メイプルリーフ金貨はどこで買える?百貨店や貴金属店などでの購入方法を解説
「資産防衛のためにメイプルリーフ金貨を買いたいけれど、どこで買うのが一番安心なのだろう?」
「普段利用している百貨店でも金貨は買えるの?」
このようにお悩みではありませんか?
初めて金貨を購入する際、偽物を掴まされないか、適正価格なのか、不安になるのは当然のことです。
この記事ではメイプルリーフ金貨を安全かつスムーズに購入するための方法を解説します。
百貨店での購入事情から、失敗しないサイズの選び方まで、損をしないための知識を身につけましょう。
- 古銭鑑定士
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2012年、古銭買取専門店「アンティーリンク」を創業し、古銭の買取・販売を始める。
2022年、日本唯一の古銭鑑定機関「貨幣商協同組合」に加盟
現在は古銭鑑定士として、テレビ等メディア出演多数
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メイプルリーフ金貨は百貨店で買える?
まず「百貨店で買えるのか?」という疑問の結論から申し上げますと、メイプルリーフ金貨は一部の百貨店で購入することが可能です。
しかし、「どの百貨店に行っても必ず売っている」わけではありません。
食品や衣料品のように常に陳列されている商品とは異なり、取り扱いには特定の条件や注意点があります。
まずは、百貨店で購入する場合の現状について詳しく解説します。
一部の百貨店(宝飾品売り場・時計売り場)で購入可能
メイプルリーフ金貨を取り扱っているのは、主に百貨店内の「宝飾品売り場」や「金製品売り場(ゴールドショップ)」です。
特に、大手地金商の特約店として入っている店舗であれば、メイプルリーフ金貨を購入できる可能性が高いでしょう。
三越、高島屋、松坂屋といった老舗の大手百貨店では、こうした貴金属コーナーを設けているケースが多く見られます。
百貨店で購入する最大のメリットは、やはり「圧倒的な信頼感」です。
長年利用している馴染みの百貨店であれば、偽物を掴まされるリスクを心配することなく、安心してお買い物ができます。
また、外商カードをお持ちの方や、百貨店のポイントを貯めている方にとっては、決済面でのメリットも感じられるでしょう。
在庫状況は流動的!事前の電話確認が必須
百貨店で購入を検討する際に、必ず行っていただきたいのが「訪問前の電話確認」です。
地金商の直営店とは異なり、百貨店の売り場はスペースが限られています。そのため、以下の点に注意が必要です。
- 在庫切れの可能性:金相場の変動や需要の高まりにより、当日の在庫がない場合があります。
- 取り扱い種類の限定:メイプルリーフ金貨には4つのサイズ(1オンス~1/10オンス)がありますが、全種類が揃っていないことがあります。
- 販売時間の制限:金地金の取引(売買)は、相場確定後の特定時間(例:10:00~16:00など)に限られる場合があります。
「せっかく足を運んだのに買えなかった」という事態を防ぐためにも、事前に「メイプルリーフ金貨の取り扱いや、在庫はあるか」「希望するサイズは取り扱っているか」を問い合わせてから来店することをおすすめします。
メイプルリーフ金貨はどこで買える?おすすめの購入場所4選
メイプルリーフ金貨を購入できる場所は、百貨店だけではありません。
ここでは、代表的な4つの購入ルートと、それぞれの特徴を比較して解説します。
【1. 地金商・貴金属店】
初めてメイプルリーフ金貨を購入される方に、最もおすすめなのが「地金商(じがねしょう)」と呼ばれる貴金属の専門店です。
地金商で購入する最大のメリットは、「適正な小売価格(定価)で購入できること」です。
地金商は、その日の金相場に基づいた公表価格で販売を行っています。
手数料(スプレッド)も明確で、不当に高い価格で買わされる心配がありません。
また、金地金のプロフェッショナルであるため、購入時の手続きや保管方法についても的確なアドバイスを受けることができます。
在庫も豊富なため、希望のサイズをスムーズに入手できるでしょう。
【2. コイン専門店】
「資産としてだけでなく、コレクションとして楽しみたい」
「自分の生まれ年の金貨を探している」
このようにお考えの方は、「コイン専門店」がおすすめです。
地金商が現行の新品(最新年号)を中心に取り扱っているのに対し、コイン専門店では過去に発行された年号の金貨や、限定デザインの金貨など、中古市場に出回っている品を取り扱っています。
専門知識を持ったスタッフがいるため、金貨の状態(グレード)や希少性について詳しく話を聞けるのも魅力です。
ただし、希少価値が含まれるコインの場合、地金価格よりも高いプレミアム価格が設定されていることがあるため、投資目的の場合は価格設定をよく確認しましょう。
【3. 百貨店】
先ほども触れましたが、百貨店の宝飾品売り場や貴金属コーナーも購入先の一つです。
地金商の直営店は主要都市のオフィス街にあることが多く、人によっては「敷居が高い」「わざわざ行くのが大変」と感じるかもしれません。
その点、百貨店であれば、普段のお買い物や食事のついでに気軽に立ち寄ることができます。
すでに信頼関係のある場所で購入できるという「心理的な安心感」は、百貨店ならではのメリットと言えるでしょう。
【4. ネット通販】※偽物に注意
楽天市場やYahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでも、メイプルリーフ金貨は販売されています。
「近くに店舗がない」「忙しくて営業時間内に行けない」という方にとっては、便利な購入方法です。
しかし、ネット通販を利用する場合は、以下のリスクに十分注意する必要があります。
- 価格が割高:店舗の運営コストやサイト手数料が上乗せされ、地金商の定価よりも高く設定されているケースが多いです。
- 偽物のリスク:実物を見ずに購入するため、信頼できる業者を選ばないと偽物を掴まされる可能性があります。
ネットで購入する場合は、必ず「運営元の実体がはっきりしている店舗(実店舗を持っているなど)」や「評価の高い店舗」を選ぶようにしてください。
失敗しない購入方法!サイズ選びと手数料の基礎知識

いざ購入しようと思っても、「どのサイズを買えばいいの?」「手数料はいくらかかるの?」と迷ってしまう方も多いはずです。
ここでは、購入前に知っておくべき金貨のサイズ展開と、お金に関する基礎知識を解説します。
予算に合わせて選べる4つのサイズ(1オンス~1/10オンス)
メイプルリーフ金貨には、主に4つのサイズが用意されています。予算や目的に応じて自分に合ったものを選びましょう。
| サイズ | 重量 | 直径 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1オンス(1oz) | 約31.1g | 30mm | 最もポピュラーなサイズ。資産としての保有に最適。 |
| 1/2オンス(1/2oz) | 約15.5g | 25mm | 1オンスでは予算オーバーという方向けの中間サイズ。 |
| 1/4オンス(1/4oz) | 約7.7g | 20mm | ペンダントトップ等のアクセサリー加工にもよく使われる。 |
| 1/10オンス(1/10oz) | 約3.1g | 16mm | 最も小さく手頃。プレゼントや少額からの積立に人気。 |
投資効率(コストパフォーマンス)を重視するなら、1グラムあたりの手数料が割安になる「1オンス」がおすすめです。
一方、予算を抑えたい場合や、少しずつ買い集めたい場合は、小さいサイズから始めるのが良いでしょう。
購入価格の仕組み:金相場+手数料
金貨の販売価格は、単純な「金の重さ×相場」ではありません。
金貨には、鋳造にかかるコストや流通経費、デザイン料、人件費などの諸々の手数料が上乗せされます。

重要なポイントは、「サイズが小さいほど、割高になる傾向がある」ということです。
加工の手間は大きくても小さくてもさほど変わらないため、重量あたりのコストで見ると、小さい金貨ほど手数料の比率が高くなってしまいます。
「とにかく金(ゴールド)を安く手に入れたい」という場合は、できるだけ大きなサイズ(1オンスなど)を選ぶのがセオリーです。
信頼できる販売店の見分け方(日本金地金流通協会への加盟など)
偽物を避け、適正な価格で購入するためには、販売店選びが何より重要です。
信頼できるお店かどうかを見分ける一つの指標として、「一般社団法人 日本金地金流通協会」への加盟有無を確認することをおすすめします。
この協会には、国内の主要な地金商や商社が加盟しています。
加盟店であれば、地金取引に関する正しい知識と倫理規定を持って運営されているため、安心して取引ができます。
また、店舗の実績や創業年数、スタッフが質問に対して明確に答えてくれるかどうかも、信頼性を測る重要なポイントです。
資産価値を守る!金貨の正しい保管方法と将来の売却
せっかく購入したメイプルリーフ金貨ですから、その輝きと価値を長く保ちたいものです。
しかし、良かれと思って行った手入れが、逆に価値を下げてしまうこともあります。ここでは、資産価値を守るための正しい保管ルールと、将来の売却についてお話しします。
絶対にやってはいけない「素手で触る」「磨く」行為
金は非常に安定した金属ですが、メイプルリーフ金貨のような純金(24K)は非常に柔らかく、デリケートです。
- 素手で触らない:指先に付いた皮脂や汗は、時間の経過とともに変色やシミの原因になります。触れる際は必ず手袋を着用するか、コインの縁(ふち)だけを持つようにしましょう。
- 磨かない:「ピカピカにしたい」と布でゴシゴシ磨くのは厳禁です。微細な傷がつき、コインとしての評価(グレード)を下げてしまう恐れがあります。
購入時のパウチやクリアケースは開封せずに保管する
地金商などで購入すると、金貨は専用のクリアケースやパウチ(ビニール封入)に入った状態で渡されます。

ブリスターパックに入った金貨
「中身を出して直接眺めたい」という気持ちになるかもしれませんが、これらは開封せずに保管することをおすすめします。
このパッケージは、金貨を傷や空気から守る役割だけでなく、「正規ルートで購入した本物であること」の証明書の代わりにもなります。
開封してしまうと、買取時に「完品」として扱われず、査定額が下がってしまうケースも少なくありません。
将来手放す時は「金貨の価値がわかる」相見積もりをおすすめします
将来、現金化が必要になったり、コレクション整理をしたりするタイミングが来るかもしれません。
地金はどこも適正な価格で売却できると思われるかもしれませんが、買取店によって値段が変わります。
そのため、売却の際は複数の店舗でお見積もりを取ることをおすすめします。
ちなみに、アンティーリンクの本日のメイプル金貨(1オンス)の買取価格は、680,100円です。
まとめ
メイプルリーフ金貨の購入場所や、失敗しない選び方について解説してきました。
最後に記事のポイントを振り返りましょう。
- 購入場所:一部の百貨店でも買えるが、在庫確認は必須。最も確実なのは「地金商(貴金属店)」。
- 選び方:予算に合わせて4つのサイズから選ぶ。小さいほど手数料(プレミアム)が割高になる点に注意。
- 保管:素手で触らず、購入時のケースに入れたまま保管するのが鉄則。
メイプルリーフ金貨は、世界中で信頼される「有事の金」です。正しい知識で購入し、大切に保管すれば、あなたの資産を長く守ってくれる頼もしい存在になるでしょう。
もし、お手持ちの金貨の売却をお考えの際や、「今の価値が知りたい」という場合は、ぜひ一度アンティーリンクにご相談ください。
LINEでの無料査定も承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせいただければと思います。
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