大きさ: 148×98mm
日華事変軍票 甲号10円 の買取価格
日華事変が勃発し、事実上全面戦争に突入した時に発行された軍票です。
昭和12年(1937)勃発の日華事変は昭和20年8月の敗戦まで8年続き、この間に何種類も様式を改正して甲号、乙号、丙号、丁号、戊号、ろ号と製造されました。
甲号券
日本軍が従来発行していたスタイルの縦型の軍票。1937年に発行されたが、デザインが明治通宝のものを用いたため陳腐化しており、額面300万円しか使われなかった。
乙号券
当時の日本銀行兌換券の文字を抹消し、「軍用手票」と大きく印刷して発行。丙号券日本銀行の文字を印刷していない紙幣に「大日本帝国政府軍用手票」の文字を印刷して発行。
丁号券
鳳凰や龍といったデザインに変更した「大日本帝国政府軍票手票」として発行。
戊号券
丁号券の表記を「大日本帝国政府」に変更して発行。
ろ号券
戊号券のうち「ろ」で始まる記号があるもの。仏領インドシナで使う目的の軍票であったが、殆ど使用されなかった。