価値を確認してみるのはいかがでしょうか?