

大きさ: 80×190mm
100,000円
大きさ: 80×190mm
旧国立銀行券とは
「旧国立銀行券」は明治5年に製造が決まり、明治6年から明治32年まで流通していた国立銀行が発行した「兌換紙幣(だかんしへい)」です。
兌換紙幣とは、金貨・銀貨との交換が保証されている紙幣のことです。日本には「金本位制」の時代があり、その期間は金貨を基準として通貨価値が定められていました。
しかし、紙幣と交換できる金貨を十分に確保できなかったため政府は明治9年、金貨と交換する権利をもたない「信用で交換成立する」不換紙幣の発行を銀行に認めることで、物価上昇や貨幣価値下落の解決を試みました。
この、明治9年に発行が決定された後発の不換紙幣と区別するために、「明治5年の国立銀行条例で発行が決定した兌換紙幣」を「旧」国立銀行券と呼びます。
兌換紙幣には、「一円」「二円」「五円」「十円」「二十円」の額面がありました。一方、不換紙幣として発行された「一円」と「五円」は、俗に新国立銀行券と呼ばれています。
その後、貨幣・紙幣の製造と管理は「日本銀行」という新しい銀行へ権利が移り、旧国立貨幣は明治32年に通用停止となりました。
旧国立銀行券1円
表の図柄は「田道(たぢ)」という仁徳朝の武人と兵船が描かれています。田道は仁徳天皇55年、蝦夷を討伐する際に亡くなりましたが、その後田道の墓から出てきた大量の毒蛇によって蝦夷たちを襲ったという伝説があります。
裏は「元寇の役」。日本に侵攻してきたモンゴル帝国との闘いの様子です。日本に攻めてきたモンゴル帝国の船が台風で壊滅状態になったことから、この台風のことを「神風」によって日本が勝利したと言われています。
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