大清銀幣（壹圓銀貨）の価値は？真贋、買取価格一覧表などまとめて解説します！

大清銀幣（壹圓銀貨）とは？

大清銀幣（壹圓銀貨）は、宣統三年（1912年）の中国で作られた銀貨です。
“1円”の銀貨ではありますが、現代では高い価値がつけられる、とても貴重な硬貨です。

この銀貨の特徴や歴史、種類からはじまり、一番気になる現在の価値についてまずは紹介していきます！

直径、サイズ、品位、特徴

• 直径: 3.9cm 重さ: 26.90g
• 品位: 銀900/銅100

この龍のデザインは、大きく分けると、世界で数枚しかないと言われている「短髭龍」、長いひげの「長髭龍」、しっぽが太い「大尾龍」、体を曲げる方向が反対の「反龍」、「曲髭龍」などの種類が存在します。

種類の見分け方はのちほどまとめております。

歴史

大清銀幣（壹圓銀貨）は、清の宣統3年（1911年）に天津という場所でつくられました。

※武昌蜂起とは、1911年10月10日に中国の武昌で起きた反清の軍事的反乱です。この出来事は、辛亥革命の始まりとされ、清朝の終焉（おわり）と中華民国の成立へとつながる重要な事件でした。

種類

短髭龍

龍のひげにご注目ください。短く、下に伸びているのが特徴です。

世界に5枚しか存在しないと言われ、中華民国の硬貨のなかでも超プレミア価値がつけられる銀貨となります。

長髭龍

こちらも龍のひげにご注目ください。「短髭龍」よりも、ひげは長く垂れ下がっています。

大尾龍

龍のしっぽにご注目ください。ほかの種類のものと明らかに太いことが確認できるかと思います。

長髭龍や反龍の銀貨よりも現存枚数が少ないです。

 

反龍

龍の胴体からしっぽまでの曲がり方を確認してください。頭の位置から首の位置、そして胴体の位置へと順番に見ていくとわかりやすいです。

このように竜の胴体からしっぽまでの曲がる向きが他の種類の竜のものと反対なので、「反龍」と呼ばれるようになりました。

 

曲髭龍

ひげがくねくねと曲がっていて、「大尾龍」のようにしっぽが太くなく、「反龍」のように体全体の曲げ方がほかの龍と反対でなければ「曲髭龍」です。

なお、「曲髭龍」には、文字が大きくて太い『大字版』と『小字版』の2種類があります。※画像は大字版です。

 

各種類の見分ける手順

①竜の胴体の曲がるがどっち周りかを確認する

残り4種類の見分けていきます。

②竜のしっぽの太さを確認する

残りは3種類です。

③ひげが曲がっているかどうかを確認する

曲がっていなかったら「短髭龍」か「長髭龍」に絞られます。

竜のひげが曲がっておらず、短いなら「短髭龍」、長いなら「長髭龍」です。

 

以上で、5種類の大清銀幣（壹圓銀貨）を見分けることができました。

大清銀幣（壹圓銀貨）の価値は？

大清銀幣（壹圓銀貨）は、数千万万円以上という買取価格が付くほど、とんでもない高い価値があります。

種類ごとにそれぞれどれほどの価値がつくのか確認していきましょう。

大清銀幣（壹圓銀貨）の種類別の買取価格一覧表

大清銀幣（壹圓銀貨）にはいろいろな種類があり、それぞれに高い価値がつけられています。

本日の買取価格

	美品
短髭龍	30,000,000円～
長髭龍	25,000,000円～
大尾龍	3,000,000円～
反龍	20,000,000円～
曲髭龍	15,000円～

大清銀幣（壹圓銀貨）の偽物識別の具体例

大清銀幣（壹圓銀貨）は、高い人気があり、高価で取引がおこなわれていますが、その分、数多くの偽物が存在します。

しかし、ご心配しないでなさらず！これから本物と偽物を見分ける方法を具体的に解説していきます。

重さで見分ける

大清銀幣（壹圓銀貨）は、銀90％で作られていますので、もし偽物で”銀以外”の素材でつくられていたら、本物とは重さが異なることになります。

計りに乗せてみて、基準値となる大清銀幣（壹圓銀貨）の重さ：26.90gよりも、1g以上の差がある場合には偽物の可能性があります。

見た目（デザイン）で見分ける

大清銀幣に限らず、古銭全般にいえることですが、偽物はデザインの細やかさがありません。

本物ははっきりと繊細、偽物はぼんやりとざっくりとした作りの場合が多いです。

細かいデザインはルーペなどをつかって、確認しましょう。

偽物は、本物の細やかなデザインを再現できていないことがお分かりいただけると思います。

鑑定士、古銭業者に頼る

今回は、わかりやすい偽物の例で見分け方を紹介させていただきましたが、“本物に限りなく近い偽物”も数多く確認されています。

重さも一緒、デザインも本物と見分けがつかないということがあるかと思います。

そういった場合には、鑑定士や古銭専門の業者にチェックしてもらいましょう。

大清銀幣（壹圓銀貨）に似た中華民国硬貨

「大清銀幣（壹圓銀貨）」と見た目がよく似た中華民国硬貨があるので、それぞれどういったものか簡単に紹介していきます。

どの中国銀貨がどれほどの価格で買い取られているのか、わかりやすく解説していきます！

大清銀幣（壹角 宣統三年）

1912年（宣統三年）につくられた中華民国の硬貨です。”角”というのは、中国のお金の単位で、元の1/10の価値があります。
「毛」とも呼ばれ、日常の小額取引によく使われる単位となっています。

本日の買取価格

	美品
大清銀幣（壹角 宣統三年）	20,000円～

大清銀幣（貳角 宣統三年）

本日の買取価格

	美品
大清銀幣（貳角 宣統三年）	30,000円～

大清銀幣（壹角 宣統年造）

映画「ラストエンペラー」でも知られる、愛新覚羅 溥儀（あいしんかくら ふぎ)はご存知でしょうか？

愛新覚羅 溥儀は「宣統帝」と呼ばれることもあり、この宣統帝が国を治めていた1908～1912年の間に作られた中国銀貨には「宣統年造」と刻印されました。

本日の買取価格

	美品
大清銀幣（壹角 宣統年造）	50,000円～

大清銀幣（貳角伍分 宣統年造）

本日の買取価格

	美品
大清銀幣（貳角伍分 宣統年造）	80,000円～

大清銀幣（伍角 宣統年造）

本日の買取価格

	美品
大清銀幣（伍角 宣統年造）	50,000円～

大清銀幣（壹圓 宣統年造）

本日の買取価格

	美品
大清銀幣（壹圓 宣統年造）	50,000円～

大清銀幣 戸部 光緒年造 壹両

「戸部」とは、清朝時代に、お金を作ったり、管理を担当していた政府機関です。

また、「光緒年造」は、光緒帝が国を治めていた期間（1875～1908年）に鋳造されたことを示しています。

本日の買取価格

	美品
大清銀幣 戸部 光緒年造 壹両	100,000円～

大清銀幣 庫平壹兩 光緒三十年 湖北省造

「庫平壹兩」とは、この中国銀貨の重さを示す単位です。

当時の中国には、銀10銭＝銀1両という単位で数えられ、これに、秤で計測したことを示す「庫平」を付けて「庫平1両」となります。

また、「湖北省造」は、銀貨が湖北省という地域で作られたことを示しています。

清朝時代には、各地域で独自に貨幣が作られていました。

本日の買取価格

	美品
大清銀幣 庫平壹兩 光緒三十年 湖北省造	100,000円～

大清銀幣 湘平壹兩

「湘平壹兩」という刻印についてです。「湘」は湖南省の略称で、「平壹兩」はこの銀貨の重さが一両分（約37.3g）であることを表しています。

本日の買取価格

	美品
大清銀幣 湘平壹兩	30,000円～

大清銀幣と光緒元寶の違い

大清銀幣と光緒元寶は、どちらも昔の中国で、同じ時期に作られていたお金ですが、いくつかの違いがあります。

時代、素材

大清銀幣は中国の清朝時代の終わり頃（主に19世紀後半から清朝が終わる1911年までの期間）に作られた銀貨です。
一方で、光緒元寶は、清朝の光緒帝の時代（1875年～1908年）に作られた中国の硬貨で、銀貨だけでなく、金貨もあります。

デザイン

どちらの硬貨にも、龍のデザインが施されていますが、大清銀幣とはデザインが異なります。

光緒元寶にもいくつも種類がありますが、今回は「光緒元寶（北洋造）」と比較して見てみましょう。

大清銀幣（壹圓銀貨）を売るときの注意点

大清銀幣（壹圓銀貨）を持っているけど、どうやって売るのがいいかな？と思っている方に個人間取引でできるだけ高く売るコツを紹介します。

個人間で、中国銀貨・中華民国硬貨を売る

個人間での取引（ヤフオク、メルカリ）の注意点

個人間での取引では、高く売るポイント、注意点があります。かんたんにではありますが説明していきます。

正確な説明

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偽物に注意

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