旭日50銭銀貨の重さは？価値を下げないための保管方法を解説
現在の500円玉よりもやや大きく、重さもずっしりとしています。すでに製造が終わっているため、流通がなくなった現在ではオークションや古銭買取店で取引されています。
この記事では、旭日50銭銀貨の重さや価値を下げないための保管方法などについて詳しくご紹介します。
目次
旭日50銭銀貨とは？
旭日50銭銀貨は、明治時代から大正時代にかけて発行された日本の銀貨です。
発行されたのは明治39年（1906年）から大正6年（1917年）までで、この時期は日本が近代化の一歩を踏み出す時代でした。現在は流通しなくなったことから旭日50銭銀貨はコレクターの間で取引されることが多く、やや価値が上がっているとされています。
ここでは、発行時期とデザインについてご紹介します。
発行時期
旭日50銭銀貨は、明治時代の終わりから大正時代にかけて製造された日本の銀貨です。
発行されたのは明治39年（1906年）で、これは日本が近代国家としての基盤を築いていく時代でした。製造は第一次世界大戦が始まる大正6年（1917年）まで続けられました。
この時期の日本では、通貨制度の近代化が進められており、旭日50銭銀貨もその一環として誕生したのです。発行から長い時が経った現在では、歴史的価値が高まり、コレクターの間では人気の高い貨幣の一つとなっています。
デザイン
「五十銭」と額面が書かれた表面のデザインは、それ以前に発行されていた竜50銭銀貨のデザインを引き継いでいます。
一方で、裏面には日の出を象徴する旭日が描かれており、日本の活力や希望を表現しています。
伝統を大切にしつつ、新しい時代の到来を示す意味が込められているのでしょうか。
旭日50銭銀貨は日本の歴史と文化が反映された銀貨と言えるでしょう。
旭日50銭銀貨の重さ
旭日50銭銀貨の重さは10.13gで、手に取るとややずっしりとした感触を味わうことができます。現在の500円玉が約7gなので、それよりも重めです。
- 直径：27.27mm
- 重さ：10.13g
- 品位：銀80％、銅20％
素材は銀と銅の合金で、銀の割合が80％、銅が20％となっています。これにより、銀貨にしっかりとした重みと耐久性が生まれています。
また、直径は27.27mmと程よい大きさです。現在の500円玉が26.5mmなのでそれよりもやや大きめです。
旭日50銭銀貨の現在の価値
旭日50銭銀貨の現在の価値は、状態や市場の需要によって変わります。
Yahoo!オークションをはじめとするオークションサイトや、アンティーリンクなどの買取専門店などで扱われています。価値は旭日50銭銀貨の状態や時代の変化で簡単に変動してしまうため、高く売りたい場合は定期的に価格をチェックすることがおすすめです。
ここでは、Yahoo!オークションとアンティーリンクの現在の価値をご紹介します。
Yahoo!オークション
※出典：旭日50銭銀貨 明治39年 | Yahoo!オークション
Yahoo!オークションでは、旭日50銭銀貨が多く出品されています。
出品されているものには、1枚単位のものから複数枚をセットにしたものまでさまざまです。オークション形式のため、開始価格から徐々に入札が入り、落札時には当初の価格よりも高値で取引されることが一般的です。
状態の良さが価格に影響するため、値段は一定ではありませんが、現在もオークションで扱われている銀貨です。
アンティーリンク
アンティーリンクでは、2024年9月末時点では728円で取引されています。
市場価格は需要や状態によって変動しますが、ここ最近は少しずつ値上がり傾向にあります。古銭市場においては、時代の流れやコレクターの関心により価格のアップダウンが見られますが、旭日50銭銀貨は今後も価値が急激に下がることはあまりないのではないかと考えられます。
購入や売却を検討する際は、時期や価格動向をよくチェックしてみてくださいね。
旭日50銭銀貨の価値を下げないための保管方法
旭日50銭銀貨の価値を保つためには、保管方法が重要なポイントとなります。
例えば、汚れがついていると洗って綺麗にした方が良いと思うかもしれませんが、実はそれが逆効果になることも。価値を保つために汚れはあえてそのままにしておいた方が良い場合もあるんです。
また、旭日50銭銀貨本体だけでなく、手に入れた時に一緒にあった付属品も併せて保管しておくと、その銀貨の証明となるため価値が下がりにくくなります。
ここでは、保管方法についてもう少し深掘りしてご紹介します。
汚れていても洗わない
古い銀貨である旭日50銭銀貨は、表面に汚れやくすみがある場合でも無理に洗わないようにしましょう。
洗浄によってコインの表面に傷がついたり、銀貨の独特な見た目が失われることがあります。酸化による自然な色の変化は歴史的な価値が感じられるポイントでもあるため、あえてそのままの状態で保管する方が良いでしょう。
無理な手入れを避け、コイン本来の姿を保つことで、価値を維持することができるとされています。
付属品をつける
旭日50銭銀貨の価値を保つためには、表コインだけでなく付属品もあると証明になるため、価値がつきやすくなります。
購入時に付いていたケースやホルダー、証明書などは一緒にしておきましょう。証明書があることでコインの来歴が明確になるため、コレクターの間でも評価が上がります。
また、保管の際には付属のコインケースに入れると、ホコリや湿気、傷から銀貨を守ることができます。
現在手元にある旭日50銭銀貨の価値を知るためには、査定が必要です。
アンティーリンクでは、いつでも無料で査定を行っております。汚れているものや、本物かわからないものでももちろんお受けしております。
もしかしたら予想以上の価値がついているかもしれません。気になる方はぜひお気軽にご相談ください。
