価値の高い2000円札とは?エラー紙幣の種類や今後の価値を解説
目次
2000円札とはどんな紙幣なの?
沖縄のシンボルともいえる「守礼門」が描かれた2000円札を覚えていますか。
日常生活で見かける機会がめっきり少なくなってしまった2000円札ですが、どんなキッカケで生まれたお札だったか振り返ってみましょう。
発行は2000年
2000円札が発行開始されたのは「2000年(平成12年)」からです。政府が主体となって行った「ミレニアム事業」の一つとして発行が決定されました。
同年に沖縄でサミットが開催されたことを記念し、2000円札の表面の図柄には守礼門が採用されているのが特徴です。
これまで1万円・5千円・千円だけだった日本紙幣に新額面が追加されたのは、1958年以来42年ぶりという珍しさでもありました。
現在は製造停止
この2000円札ですが発行開始からわずか3年後に製造停止となり、2024年時点でも製造は再開されていません。
日本では既に1万円札や千円札が慣れ親しまれていること、さらに2000円札が使える自動販売機などが少なかったなどの要因で徐々に流通量が減り、今ではほとんど見かけなくなってしまったようです。
全国的には見る機会が減りましたが、2000円札の図柄のモデルとも言える沖縄県では今も一定数が流通しています。
10万円の価値!2000円札の印刷エラー「JL券」とは
見かける機会がかなり少なくなってしまった2000円札ですが、実は10万円近い価値を持つ「超激レアな2000円札」があるのをご存知でしょうか。
その超激レアな2000円札は、通称「JL券」と呼ばれるエラー紙幣のことです。
日本で発行される紙幣には「記番号」というアルファベットと数字を組み合わせた番号が、必ず左上と右下の2箇所に同じものが印字されています。
しかし、ある時期に発行された2000円札の中で記番号が「J」と「L」で異なっているエラー紙幣が見つかり、そもそも2000円札の流通量が少なかったためにプレミア化したのです。
JL券以外に高額になる2000円札の種類
JL券はかなり有名なエラー紙幣の一種ですが、この他にも紙幣の買取専門店で高額査定となる2000円札が存在しています。
記番号がゾロ目
2024年に発行されている紙幣に印字される記番号は「アルファベット2文字+数字6桁+アルファベット2文字」の計10文字で構成されています。(発行年によっては後ろのアルファベットが1文字の場合があります)
この中で数字6桁がすべてゾロ目になっている2000円札はかなり希少であり、買取専門店でも高価買取が期待できるでしょう。
ゾロ目というだけでも珍しいですが、111111・888888・777777といった縁起の良いゾロ目であれば、額面の10倍~50倍の値がつくのも夢ではありません。
記番号が連番
記番号には、ゾロ目以外でも高額買取が期待できる2000円札が存在しています。
それは記番号が123456といった「連番」になっているものです。
段々数字が大きくなるパターンに加え、765432といった数字が小さくなるパターンも連番として取り扱われます。
345678など途中から連番が始まるよりも、10・1・9などキリの良い番号から始まるほうが比較的高値がつきやすいです。
AA券
AA券とは、記番号が「A」で始まり「A」で終わる紙幣です。
記番号は必ずアルファベット2桁で始まって、アルファベット2桁(発行年によっては1桁)で終わりますが、この前後のアルファベットが違う紙幣がほとんどのため、Aで始まりAで終わる「AA券」にはプレミア価格がつくのです。
混同しやすいのが、最初のアルファベット2桁が「AA」で始まる紙幣はAA券とは呼ばれません。あくまでも最初と最後が「A」の紙幣がAA券なので注意しましょう。
2000円札AA券の買取価格の相場は、額面価格の2倍である「4000円」程度で取引されているようです。
参考記事:2000円札の価値は? 今でも使えるの? 2000円札についてお教えします!
2000円札の価値は上がるのか
2000円札は2024年時点で製造再開されていないので、現存枚数は減る一方となります。
紙幣は一度作ればずっと使えるわけではなく、破れたり汚れたりして「もう使えない」と判断されると、日本銀行の本店または支店において細かく裁断されるからです。
ただし、2000円札は新規発行されていないだけなので、今でも普通に使えます。
今後、新しく製造されずに流通量が激減した場合は希少性が高まる可能性はあるため、状態の良い2000円札がお持ちなら大切に保管しておくのもいいでしょう。
2000円札のエラー紙幣を売る方法
もし2000円札のエラー紙幣を発見した場合、どうすれば額面以上に高値で売れると思いますか。
Yahoo!オークションなどのオークションやメルカリなどのフリマサイトで売る、専門業者に依頼するなどいくつか思いつくのではないでしょうか。
2000円札のエラー紙幣を売る方法はいくつかありますが、一部の方法ではデメリットも存在する点に注意しなければなりません。
ここでは、2000円札のエラー紙幣を売る方法を具体的に解説します。
どの方法が自分に一番合っているか比較してみてください。
オークションサイト
オークションサイトであれば、24時間好きなときに2000円札のエラー紙幣を出品できます。その反面、オークションサイトにはいくつかデメリットがある点に注意しましょう。
- エラー紙幣に対する知識が少ないと安く買い叩かれてしまう
- 写真撮影、梱包、発送などの手間がかかる
- 購入者とメッセージのやり取りをしなくてはいけない
- 理不尽なクレームがくる可能性がある
これらのデメリットを避けたい人だと、オークションサイトは向かないかもしれません。
紙幣買取専門業者
紙幣買取専門業者では、2000円札エラー紙幣の知識が豊富な鑑定士によって適切な買取金額を提示してくれます。提示された金額の根拠や、疑問に思った点をその場で確認できるといったのもメリットといえるでしょう。
紙幣買取専門業者にエラー紙幣を買い取ってもらう場合、一部の業者だと直接店舗に出向いて鑑定してもらう必要がありますが、中には郵送での買取やLINEを使った無料鑑定を行っている買取専門業者もあります。
店舗に行く手間や鑑定を待つ時間が省けるので、2000円札エラー紙幣の買取は「様々な買取方法に対応している紙幣買取専門業者」がおすすめです。
2000円札のエラーは貴重!
2000円札は現在新規製造されておらず流通枚数が限られているため、2000円札のエラー紙幣は非常に貴重なものだといえるでしょう。
月日が経てば経つほどエラー紙幣の数も減ってくるので、幸運にも2000円札のエラー紙幣を発見したら紙幣買取専門業者にて鑑定を行ってもらうのがおすすめです。
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