古紙幣の処分はぜひ専門の買取店で!高値がつくポイントやプレミア古紙幣の例を紹介!
遺品整理や倉庫の片付けの際に出てきた古い紙幣。実は貴重な”お宝”かもしれません。
日本の古紙幣はコレクター需要の高い品が多く、希少なものならば数十万で取引されています。
傷や汚れなどで状態が悪いものでも相応の値段がつくプレミア古紙幣も多く、箪笥の奥から見つかった際にはぜひ一度専門家に査定してもらいましょう。
この記事では、希少価値の高い日本の古紙幣について、ごく一部ではありますがご紹介します。
またアンティーリンクでは、古銭の無料査定を行っております。処分を考える前に、是非一度その価値を確認してみてはいかがでしょうか。
目次
古紙幣とは
古紙幣とは、その名の通り、今は使われていない古い紙幣のことです。
日本の貨幣は、かつて大判小判や和同開珎のような銭、硬貨から始まりました。
しかし、人口の増加と生活様式の変化に伴い硬貨の素材が不足すると、紙に独自の意匠を施したものが貨幣として使われるようになります。これが紙幣です。
古紙幣には、その時代や発行の背景に合わせた意匠や図柄が施されており、歴史的・文化的価値や芸術性に惹かれるコレクターも多いです。
そして、コレクションや投資資産としての需要を見込んで、買取市場も活発に展開されています。
高い価値のつく古紙幣の特徴
単純に古いお札というだけでは、あまり評価されません。大量に流通している古紙幣は、コレクター需要も薄く価値がつきにくいです。
ですが、珍しい通し番号や歴史的に重要な古紙幣、流通数が非常に少ない古紙幣はしばしば高額で取引されることがあります。
まずは、高い価値のつく古紙幣の代表的な特徴についてご紹介します。
印刷されている紙幣番号が珍番号
紙幣の記番号が珍しいものは高値で取引されやすいです。
日本で発行されたお札には、記番号と呼ばれる通し番号がついています。
記番号は英数字の組み合わせで表され、現在のお札は「AA123456BB」のようにアルファベット2文字+6桁の数字+アルファベット2文字で構成されています。
つまり、現在の記番号の組み合わせ数は2,985億 9,840万通りとなります。
その中でもコレクター人気が高いのが、数字部分がぞろ目やキリ番になっていたり、1234 …など連番になっている珍しい番号のお札です。
こういったお札を見つけた際には、大切に保管しておきましょう。
※参照:日本銀行
エラー紙幣
エラー紙幣は、製造時にトラブルで印刷ミスが生じたお札です。
日本のお札は厳しい製品検査を通過して発行されるため、印刷ミスなどの不良品は非常に珍しく、コレクター人気が高いです。
エラーの種類によっては一品物であることも多いため、保存状態にもよりますが高値で取引されています。
エラー紙幣は、その発行年やエラーの種類、保存状態により大きく価値が増減します。
もし手元にエラー紙幣があるならば大切に保存し、専門家に一度査定依頼を出すことをおすすめします。
現在では使用できない明治~昭和期の古紙幣
日本で初めて発行された銀行券は、明治18年に発行された銀貨兌換券(旧10円券)で、その後さまざまなお札が発行されました。
特にコレクター人気が高いのが近代に発行され、現在では使用できない古紙幣です。
中には、10万以上するようなプレミア古紙幣も存在します。
軍用手票や外国の旧紙幣
戦時中に発行された代用紙幣である軍用手票(軍票)や、外国の旧紙幣もコレクター需要があり、物によっては高値で取引されています。
ただし、歴史的な価値に値段がつく軍票や外国旧紙幣は、査定した人間によって大きく買取額が上下します。
もし軍票の売却を検討されている方は、専門的な知識を持った古銭買取専門業者に査定を依頼しましょう。
最高20万超えも!プレミア古紙幣って買取額はいくらくらい?
古紙幣の種類はさまざまで、その希少価値によって買取額も大きく違います。
ここでは、さまざまなプレミア古紙幣のごく一部をご紹介したいと思います。
改正兌換券200円(藤原200円)
昭和17年、つまり太平洋戦争末期に発行された日本最後の200円紙幣です。
表面には藤原鎌足(中臣鎌足)と談山神社が描かれています。
改正兌換券200円は当時、非常時の備蓄用として日本銀行内に保管されており、実際に流通したのは終戦後の1年間のみという、プレミア古紙幣の一つです。
特に証紙つきのものは更に流通量が少なく、価値があります。
▼11月5日時点の買取参考価格
状態 | 買取参考価格 |
未使用 | 20,000円 |
準未使用 | 15,000円 |
極美品 | 12,000円 |
美品 | 8,000円 |
並品 | 4,000円 |
大正兌換銀行券5円(大正武内5円)
大正5年に発行され、昭和14年に廃止された5円札です。
表面には、鳥取県の宇倍神社とその祭神である武内宿禰が描かれています。
360歳まで生きたとされる武内宿禰命は長寿の神として知られており、その見た目の特徴から本札は、通称「白ヒゲ5円」という愛称がつけられています。
▼11月5日時点の買取参考価格
状態 | 買取参考価格 |
未使用 | 35,000円 |
準未使用 | 25,000円 |
極美品 | 15,000円 |
美品 | 5,000円 |
並品 | 2,000円 |
聖徳太子改正不換紙幣100円(3次100円)
昭和20年、戦後の混乱期に発行された100円札で、聖徳太子が採用された3番目の100円札となります。
通称、ろ号券100円札とも呼ばれます。
聖徳太子100円札は4種類あり、それぞれ希少性や市場価格が異なります。
詳しくは別の記事で紹介していますので、是非合わせてご覧ください。
▼11月5日時点の買取参考価格
状態 | 買取参考価格 |
未使用 | 10,000円 |
準未使用 | 7,000円 |
極美品 | 5,000円 |
美品 | 3,000円 |
並品 | 2,000円 |
兌換券200円(裏赤200円)
昭和2年、昭和金融恐慌の大混乱の中で紙幣需要に対応するために急造された200円札です。
発行されたものの、ほとんど預金者の手にはわたりませんでした。
非常に希少価値が高く、並品でも4万近い額で取引され、未使用なら買取額は15万にも上ります。
武内宿禰がデザインされた紙幣の中でも指折りのプレミア古紙幣とされ、裏面が赤くデザインされているため、”ウラアカ”とも呼ばれます。
▼11月5日時点の買取参考価格
状態 | 買取参考価格 |
未使用 | 150,000円 |
準未使用 | 120,000円 |
極美品 | 90,000円 |
美品 | 60,000円 |
並品 | 40,000円 |
兌換券甲号1000円(日本武尊1000円)
昭和20年に発行された、表面に日本武尊と武部神社が描かれた1000円札です。
通称、ヤマトタケル1000円とも呼ばれます。
戦費の捻出に苦慮した政府が発行した日本初めての1000円札で、終戦後即座に発行が停止されたため、半年しか流通しておらず非常に希少な古紙幣です。
▼11月5日時点の買取参考価格
状態 | 買取参考価格 |
未使用 | 250,000円 |
準未使用 | 200,000円 |
極美品 | 170,000円 |
美品 | 120,000円 |
並品 | 100,000円 |
甲号兌換銀行券100円(裏紫100円)
金本位制への移行を行うために、明治33年に発行された100円札です。
表面には藤原鎌足と談山神社、裏面には明治29年に竣工したばかりの日本銀行券本店本館の全景が描かれています。
模様が紫色であることから、「裏紫100円」と呼ばれています。
記号の表記が発行時期によって異なり、前期は万葉記号、後期はアラビア記号で表記されています。
特に万葉記号はプレミア価値が高く、並品でも65万円という非常に希少な古紙幣です
▼11月5日時点の買取参考価格
状態 | アラビア記号 | 万葉記号 |
---|---|---|
未使用 |
700,000円 |
5,000,000円 |
準未使用 |
500,000円 |
3,000,000円 |
極美品 |
350,000円 |
1,300,000円 |
美品 |
200,000円 |
900,000円 |
並品 |
150,000円 |
650,000円 |
希少価値の高そうな古紙幣の買取は、ぜひ古銭専門のアンティーリンクまで
上述したように、希少価値のある古紙幣は、その種類や状態によって買取価格が大きく異なります。
特に、プレミアがつくような高額古紙幣は非常に種類が多く、専門的な知識がなければ本来の価値を判断できません。
経験の浅い業者やリサイクルショップに持ち込むと、見積もりが極端に低くなる危険性があります。
古紙幣を売却する際はぜひ古銭専門の買取店に持ち込み、信頼できる鑑定士にご依頼することをおすすめします。
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