議会開設100年5000円硬貨の価値は?発行背景・デザインを解説

議会開設100年5000円硬貨の価値は?発行背景・デザインを解説
「議会開設100年5000円硬貨を詳しく知りたい」
「議会開設100年5000円硬貨の価値はどうなの?」
と悩んでいませんか?発行から34年が経過した5000硬貨は、そろそろ価値が上がる頃だと考えている方もいるかもしれませんね。

本記事では、議会開設100年5000円硬貨の詳細や現在の価値を解説していきます。
硬貨の価値を下げないために大切な保管方法も紹介していますので、最後まで見てくださいね。

議会開設100年5000円硬貨とは?

議会開設100年5000円硬貨の価値

議会開設100年5000円硬貨は、日本の議会制度が始まってから100周年という記念すべき節目に作られた硬貨です。

そもそも、日本の議会がいつから始まったのか知らないという方もいるのではないでしょうか。
また、5000円硬貨の存在を初めて知った方なら、デザインや発行枚数など詳細が気になりますよね。

ここでは、硬貨の成り立ちや特徴などを解説していきます。

議会開設100周年を記念して発行

議会開設100年5000円硬貨は、日本の議会誕生から100周年を記念して発行された硬貨です。別名、議会開設記念5000円銀貨とも呼ばれています。

日本の議会は1890年(明治23年)に第1回帝国議会が開かれたのを皮切りに、1947年(昭和22年)の第92回まで続きました。
初めて開催された会議から100年後の1990年(平成2年)に、硬貨が発行されました。

  • 直径:30mm
  • 重さ:15g
  • 品位:銀925、銅75

硬貨の重さは15g、直径は30mmと、現在流通している500円硬貨より大きく、重さもあります。
素材の品位は銀925、銅75と、「東京オリンピック記念1000円銀貨」や、「大阪EXPO’90 5000円銀貨」など他の記念硬貨と同様です。

デザインの特徴

議会開設100年5000円硬貨は、表面と裏面でデザインが異なります。

表面に「国会議事堂」、裏面は「有翼の獅子」が描かれているほか、上部に議会開設百年と年号が印字されているのが特徴です。

有翼の獅子とは翼のある獅子のことで、イタリアでは守護獣としてヴェネツィアの象徴とされています。

5000円硬貨には、二体の獅子が向かい合うようにして描かれています。

発行枚数

議会開設100年5000円硬貨の発行枚数は、500万枚です。

比較的、流通量の多い硬貨のため価値はそれほど期待できません。
しかし、硬貨の状態が良い場合は額面より高く売れる可能性があります。

議会開設100年5000円硬貨の現在の価値は?

議会開設100年5000円硬貨の現在の価値は?

前述の通り、議会開設100年5000円硬貨の価値はそれほど高くありません。

しかし、保存状態が良かったり、他の硬貨とセットで持っていたりと条件次第では、高値が付く可能性があります。

では、5000円硬貨の現在の価値がどれほど付くのか、オークションと買取業者でそれぞれ見ていきましょう。

Yahoo!オークション

Yahoo!オークションでは、1枚5,000円~6,000円ほどで出品されています。

2枚出品すると、10,500円~11,000円ほどと額面以上の金額で取引されているものが多く見受けられます。
同年に発行された「裁判所100年5000円硬貨」とセットでの出品もあり、額面以上の11,000円前後で取引されているので、硬貨を手放したい方は出品してみるのもありでしょう。

アンティーリンク

古銭の買取業者アンティーリンクでは、ホームページに記載があるとおり、額面の買い取りになる可能性があります。

5000円硬貨は流通量が多いため、現在はそれほど価値を期待できません。
しかし、保管状態や条件により、今後価値が上がる見込みはあります。

議会開設100年5000円硬貨の保管方法

議会開設100年5000円硬貨の保管方法

議会開設100年5000円硬貨の保管方法を解説します。

  • 専用のコインケースに入れる
  • 湿気を避ける

硬貨は適切な方法で保管しなければ、劣化が進んでいくだけです。本来、価値の高い硬貨でも状態が悪ければ、手放す際に後悔することになりかねません。
正しい方法で保管することが重要です。

上記2点は他の記念硬貨にも有効な方法なので、ぜひ活用してくださいね。

専用のコインケースに入れる

議会開設100年5000円硬貨は、専用のコインケースに入れて保管しましょう。

硬貨は金・銀・銅・ニッケルなどの素材が使われているため、空気に触れると酸化してしまう恐れがあります。そのため、なるべく硬貨を空気に触れさせないようにするのが望ましいでしょう。

専用のコインケースに入れて保管すると硬貨を手に入れた時と同様に綺麗なままの状態をキープできます。なお、コインケースは直射日光の当たらない場所で保管するようにしてください。

湿気を避ける

議会開設100年5000円硬貨は、、湿気を避けて保管してください。

硬貨全般が湿気に弱いため、湿度が高い場所に置いておくと劣化が始まります。
例えば、10円玉のような銅貨の変色を見たことがあるかもしれませんが、湿気が原因だと考えられる現象です。

湿気を吸収する素材の収納や除湿剤を活用し、品質を保ったまま硬貨を保管しましょう。

硬貨の保管方法や手持ちの硬貨の価値が気になる方は、アンティーリンクへ相談してみてくださいね。