500円玉が使えないのはなぜ?3種類の違いと本物・偽物の見分け方
500円玉には、これまでに3種類が発行されてきました。
2021年に登場した新しい500円玉は、当初は自動販売機などで使えないことがあり、話題になりました。
そのため「新500円玉はなぜ使えないのか?」「古い500円玉はまだ使えるのか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、3種類の500円玉の違いと、それぞれが今どこで使えるのか分かりやすく解説します。
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目次
500円玉は3種類|白銅貨・ニッケル黄銅貨・バイカラークラッド
現在の500円玉は、発行された時期によって次の3種類に分かれます。
まずは、それぞれの特徴を見てみましょう。
| 種類 | 発行時期 | 特徴 |
|---|---|---|
| 白銅貨(旧500円玉) | 1982年〜1999年 | 銀白色。銅とニッケルの白銅製 |
| ニッケル黄銅貨 | 2000年〜2021年 | 金色。偽造防止のため素材を変更 |
| バイカラークラッド貨 | 2021年〜現在 | 中心と外周で色が違う2色。最新の偽造防止技術を採用 |
色を見れば、ある程度は見分けられます。
銀白色なら白銅貨、金色なら黄銅貨かバイカラークラッド貨です。
バイカラークラッド貨は中心と外周で色が違うので、金色一色の黄銅貨と区別できます。
3種類とも、今でも問題なく使える有効なお金です。
ただし、種類によって自動販売機などの対応状況が少し異なります。
500円白銅貨(旧500円玉)は今でも使える?

500円白銅貨は、1982年から1999年まで発行された、いちばん古い500円玉です。
法律上は今も有効な通貨で、ほとんどのお店でそのまま使えます。
レジで店員が受け取るお店なら、まず問題ありません。
ただし、自動販売機や一部の券売機では、読み取れないことがあります。
白銅貨は新しい500円玉と重さや材質が異なり、長く使われて摩耗や変形が進んだものもあるためです。
機械で使えないときは、銀行の窓口で新しい500円玉に両替してもらえます。
なお、日本のお金に法的な使用期限はなく、古い硬貨が使えなくなることはありません。
500円玉が2度も作り替えられた理由|偽造対策の歴史
そもそも、なぜ500円玉は種類が増えたのでしょうか。
理由は、偽造や変造への対策です。
1980年代から1990年代にかけて、韓国の500ウォン硬貨を悪用した事件が相次ぎました。
当時の500ウォン硬貨は500円白銅貨とサイズや重さが近く、加工して自動販売機に通し、商品やつり銭をだまし取る手口が広がったのです。
これを受けて、2000年に偽造防止技術を強化したニッケル黄銅貨へ切り替わりました。
さらに2021年には、より偽造しにくいバイカラークラッド貨が登場します。
2色の金属を組み合わせた複雑な構造で、偽造のハードルを大きく上げています。
偽造事件の詳しい経緯は、こちらの記事でまとめています。
新500円玉(バイカラークラッド)は今どこで使える?

2021年の登場当初、バイカラークラッド貨は自動販売機や券売機で使えないことが多く、混乱がありました。
しかし2026年現在では、対応がかなり進み一部の古い機械を除けばほとんどの場所で使えます。
コンビニやスーパー、ドラッグストアのレジ、銀行やゆうちょのATMなどは、ほぼ対応済みです。
自動販売機や駅の券売機も、新しい機種を中心に対応が広がっています。
一方で、次のような場所では、まだ使えないことがあります。
- 導入から年数が経った古い自動販売機
- 更新されていないセルフレジ
- 地方の小規模な駅の券売機
心配なときは、ほかの硬貨や電子マネー、交通系ICカードなどを用意しておくと安心です。
新500円は何故使えなかった?
そもそも新500円が使えなかった主な理由は素材です。
従来の500円玉は【銅720/亜鉛200/ニッケル80】という素材で作られていたのに対し、新500円玉は【銅720/亜鉛125/ニッケル125】で作られています。
素材が変わると電気抵抗が変わるため、自動販売機などで対応が必要になります。
しかし2020~2022年は新型コロナの影響で世界的な半導体不足が発生していました。
結果として識別装置の電子部品などが手に入らず、対応が後手に回ってしまったことで新500円が使えない問題が頻発しました。
偽物の500円玉の見分け方

500円玉は日本の硬貨のなかでいちばん高額で流通量も多いため、昔から偽造のターゲットになりやすい硬貨です。
手元の500円玉が本物か気になったときは、次のポイントを確認してみましょう。
チェックすべき6つのポイント
- 重さと大きさ(約7g・直径26.5mmが基準)
- 縁の溝(旧硬貨は均一な溝、新硬貨は斜めのギザ)
- 表面の模様(本物は精密ではっきり見える)
- 色合い(適度な光沢がある。黄ばみや光沢のなさは要注意)
- 磁石につかないか(本物は磁石に反応しない)
- 軽くたたいたときの音(他の硬貨と明らかに違う音は要注意)
明らかに軽い、サイズが違う、磁石に反応するといった場合は、偽造の可能性があります。これらのポイントを総合的に見て判断しましょう。
偽物が疑われるときの対処法
偽造が疑われる500円玉を見つけたら、まず最寄りの警察署に届け出ましょう。
偽造硬貨の使用や所持は犯罪にあたるため、迅速な対応が必要です。
警察の対応を待つ間は、疑わしい硬貨を安全に保管しておきます。
証拠を保つため素手で触るのは避け、入手した場所・状況・日時をできるだけ記録しておきましょう。
店舗を経営している場合は、従業員や他の店舗にも注意を促すことが大切です。
なお、古い500円玉や記念硬貨など、額面以上の価値がつく硬貨は偽造とは別物です。価値が気になる場合は、次の買取の項目もあわせてご覧ください。
買い取ってもらえる500円玉はある?

「古い500円玉は価値があるのでは」と思う方もいるかもしれません。
しかし通常の500円玉は、白銅貨・黄銅貨・バイカラークラッドのいずれも、額面どおりの価値しかなく、アンティーリンクでは買取をしていません。
普段使われている500円玉は数が多く、額面を超える価値がつくことはほとんどないためです。
ただし、例外もあります。
エラーコインや、中部国際空港開港記念500円銀貨などは価値がつくことがあり、買取が可能です。
エラーコインとは、模様のずれや刻印の二重打ちなど、製造時のミスがある硬貨のことです。
お手元の500円玉に当てはまるか気になる場合は、状態を確認してみてください。
どの年号が珍しいのかは、こちらの記事でくわしく紹介しています。
まとめ:500円玉は3種類とも今でも使える

500円玉には、白銅貨・ニッケル黄銅貨・バイカラークラッドの3種類があります。
偽造対策のために作り替えられてきましたが、3種類とも今でも有効で、普段の支払いに使えます。
新500円玉(バイカラークラッド)も対応が進み、一部の古い機械を除けば問題なく使えます。
古い白銅貨が機械で使えないときは、銀行で両替しましょう。
通常の500円玉は買取の対象外ですが、エラーコインや中部国際空港開港記念500円銀貨などは価値がつくことがあります。
お手元の硬貨で気になるものがあれば、一度確認してみてください。
TEL:☎03-6709-1306(営業時間 11:00~18:00)
〒170-0013 東京都豊島区東池袋3丁目12−6 KYTビル 2階









































