東日本大震災復興事業記念の1万円金貨とは?現在の価値や買取方法も紹介

東日本大震災復興事業記念の1万円金貨とは?現在の価値や買取方法も紹介
東日本大震災復興事業記念で1万円金貨が発行されていたことを知っていますか?この記事では、発行の意義や経緯からデザインだけでなく、販売サイトや専門店での買取価格や高く売るコツも紹介。
東日本大震災復興事業記念の1万円金貨をお持ちの方や、査定に興味がある方はぜひ最後まで読んでみてください。

東日本大震災復興事業記念1万円金貨とは?

東日本大震災復興事業記念1万円金貨とは?

東日本大震災復興事業記念1万円金貨は、2011年の東日本大震災を受けて発行された記念金貨。。この金貨が発行された理由は、私わたし達が震災の記憶をずっと忘れないように、復興への支援理解を深めることです。

この金貨が発行された理由は、復興事業への寄付を促すためで、売り上げの一部が復興支援に充てられるとのこと。限られた枚数のみ発行のため、希少価値が高く、コレクターや投資家に人気があります。
震災を乗り越えた再生を表す象徴になっており、被災した人々をはじめ、多くの人々の心の支えともなる金貨です。

まとめると、この記念金貨は震災の教訓と復興の意義を後世に伝える役割のある金貨なのです。

東日本大震災復興事業記念1万円金貨のデザイン

東日本大震災復興事業記念1万円金貨のデザイン

東日本大震災復興事業記念1万円金貨は、希望と再生の象徴をモチーフにしたデザインになっています。

第1次発行から4次発行まであるのですが、それぞれデザイン表面が異なっているのもこの記念金貨の特徴でもあります。裏面全て共通で、「奇跡の一本松とハト」が描かれています。

東日本大震災復興事業記念1万円金貨、裏

1次~4次発行の金貨は、表面のデザイン以外は全て同じ仕様です。

  • 直径:26mm
  • 重さ:15.6g
  • 品位:純金
  • 販売価格:95,000円

第1次発行分

東日本大震災復興事業記念1万円金貨の第1次発行分は、2012年に発行されました。

この金貨の表面には、震災が発生した復興特別区域の地図と、平和の象徴であるハトが描かれています。ハトには「被災地の復興が順調に進むように」という祈りが込められています。第1次発行分のデザインは造幣局が手がけたもので、発行枚数は1.4万枚(うち贈呈分が4263枚)。

東日本大震災復興事業記念1万円金貨、第1次発行、表

第2次発行分

東日本大震災復興事業記念1万円金貨の第2次発行分も同じく、2012年に発行されました。

この金貨の表面には、学校と鯉のぼりが描かれています。このデザインには、「復興と幸せな日常を願う」意味が込められています。こちらのデザインは、一般公募によるもので、発行数は1.1万枚(うち贈呈分が1357枚)。

東日本大震災復興事業記念1万円金貨、第2次発行、表

第3次発行分

東日本大震災復興事業記念1万円金貨の第3次発行分も同じく、2012年に発行されました。

この金貨の表面には、ハトと復興特別区域の地図、奇跡の一本松が描かれています。奇跡の一本松とは、津波などの被害に負けずに生き残った、岩手県陸前高田市気仙町の松の木で、復興の象徴にもなった有名な松の木です。
この松の木は、ユースホテルの敷地内に植えられており、樹齢は200年を超えていましたが、気仙沼が被害に遭ったときもこの松の木だけは生き残っていたのです。
その「奇跡」で北の人々に勇気を与えるデザインになりました。

こちらのデザインは、一般公募によるもので、発行数は1万枚(うち贈呈分が812枚)。

東日本大震災復興事業記念1万円金貨、第3次発行、表

第4次発行分

東日本大震災復興事業記念1万円金貨の第4次発行分も同じく、2012年に発行されました。

この金貨の表面には、自然と鳥が描かれています。
美しい東北の自然が描かれたデザインです。こちらも一般公募によるもので、発行数は1万枚(うち贈呈分が919枚)。

表

東日本大震災復興事業記念1万円金貨の価値

実際に販売例を調べたところ、東日本大震災復興事業記念1万円金貨の価値は、20万円前後でした。
やはり、状態やデザインによって価格が変動しており、人気のある記念金貨は特に高値で取引されていました。

実際にヤフオクメルカリメルカリなどの個人の売買、専門店を通した価格を比べてみましょう。

ヤフオクやメルカリでの価値

ヤフオクやメルカリでは、どのくらいの価値があるか、調べてみました。

やはり、状態によって値段は異なるようです。
新品未使用品の場合は約18万円〜25万円程度、使用済み品の場合は状態にもよりますが、約12万円〜15万円程度です。

なお、複数枚数でのセット販売されているものもあり、セットでの販売だと1枚あたりは少し安くなっている印象でした。

それぞれのデザインでも金額が若干異なります。
4次金貨幣プルーフ貨幣セット販売時では43.97倍当選倍率があったため、価格も他の金貨に比べて少し高くなっています。

専門店での価値

ヤフオクやメルカリなど、個人の売買の価値を紹介しましたが、専門店ではどうでしょうか。

専門店での具体的な販売例を挙げると、第1次発行の「東日本大震災復興事業記念1万円金貨幣プルーフ貨幣セット」で19万円で販売されていました。
販売店では、状態やセット内容で価格が変動するのですが、需要の高い物に関しては早めに売り切れてしまうことが多いです。

個人の売買よりも、専門店を通すことでより安心感があるため人気が高いのです。

コレクションとしての価値

もちろん、販売せずにコレクションするという価値もあります。

東日本大震災復興事業記念1万円金貨は、コレクターからもコレクションとして非常に人気がある金貨です。
震災の記憶を風化させないための重要な金貨でもあるため、コレクターからはお金には変えられない「震災復興の象徴」としてもお金以上の価値があるともいえます。

また、最近は金の価格が上昇しているため、純金で作られたこの記念金貨は、金としての価値もあり、投資目的でも注目されています。

東日本大震災復興事業記念1万円金貨を高く売る方法

東日本大震災復興事業記念1万円金貨は、歴史的な意義やレア度の高さから、コレクターや投資家の間で高い価値を持っている金貨です。

「この金貨を高く売りたい」と考えている方はこれから紹介するポイントを抑えておくことが大切です。

買取の査定ポイント

高価で買い取ってもらうためには、いくつかポイントがあります。

  • 綺麗な状態を保つ
  • 付属品を忘れない
  • タイミングを考える

どんな記念硬貨にも言えることですが、状態がいいほうが買取価格も上がります。
ケースや証明書などの付属品はそのままにしておきましょう。

また、需要が高まる時期や金の価格が上昇したタイミングで買取査定することで、価格が上がる可能性があります。

贈呈分金貨は価値が高い

入手できる人が限られているため、贈呈分記念金貨は価値が高いです。

この金貨を入手できる条件は、「個人向け復興応援国債を1000万以上保有している人」と定められていました。
発行数は、1次発行で4263枚、2次発行で1357枚、3次発行で812枚、4次発行で919枚とかなり少なくなっています。

所持している人が少ないということもあり、コレクターからもとても人気があります。
贈呈分金貨には特製ケースがついており、通常販売分の復興事業記念硬貨には付属していません。

市場に出回ることが少ないことと、特別なケースがついていることから、高額で取引されています。

東日本大震災復興事業記念1万円金貨の価値と意義を再確認

このように東日本大震災復興事業記念1万円金貨は、震災の記憶を風化させない、復興への希望を象徴する重要な金貨であることがわかりました。

その希少性と歴史的な意義から、コレクターや投資家からも人気があります。
限定発行であることや1次から4次までそれぞれ独自のデザインであることが魅力とされ、人気のある金貨でもあります。

もし、手元に「東日本大震災復興事業記念1万円金貨」があるという方は、ぜひアンティーリンクまでその価値をお問い合わせください。
専門家の目でしっかりと査定させて頂きます。