高値で取引される!? レア500円記念硬貨ランキングTOP10

500円玉記念硬貨の魅力を徹底解説!レア硬貨の価値や使い方

みなさんは、500円の記念硬貨を見たことがありますか?
記念硬貨には、その時代の歴史や文化が込められていて、ただのお金とは思えない魅力があります。

特に500円の記念硬貨は種類が多く、これまでに20種類以上も発行されています。

この記事では、「500円記念硬貨」の買取相場や発行枚数、素材などをもとに、ランキング形式で上位10位まで紹介します。

あなたの家にもあるかも?レアな500円記念硬貨ランキングトップ10

500円記念硬貨は記事執筆時点で20種類以上発行されています。
しかし、多くの500円記念硬貨は、額面以上で取引されることはほとんどありません。

その理由は発行枚数が非常に多いことと、素材による価値があまりないためです。

例えば1994年に発行された「関西空港開港記念500円白銅貨」は発行枚数が2000万枚で材質はニッケルと銅です。
そのため、ヤフオクでの過去10年の取引相場は300~800円程で、平均すると500円程になります。

しかし、中には希少性が高いものや、素材自体に価値がある500円記念硬貨も存在します。
そんなレアな500円記念硬貨を10種紹介しますので、一緒に確認していきましょう!

1位 天皇陛下御即位記念500円バイカラー・クラッド貨(プルーフ)

発行枚数 30,000枚
販売価格 142,593円(金貨セット)
発行年 2019年
デザイン 表面:表面:高御座(たかみくら)
裏面:菊花紋章ハマナス

天皇陛下御即位記念の500円硬貨は、現在の天皇陛下のご即位を記念して、2019年(令和元年)に発行されたものです。発行枚数は500万枚と多く、希少性は高くありません。

一方で、「1万円記念金貨」とセットで販売された特別仕様の500円記念硬貨は「プルーフ加工」と呼ばれる鏡のような美しい仕上げが施されており、発行枚数も3万枚と少ないため、希少性が高くなっています。

過去5年間のヤフオクでの取引相場は6,813円と、額面の10倍以上の金額となりました。

希少性の高さや、市場の人気を考慮して、こちらの記念硬貨を1位としました。

2位 天皇陛下御在位30年記念500円バイカラー・クラッド貨(プルーフ)

天皇陛下御在位30年記念500円バイカラー・クラッド貨

発行枚数 30,000枚
販売価格 140,000円(金貨セット)
発行年 2019年
デザイン 表面:儀装馬車と桐の白樺
裏面:菊花紋章

天皇陛下御在位30年記念500円硬貨は、現上皇陛下が天皇としての御在位30年をお迎えになられたことを記念した500円硬貨です。
こちらの硬貨も発行枚数は500万枚と多いため希少性は高くありません。

しかしこの500円記念硬貨も、「1万円記念金貨」とセットで販売された特別仕様の500円硬貨が発売されました。こちらも「プルーフ加工」と呼ばれる鏡のような美しい仕上げが施されており、発行枚数も3万枚と少ないため、希少性が高いです。

過去5年間のヤフオクでの取引相場は4,263円となりました。

1位の硬貨と比べて、やや市場の人気が低いため、こちらの記念硬貨は2位としました。

3位 中部国際空港開港記念500円銀貨

中部国際空港開港記念500円銀貨

発行枚数 50,000枚
販売価格 4,000円
発行年 2005年
デザイン 表面:中部国際空港
裏面:飛行機

中部国際空港開港記念500円銀貨は500円記念硬貨の中で唯一「銀」で作られています。
しかも発行枚数はわずか5万枚と非常に少なく、希少性も高いです。

過去5年間のヤフオクでの取引相場は約2,300円となっていました。

中部国際空港開港記念500円銀貨は銀相場が上がることで今後相場が上がることが期待できるため3位としました。

4位 沖縄復帰20周年記念500円白銅貨(プルーフ)

発行枚数 47,000枚
販売価格 2,500円
発行年 1992年
デザイン 表面:首里城
裏面:2頭の龍

沖縄復帰20周年記念500円白銅貨は発行枚数は2,000万枚となっていますが、プルーフ仕様はわずか47,000枚と比較的少なく希少性もあります。
記念硬貨の中でも比較的流通量が少なく、コレクターからの人気が高く、ヤフオクでの過去5年の取引相場は約2,900円でした。

発行された枚数が少なく、沖縄の本土復帰記念として初めて作られた記念硬貨なので、とても人気があるため、4位に選びました。

5位 天皇陛下御在位20年記念500円ニッケル黄銅貨(プルーフ)

発行枚数 50,000枚
販売価格 82,000円(金貨セット)
発行年 2005年
デザイン 表面:菊花
裏面:菊花紋章

天皇陛下御在位20年記念500円ニッケル黄銅貨は1千万枚発行されましたが、金貨とセットで発売されたプルーフ版は5万枚です。
そのため希少性が高く、過去5年間のヤフオクでの取引相場は約2,000円程でした。

こちらの硬貨も発行枚数が少なく、希少性があるため5位としました。

6位 天皇陛下御在位10年記念500円白銅貨(プルーフ)

発行枚数 100,000枚
販売価格 43,600円(金貨セット)
発行年 1999年
デザイン 表面:富士山
裏面:菊紋と桜

天皇陛下御在位10周年記念500円白銅貨は現上皇陛下が平成の天皇として御即位されてから10年を記念し発行された500円硬貨です。
この硬貨は1500万枚発行されましたが、金貨とセットで販売されたプルーフ加工されたものは10万枚発行されました。

過去5年間でのヤフオクでの取引相場は約1700円でした。
天皇陛下の在位10周年という特別な記念であり、富士山の絵も人気があるため、6位に選びました。

7位 関西国際空港開港記念500円白銅貨(プルーフ)

関西国際空港開港記念500円白銅貨

発行枚数 100,000枚
販売価格 2,700円
発行年 1994年
デザイン 表面:関西国際空港と飛行機
裏面:関西国際空港の地図と祝意を表すリボン

関西国際空港開港記念500円白銅貨は関西国際空港が開港したのを記念して発行された記念硬貨です。
こちらも通常版とは別でプルーフ加工されたバージョンも10万枚限定で発売されました。

こちらの過去5年間のヤフオクでの取引相場は、約1,200円となっていました。
しかし状態によっては2,000円以上の値がついているものも多く見受けられたため、7位としました。

8位 2025年日本国際博覧会記念貨幣

関西万博記念500円硬貨

発行枚数 2,328,000枚
販売価格 500円
発行年 2025年
デザイン 表面:ミャクミャク
裏面:日本国債博覧会のロゴマーク

2025年日本国際博覧会記念貨幣は日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催を記念して発行された500円硬貨です。

2025年のヤフオクでの取引相場1200円程になっています。
こちらの硬貨は発行枚数は232.8万枚と多いため、本来希少性はあまり高くないのですが、記事執筆時点では国際博覧会が開催されているため人気があります。そのため8位としました。

9位 第12回アジア競技大会記念500円白銅貨(プルーフ)

第12回アジア競技大会記念500円白銅貨

発行枚数 100,000枚
販売価格 6,800円(3枚セット)
発行年 1994年
デザイン 表面:競技のデザイン
裏面:広島の県花の紅葉

第12回アジア競技大会記念500円白銅貨は、アジア競技大会の広島での開催を記念して発行された硬貨です。
全部で3種類のデザイン(走る・泳ぐ・飛ぶ)が発行され、それぞれ1000万枚発行されました。
そのため、通常のものはどれも希少性はあまり高くありませんが、3点セットで発行されたプルーフ加工版は10万枚という少ない発行枚数だったため、全てセットのものは希少価値がつきます。

過去5年間でのヤフオクでの取引相場は3点セットで約1,900円程でした。
発行枚数は10万枚と比較的少ないのですが、3枚セットでの販売だったため、単体では額面以上の値はほとんどつきません。
そのため9位に選びました。

10位 東京2020オリンピック競技大会500円貨幣&東京2020パラリンピック競技大会500円貨幣

東京2020オリンピック競技大会500円貨幣

東京2020パラリンピック競技大会500円貨幣

発行枚数 各4,000,000枚
販売価格 各500円
発行年 2020年
デザイン 表面:風神,雷神
裏面:エンブレム

東京2020オリンピック競技大会500円貨幣&東京2020パラリンピック競技大会500円貨幣は、2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピック競技大会を記念して発行されました。

オリンピックの方には雷神、パラリンピックの方には風神が描かれています。
過去5年間でのヤフオクでの取引相場は約800円でした。
それぞれ400万枚と発行枚数は多めですが、東京オリンピックの記念硬貨ということで人気があり、10位に選びました。

その他500円記念硬貨の種類

500円記念硬貨は他にもたくさん種類が存在します。
その他の500円記念硬貨については、以下の記事で紹介していますので、ここに記載のない記念硬貨は以下の記事を参考にしみてください。

番外編 エラーコインの場合は数十倍にの買取相場になることも!?

500円記念硬貨について1~10位まで紹介してきました。
しかし、もしお手持ちの記念硬貨がエラーコインの場合、ここに書いたものよりも非常に高い値がつく可能性があります。

エラーコインは、硬貨を作るときのミスで、ふつうとはちがう見た目になったものです。
数がとても少ないため、市場では高い値段で取引されます。

例えば、以下のような500円硬貨はエラーコインになります。

このように、表裏で角度がずれているエラーコインを傾打(傾打)エラーと言います。

また、以下の写真のように裏面に本来の刻印がなされず、表面の刻印が反転して打ち込まれるエラーもあります。

10円玉の陰打ちプレミアエラーコインの買取実績

これは陰打ちエラーと呼ばれています。
エラーコインはものによりますが、数万円~数十万で取引されることもあります。

そのため、もしお手持ちの記念硬貨がエラーコインだった場合、非常に高い価値がつく可能性があります。
もし今手元に記念硬貨がある場合は、一度よく観察してみるといいかもしれません。

エラーコインについては、以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方は是非参考にしてみください。

まとめ:500円記念硬貨は上手に使いましょう

まとめ:500円記念硬貨は上手に使いましょう

500円玉記念硬貨は、ただのお金以上の魅力を持つ特別な存在です。

普通の500円玉とは違うデザインや素材、限られた数しか作られていないことから、多くの人がコレクションとして集めています。
記念硬貨は使うこともできますが、その歴史的・文化的な意味を考えると、大切に保管するのも良い選択肢かもしれません。

もし記念硬貨に興味を持った方は、アンティーリンクで詳しい情報を確認してみてはいかがでしょうか。