銀価格10年後(2035年)の予想!急騰の理由と3シナリオ【2026年版】

10年後以降の銀価格を予想!2050年には現在の688倍!?

2026年1月、銀(シルバー)の国際価格が1オンスあたり121.67ドルという史上最高値を記録しました。わずか1年余りで4倍近くに跳ね上がった計算です。

その後は調整が入りましたが、2026年3月現在も歴史的な高水準を維持しています。「手元に古い銀貨や銀の置き物があるけど、売り時なのかな?」という方に向けて、銀価格の今と10年後の見通しをわかりやすくまとめました。

2026年3月現在の銀価格はどのくらい?

2026年3月16日現在、銀の価格は1gあたり471.02円(税込)です(田中貴金属様の店頭小売価格)。

銀価格の推移(円・1gあたり)
時期 1gあたりの価格(円)
2024年末 約145円
2025年(急騰局面) 約150〜350円
2026年1月(史上最高値) 約650円
2026年1月30日(急落) 1日で31%超の下落(出典:CNBC
2026年3月16日(現在) 471.02円(田中貴金属・税込)
古銭の専門家として、古銭鑑定士兼株式会社アンティーリンク代表取締役社長の渡邉博のコメント
急落したとはいえ、現在の価格は2年前の3倍超。手元に銀製品をお持ちの方にとっては、今が大きなチャンスといえます。

銀価格50年の歴史をグラフで見てみよう

過去50年で、銀には3回の大きな「山」がありました。今回がいかに特別な局面かが一目でわかります。


第1の山:1980年「ハント兄弟の買い占め事件」

アメリカの大富豪・ハント兄弟が銀を大量に買い占め、価格が$50近くまで急騰。政府による規制で暴落した「人為的なバブル」でした。

第2の山:2011年「リーマン後の金融緩和バブル」

リーマンショック後に各国が大量のお金を市場に供給(量的緩和)したことで資源全体が高騰し、銀も$48まで上昇。その後$15台まで落ちています。

第3の山(史上最高値):2025〜2026年「実需に裏打ちされた上昇」

今回が歴史上最大の局面です。2026年1月に$121.67という史上最高値を記録。過去2回のバブルと違い、後述する「工業需要の爆増」と「構造的な供給不足」が背景にあります。

なぜ今、銀価格は急騰しているのか?3つの理由

①太陽光パネルに銀は欠かせない

銀は電気の通しやすさが金属の中でトップクラスです。太陽光パネルの発電セルには必ず銀が使われており、世界中でパネルが増えるほど銀の消費量が増えます。2025年の太陽光向け銀需要は前年比5.5%増と過去最高水準を更新し続けています。

②電気自動車(EV)はガソリン車より銀を多く使う

EVは電気系統が複雑なため、1台あたりに使われる銀の量はガソリン車の約1.7〜1.8倍です。EVの普及に加え、AIデータセンターや半導体でも銀を含む電子部品の需要が急拡大。工業用銀の消費は2025年に初めて年間7億オンスを突破したとみられています。

③供給は増やせない構造になっている

銀価格急騰の本質は、需要が供給を上回り続ける「慢性的な供給不足」です。

銀の約75%は、銅・亜鉛・鉛などを採掘する際の副産物として取れます。銀専用の鉱山を増やすことが構造的に難しく、価格が上がっても供給量をすぐに増やせないのが特徴です。2021年から5年連続で需要が供給を上回っており、主要鉱山は2026年に生産ピークを迎えた後、減産に転じると予測されています。

10年後の銀価格はどうなる?2035年頃の予測シナリオ

2035年頃の銀価格は、以下の3つのシナリオが想定されています。現在(2026年3月)の471円と比べると、どのシナリオでも「現在と同水準以上」という見方が主流です。

2035年頃の銀価格予測シナリオ(1gあたり・日本円)
シナリオ 予測価格(円/g) 想定条件
強気シナリオ 700〜1,000円 再生可能エネルギー・EV・AI需要が想定以上に拡大し、供給不足が長期化する場合
ベースシナリオ 350〜700円 工業需要が安定的に推移し、リサイクルの増加などで極端な供給不足は回避される場合
弱気シナリオ 250〜450円 世界景気の減速・工業需要の鈍化・円高の進行などが重なった場合
古銭の専門家として、古銭鑑定士兼株式会社アンティーリンク代表取締役社長の渡邉博のコメント
弱気シナリオでも現在の水準を維持、強気シナリオでは1,000円超という予測も出ています。いずれにせよ、手元の銀製品の価値が下がりにくい環境が続くとみています。

主要金融機関の近中期予測(参考)

より近い将来の目安として、世界の主要金融機関の予測も見ておきましょう。

主要機関の銀価格予測(USD/oz)
予測価格(USD/oz) 予測機関
2026年平均 $55〜$81
(参考:約1,700〜2,500円/oz)
ING(オランダ大手銀行):$55
Bank of America(米大手銀行):$56〜$65
JP Morgan(米最大手投資銀行):$81
2027年 $110前後 各社長期予測の中央値
2030年 $190前後 需給不足継続を前提とした長期予測

手元に銀製品・銀貨がある方へ

純銀製品
銀の国際相場が上がると、銀貨・銀製品の買取価格も連動して上昇します。とくに以下のような品物は、銀相場の恩恵を受けやすいです。

  • 戦前の銀貨(一分銀、一朱銀、丁銀ちょうぎんなど)
  • 記念1000円銀貨(純銀31.1gで作られた記念硬貨)
  • 銀製食器・銀の置き物・銀インゴット(地金)

売却のタイミングに迷う場合は、まず複数の専門業者に査定を依頼する「相見積もり」がおすすめです。一社だけの査定では損をするケースもあるため、比較することが大切です。

アンティーリンクでは、LINEを使った無料査定を行っています。見積もりだけのご相談でも構いません。お気軽にご利用ください。

銀価格に関するよくある質問

2026年現在、銀は1gあたりいくらですか?

2026年3月16日現在、銀の価格は1gあたり471.02円(田中貴金属・税込)です(日々変動します)。2026年1月には史上最高値となる約650円を記録しましたが、その後は調整が入り現在の水準となっています。


銀価格はこれからも上がりますか?

多くのアナリストは中長期的な上昇を予測していますが、確実な保証はありません。太陽光パネルやEVによる工業需要の増加と、構造的な供給不足が価格を支える要因として挙げられています。JP Morganは2026年の年間平均を$81/ozと予測しています。


手元の銀貨や銀製品は今売った方がいいですか?

現在は歴史的な高値圏にあることは事実です。ただし、今後さらに上昇する可能性もゼロではありません。売却のタイミングに迷う場合は、まず専門買取店で査定を受けて現在の価値を把握したうえで判断するのがおすすめです。アンティーリンクではLINEによる無料査定を行っています。


銀価格が上がると古い銀貨(古銭)の買取価格も上がりますか?

はい、銀の地金価格が上がると、銀を含む古銭・銀貨・銀製品の買取価格も連動して上昇する傾向があります。ただし、硬貨の状態・種類・希少性によって価格は異なりますので、専門の鑑定士への査定をおすすめします。

まとめ:銀価格の今と10年後の見通し

銀は今、歴史的な転換点にあります。2026年1月に史上最高値$121.67を記録し、調整を経た現在も高い水準を維持しています。

背景にあるのは、太陽光・EV・AIという「なくならない工業需要」と、構造的に増やせない供給の組み合わせです。2035年頃もベースシナリオで現在同水準以上、強気シナリオでは1,000円超という予測も出ています。

お手元に銀貨・銀製品をお持ちの方は、ぜひ一度査定を受けてみてください。今の相場を反映した適正価格を知ることが、後悔しない売却への第一歩です。

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