小判 本物と偽物の見分け方
こちらの記事では小判の真贋について解説していきます。
これを読めば、市場に出回っている小判の本物と偽物を見分けられると思います。
小判の真贋を判断する上で、参考にしていただければ幸いです。
[監修/執筆:渡邉 博]
本物と偽物の見分け方
小判の真贋を見抜くには以下を確認します。
1.重さを量る。(金品位を測定する。)
重さや金品位だけで判断することはできませんが、明らかに異なるものは偽物だとわかります。
2.デザインや色味を見る。
はっきりと真贋が確認できるのはデザイン(特に刻印)となります。
天保小判金
天保小判金は重さ11.2g、金品位56.8%が本物の目安となります。
偽物は目安となる11.2gよりも重く、今回は重さだけでも偽物と判断できます。
次に注目すべきは裏面の刻印です。
中央にひとつ(花押印)、右上にひとつ(極印)、左下にふたつ(座人印)、
合計で4つの刻印があります。
これがひとつでも足りなければ偽物の可能性が非常に高いです。
表面を見てみましょう。
表面には横線が入っているのがお分かりいただけると思います。
これは「槌目(つちめ)」や「茣蓙目(ござめ)」と呼ばれ、本物と偽物を見分ける際のポイントになります。
本物の槌目はうっすらとしていますが、偽物は深く、大量に刻まれています。
表と裏の刻印をアップで確認します。
お手元に小判がある方はルーペを使用するとよりわかりやすくなります。
「光」の跳ねや桐紋など、本物は線が細くなる部分があるのに対し、
偽物は全て一定の太さとなっています。
最後に質感です。
感覚的なものになりますが、本物はマットな質感で偽物はつるつるとしています。
▶︎天保通宝の真贋については、特集記事がございます。併せてご参照くださいませ。
また、今回取り上げた天保小判金については、こちらで詳しくご紹介しています!
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真贋確認でしてはいけないこと
本物の金か確認する手段として、試金石があります。
試金石にこすりつけると小判に傷が付き、
本物でも大幅に価値が下がりますので、
絶対にやらないでください。
最後に
小判の真贋について、いかがでしたでしょうか。
偽物はルーペで隅々まで確認すると、何かしらの違和感があることが多いです。
重さだけで真贋を決めつけることなく、まずは細部まで見てみましょう。
この記事を読んでも真贋の判断が難しい物がありましたら、
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真贋に加えて、今の相場でどのくらいの価値があるかも回答いたします。
日本には小判が12種類ございます。
見分け方についてはこちらのページで解説しています。
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